別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

魔法の草

2005-10-02 | 犬のブロンコ・ダン

                 どなたかいらした?     よく見えません…

   調子がわるいと、草を噛んで吐く。 ミントの葉だったり、 庭の隅の雑草をかんたんに噛んで呑みこむ。 いつだって、 教わらないのにこっそりと、このやり方で直してきた。 朝のうち具合悪そうでも 「みどりの毒消し」  さえあれば、昼頃にはすっきり元気、 魔法のようだ。 
  よかったね、心配したよ… 決まりの台詞にウインクする。 

  餌は17年間、変わらない。 毎朝、鶏のささみをゆでて2本 夕方ドッグフードを専用のカップに1杯、最近は2分の1ほどを食べたり食べなかったり。 
 ひとが食事をするときは、 今はきちんと正座で待っている。 以前はこうはいかなかった。 くんくん鼻をならして、 文字に直せないが 「ブゥ」 だか 「ぐぅ」 だったか複雑な音色。 
ターシャが言う 「豚の鼻」で大騒ぎした。

 ときどき膝に手をかけ上目遣いで  「ねぇ、ねぇってば! ここにいるんだけど」 とアピールする。 無視すると、ひときわ高く 「ワン!」 とだめ押し。

 アイスクリーム、おせんべい。 特にキュウリ、林檎、焼き海苔がすき。 なぜか麺類には目がない。敵討ちでもあるまいが スパゲティ、 そうめん、 ラーメン、 うどん、 そば、 細いものなら何でもござれ。 つるっと成敗する。
 家族の一員として一口ずつのつもりが、 じっと見つめられると蛙は勝てない。
  
「これだけよ」  は何の意味もないことを rugbyはとっくに学習している。

コメント (2)
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