追及の手



このエントリーのつづき。
 安部首相はどんどん追及してますね。14日にはNHKで、朝日新聞自身がもっと努力せよ、と求めていたそうです。
 朝日が30年以上間違ってましたと謝罪したら、今度はそれが間違いだったことを自分の責任で全世界にしっかり周知せよ、ということですね。
 そんなの無理です、って朝日新聞が泣きごと言ったら・・・



 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

途中からしかしっかり見られなかった映画は


 しこたまお酒を飲んでから見に行った映画。やっぱりすぐに寝てしまって、ちょっと起きてはすぐ寝る、というパターンを繰り返し、それでも後半はなんとか目が覚めてみてました。

 それでも不思議に違和感がなく、全部見たのと同じような気になった映画、『マダム・イン・ニューヨーク』。インド映画。一家のなかでひとりだけ英語ができない主婦のはなし。

 これ、すごい。
 なぜなら、各場面各状況が「現代」の「アレゴリー」になっているから。

 アメリカ合衆国の価値観、Sex and the city、摩天楼の林立するニューヨーク・・・そして言語=英語が世界を覆う時代。
 その周縁の人間、英語のできない人。しかし、インド人は自分たち固有の価値観というのはしっかりあるのです。

 主人公の主婦、二児の母に愛を覚え、愛をささやくのが・・・フランス人なんだなあ! いろんな国の、いろんな人種の人がでてくる映画ですが、このポジションは、やっぱりフランス人。既成の秩序に動揺を与えてくる。そして、英語+ヒンディー語の映画の中にフランス語をシンボリックな形で聞かせるのです。
 主人公は英語も苦手だから、フランス語が分かるわけではないのですが、それでも、だからこそ。

 フランス語って、こういう位置にあるのですね。おそらく、昔も今も。

 それでいいのかも、って思ってしまいました。

 この映画に日本人は出てこないと思います(見逃した前半にも、たぶん出てないと思う)。これこそ、わたしが「日本というのは究極のアンチであるかも」という理由に繋がってくるのですが。
 日本人は今はここに場を持ってないと言えそうなんです。今のところは、ね。


[追記] 売り切れだったこの映画のパンフレットを金沢・シネモンドさんにしつこく頼んで(すみません)、やっと手にいれました。「フランス人」の役のひとはMehdi Nebbou、父がアルジェリア人、母がドイツ人という人ですね。まさに「フランス人」です(これは皮肉とか、そういうのでないことに注意してください)。

 監督のGaouri Shinde(女性)も、素敵なひとですね。

 今のインドは、こんなキラキラ輝く映画が作れるんですね。

[2012年/インド/ヒンディー語・英語/スコープサイズ/134分/英語:English Version]ですか。言語のところには[フランス語]も入っていいところですね。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )