わが青春の関西日仏学館


 さて例の学会ですが、ディディエさんもベルチエさんもレイさんもほかの先生方も、紅葉の美しい京都に来られて御満悦のご様子でした。よろしおしたなあ。

 会場の関西日仏学館は、わたしがフランス語を学んだところです。おまけにアルバイトで受付やってたりもしてました(給料がフランだての支払いだったのが面白かったです)。でも中が大改装されて、昔の面影も薄くなりました。

 二階に図書室があったんですが、そこでずっと司書をされていたま○子さんが一階で働いておられるのを見てびっくり。彼女もわたしをみてびっくり。これは久しぶりの再会。一緒にここで働いていたのははるか昔のことですね・・・

 稲畑ホールも階段教室状になりまして、演壇は西側に移りました。
 そうろとドアをあけると京大・増田先生の、お顔を拝さなければフランス人が話しているとしか思えない見事なフランス語の御発表が聞こえてきました。

 ベルチエさんたちに挨拶したいから来ましたけど、最近はなんかまじめな仏文学者の方々を前にすると、どうも引いてしまう自分を感じてしまいます。 (;_;)
 もっともレイさん(この人ほんといろんなことやってはります)が今回は意外にもカミュの書いているアルジェリア・フランス語というネタのお話だったので、思わず熱心に聞き入ってしまいました。

 さてベルチエさんの話、お題は「『パルムの僧院』とアロエの開花」とかいう変てこなもので、スタンダールとアロエに何の関係があるのかしらんと思ってたら、『パルムの僧院』はアロエの開花のように100年に一遍しか起こらないような奇跡の産物ではない、という話なんですね。ベルチエさんは何の話だか聞いてみないと分からない、読んでみないと分からないっていう題つけるのが好きみたい。 (^_^;)
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ワールドおやじ2


 今年も都内某所でワールドおやじの忘年会です。

 私の今年の一枚は先日ご紹介したとおりティケン・ジャー・ファコリーの『アフリカン』 L'Africain です。日本盤には田中勝則さんの紙の表裏を使った詳細な解説つきで大変勉強になります。ただコートディヴォワールにはティケンの前にアルファ・ブロンディ Alpha Blondyというアフロ=レゲエの巨人がいることに全く触れられていないのは残念です。いろいろ差しさわりがあるのかもと拝察しますが・・・

 もうひとつ、El Sur 10周年記念ということでエル=スールで手に入れた逸品わたしの一曲というのもありましたが、これはわたしはKayshaのKinshasa B Boyでした。
もう7年以上前の曲ですが、トトントトントン、スットントンなんて間抜けになりそうなリズムをここまでかっこよくできるのは凡手じゃないと思いました。ケイシャはコンゴの外交官のぼんぼんで、プロデュースとかもやる有能な奴です。

 あと皆さんにいろいろ主にアフリカの音を聞かせていただきましたが、まだまだわたしはアフリカは勉強不足なのに曲名、アーチスト名、あんまり覚えられませんでした。もったいない。
f(^_^;)

 とにかくこの夜は、久しぶりに羽を伸ばしたせいか、なんか気分がうかれすぎ。 (^_^;)
 後でいろいろ反省するといういつものパターン。 (;_;)
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