9月も下旬になって漸く秋らしくなってきました。
今年は8月から9月にかけて雨が多かったことから、秋野菜を植え付ける畝の準備が大きく遅れており、今、その作業の真っ最中です。
一方で来月には、春に植えた落花生が収穫時期となります。
毎年、収穫前のこの時期を狙ってカラスがやってきます。
畝の周りには食い散らした落花生の殻があちらこちらに散乱しているのです。
カラスにとっては豆が入った落花生は美味しくて絶好の食べ物なのでしょう。
かと言って、食べさせるわけにはいきません。
そこで、被害を防ぐために、茎を覆うように畝全体に防鳥網を被せます。
しかし、”敵もさるもの引っ掻くもの” ではないですが、カラスは網の上に降りてきて網を沈め、網の目から嘴を突っ込んで喰い荒らすのです。
スイカの網のように完全に防鳥網を張れば確実に防げるのでしょうが、手間がかかるのでそこまでできず、簡単に置いているだけなのです。
そこで、今年は防獣網を止めて、テグスを張ってその効果を実験することにしました。
・支柱を立ててテグスを張った落花生の畝です。
「テグス張り」
先ず、植えている2畝の周りに向かい合う形で8本の支柱を立て、向かい合った2本の支柱に各々棒を渡します。
その支柱の外周に25㎝間隔で縦方向に3周回し、上部にも8本を渡しました。
これで落花生の畝はテグスで囲まれた形となっています。
カラスが落花生を食べるためには幅25センチのテグスを通り抜けなければなりません。
カラスは羽がテグスに触ることを嫌がるので、これによってカラスの侵入防止となり、被害が防げるのではないかと思います。
来月の収穫時に良い結果が出ればいいのですが・・・。