音博会場内。写真撮ったら怒られますわな。だから空を仰ぐのみ。


 わたしは雲が好き。過ぎゆく雲が。ほら、あそこを行く、素晴らしい雲が。
J'aime les nuages... les nuages qui passent... là-bas... là-bas... les merveilleux nuages
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

音楽、足洗いますよ・・・


 おととい日曜日は「京都音楽博覧会」に行ってきました。

 もちろんわたしは去年の私的ベストアルバムのYasmine Hamdanを聴きにいったのです。ヤスミンさん、超かっこいい、美しい姐さんでしたね。それはいいんですけど。

 他の多くのお客は、ヤスミンをはじめとする世界の音楽にほとんど興味がないみたい。
 ペンギン・カフェがちょっと受けたかなと思いますけど。

 オープニングにサラーム海上さんが、いつになくかっこいい髪型でDJ登場してましたけど、そもそもお客さんたちはサラームさんがどれだけ現日本の音楽シーンで重要な存在か、知ってるんでしょうかね。こころもとないなあ・・・

 要するに、来ていたのは最後に登場する「くるり」を楽しもうという人ばかりだったんでしょうね。あ、わたしはくるりの演奏開始前に会場出ちまいました。

 ヤスミン・ハムダンもわたしはステージ前で見てましたけど、後のライトがまぶしくて困った。あれって、たぶん写真を撮ろうという不埒な輩への対抗のために、ステージの写真を逆光にしてしまうための措置だと思うんですが。 
 でもねえ、ちゃんとチケット買って見に来ているお客の目を焼いてしまっては・・・

 ちなみに、椎名林檎氏のステージがあって石川さゆり氏がサプライズゲストで出て『カーネーション』の主題歌うたってましたけど・・・
 あえて言ってしまいますが、椎名さんの歌ってる曲とか『カーネーション』とかはあまりに難しすぎる、不自然な感じがすると思ってます。
 こういう不自然なところに、日本の大部分のリスナーが「モダン」を感じ、その「モダン」に「自分たちは進んでいる」という妙な自負を感じて、その自負ゆえに「支持」しているとしたら・・・  (これ小室哲也から始まった傾向なんだろうか)

 日本国が亡びるとしたら、こういうところからという気がしますよ、本気で。

 でもわたし、ミュージシャンでもプロの音楽評論家でもないし、もう抵抗する気力もうせた感じです。へなへな。
 お客はみんな、高いチケット代払って来てるんだから、楽しませてもらうのが当たり前だと言われたら、はいごもっともとしか言えないし。

 廣瀬さんの作られた諸ユニット、馬喰町バンドさん、滞空時間さん、アラゲホンジさん、その他日本の歌とはなにか真剣に追求している方々、頑張ってくださいね。

 わたしゃもう、フランス語教育の防衛の方だけで手いっぱいですわ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )