別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

オキザリス

2009-07-18 | 別所沼だより

   

   来る途中、 子供御輿にであった。 担ぎ手も、世話役も汗だく。 きょうから夏休みだ。 蝉が鳴いている。 朝のうち小雨、 のち曇り、 無風。 団扇が離せない。 さらに昼頃の雨が追い討ちをかけて水分は飽和状態、 湿度82%もある。 気温28℃。 

  ミントの寂しげなふじ色、 オキザリス(カタバミの酸っぱい味を覚えている)の鮮やかなピンク、 水引草はあかい点描でなぐさめるけれど。 歪んだ硝子窓のむこうに、 ノッポな緑が水中花のように揺らいだ。


  水面を見れば雨が降っている

  涼を求めあつまる人たち、 走るひと… 回り灯籠のように、 音もなく過ぎてゆくのをぼんやりながめた。 足長蜂がなんどもご機嫌うかがいに来る。 カーテンの蔭に巣を作るつもりらしい。 

 しばらくどなたも見えないので、 すっかりここの住人になって本を読んだりメモを取った。 こんな時、 道造さんが飄然と現れたりすればクールになれる… 
 サウナのなかで いよいよ朦朧体になっていた。

 

   

  ヤマモト先生がジョギングの前後に立ち寄られた。 漱石が描く女性像など伺う。 ご研究の一端をさらりと話してくださるので、 いつも楽しみです。 写真に撮ったピンクの花はオキザリス。

  元気な坊やを追いかけて、 偶然入る方々。
  別所沼やヒアシンスハウスを文化発信の基地にして… 喜ぶ方など。 
   来訪10名。

                      -☆-

  今月の作品展示  ふしぎな小品展  江刺亜希子   ~8月30日
   いろいろな素材、 風景を織り交ぜてつくった作品
    

 

   和紙、 毛糸、ランプの芯、 麻縄、 しつけ糸の束、 籐編など。 
 作品の説明もタイトルもなかったので 勝手に想像する。
   ペガサス…  雄鳥… 

   

 

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