らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ジャガイモの実

2010-06-25 | 家庭菜園
今朝は嬉しいニュースから始めます。
サッカーワールドカップ南アフリカ大会で日本は決勝トーナメント進出を決めました。
日本時間の今朝3時から行われたE組最終戦でデンマークを3対1で破り、オランダに次いでE組2位で決勝トーナメントに進むことになりました。
岡田ジャパンおめでとうございます。
目標のベスト4を目指して頑張ってください。

さて今日の本題に入ります。
先日、テレビのトピックでジャガイモの実について報じられていました。その数日後には新聞でもこの話題が取り上げられていました。
それほどジャガイモに実がつくことは珍らしいようです。
ところが、この珍しい現象が私の畑で生じたのでご紹介します。

我が家のジャガイモの収穫は既に終了していますが、畑に残っていた芋から芽が出た茎に花が咲き、その花が受粉して実がついたものです。
ミニトマトのような小さな実をつけていたので撮影しました。下の画像がそれです。

・これがジャガイモ茎と実です。右側の竹の支柱に寄りかかって青いミニトマトのような実が付いています。


調べてみると、ジャガイモはナス科の野菜なので種類によっては実がつくそうです。
ジャガイモは殆どの品種で花が咲きますが、通常、咲いた花は摘み取ります。
しかし、品種によってはそのままにしておくと雌しべが受粉して実がつくそうです。

・拡大したジャガイモ(キタアカリ)の実です。青いミニトマトによく似ています。


植物が花を咲かせるのは子孫を残すためと小学校で習いました。そのことからすれば、ジャガイモも花後に実がついても不思議ではありませんね。
私たちが食べている芋は、地下茎の塊茎と言われている部分です。
ジャガイモは子孫を残す術をこの塊茎に得てから、種子を残す必要がなくなり、受粉能力が低下したとも言われています。
男爵やメークインは受粉の能力が低く、花は自然落下し結実しませんが、男爵から品種改良されたキタアカリは、かなりの確率で実ができるそうです。

・これがジャガイモの花です。


実の中には種が入っています。完全に熟してから実を収穫し、そこから種を取り出して乾燥させ、来春種を蒔くと発芽するそうです。
但し、同一品種の受粉とは限らないので、同じ種類の芋ができるとは限りません。
同じ芋をつくるには、種芋を植える方法が確実です。

・実を切るとトマトのような種があります。


このジャガイモの実を食べた人はいないようです。
ジャガイモ(塊茎)も、緑色の部分はあまりおいしくないとされており、ミニトマトのようなこの実も美味しいものではないだろうと言われています。