らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

タブレットの由来

2020-11-11 | 雑学

国が学校教育のデジタル化を進める「GIGAスクール構想」の取り組みが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて一気に加速したということです。
「GIGAスクール構想」? 
聞いたことがないけど、何のことなんだ?

「GIGAスクール構想とは、義務教育を受ける児童生徒のために、1人1台の学習者用PCと高速ネットワーク環境などを整備する5年間の計画です。
この構想の下、全国の大半の公立小中学校で、2020年度中に全児童生徒へPCあるいはタブレット端末が1人1台配布される見通しだそうです。

高齢者には欠かせない医療の分野ではオンライン診療が始まっていますが、殆どの医者がこの診療を始めたら、私のようなアナログ高齢者には、なかなか対応できそうにありません。
これも IT化の一例なのでしょうね。
時代は変わりました。

ところでタブレットと言う言葉は、PCと同じような機能を持っている小さな端末のためだけの言葉と思っていましたが、元々は別の意味でした。
そこで今日はタブレットの由来について調べました。


「タブレットの由来」
タブレット(tablet)とは「板、机、テーブル」などを意味した「 table 」に縮小辞の「let 」が付いた語、つまり「table(机)」から派生した語です。
縮小辞とは、名詞、形容詞に付加して「小さい、幼い」という観念、或いは愛称を表す接辞で、たとえば英語で「book(本)」に縮小接尾辞「let」が付くと「booklet」となって「小冊子」となるなどの類です。

タブレット(tablet)とは、もともと「小さな板状のもの」の意で、「錠剤」「鉄道の通票」「板状の情報機器」などのことです。
英語では、書字板(文字を書いたり消したりできる板)、銘板(建物や施設などに掲示する板)、錠剤、鉄道の通票(通行許可票)などを表します。
日本では、大正時代に主に「鉄道の通票」「錠剤」「銘板」という意味で使われていたようです。

一方、「情報機器」の意味が広まったのは近年のことです。
まず20世紀末にコンピューターへの入力装置であるタブレット(ペンタブレット)が普及します。
2000年代に入ると、コンピューターの一形態としての意味も加わるようになりました。
2002年にマイクロソフトが「タブレットPC(Tablet PC)」と呼ぶ概念を発表したのが、板のような形状で、タッチパネルやペンによる操作が可能なパソコンでした。
続いてアップルが2010年にi Padを発表しました。
これ以後、このようなコンピューターが「タブレット端末」と総称されるようになったということです。

コンピューターの一形態の端末だけの言葉と思っていたタブレットは、元々は「小さな板状のもの」の意で、楔形(くさびがた=v字形)の文字などを記した「粘土板」を指していたようです。