別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

試行錯誤にて

2008-04-30 | 別所沼だより
閉じこめておいた季節を ご覧にいれましょう
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  山茶花咲く沼のほとり
    枯葉が広げる緋毛氈 
   金波銀波の水かがみ  噴きあげの余韻    温かな穂のいろ メタセコイアに唱和する 

   蒲の穂に消ゆる山あり沼の上   誓子
     烏合の衆とぞ…  冬雲の北のあをきをわが恃タノむ   多佳子  
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2 コメント

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水に揺らめく姿 (boa !)
2008-05-01 07:06:05
山茶花の奥に拡がる沼の姿、色も、構図もやはり油絵を描く方が捉える属目です。同じものを観ていても、気持ちが反応するものは、人それぞれですから。

噴水が創り出す水鏡の揺らめく姿はそのまま、蛙さんの詩の世界ですね。沼の四季はこれからも次々にお見せいただけると楽しみです。

蒲の穂と、メタコセイアの色の同化するなかで、穂先がメタコセイアの影を切る絵に、誓子の句を重ねて、ぴったりです。
「烏合の衆」の余裕も。多佳子の空も。

美しい風景画をありがとうございました。



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水辺なれば ()
2008-05-01 15:21:06
詩情もうまれます。 読みの深いコメントで風景画もいちだんとよく見えますね。 ありがとうございます。 

 夏日に、ふゆの水鏡も懐かしく、涼気をお届けしました。 多くの写真を取り込むために、テーブルの学習です。 解らないことだらけですが、きっかけをくださったboa!さんにお礼を申しあげます。
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