徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ドイツの講義・授業と学生

2005-07-13 06:26:13 | 勉強
私が在籍しているプログラムでは、基本的に出席は取らず、試験にさえ合格すればよい、というスタンス。プレゼン・セミナーを課す講義は多いが、レポートは今のところ皆無。

ほとんどの学生はバイトをしている。私は日本で働いていたときの貯金を取り崩しているので、働くつもりはありません。バイトをしている人全員ではないけれど、まったく講義に来ないクラスメートが数人いる。彼らは試験のときだけやってくる。そして口をそろえて言うことは「忙しくて時間がないんだよね」。

中には、セミナーをブッチしたり、教授に、「その日、働くから別の日にセミナーをしたい」と堂々と交渉する人も。ドイツは授業料がかからないせいか、教授たちも「学生に勉強させないと」という使命感は持っていないような気がする。学びたい人が学ぶ。

そして、評価は日本の大学院のように甘くない・・・ちゃんと「不可」もつく。「優」が誰一人としてつかない講義もあった。

最後は私たちが講義を評価。最近は日本でも行われているようであるが、やっぱり、よりよく、より有益にしていくためには欠かせないものではないでしょうか。
例えば、ある講義で、去年の学生たちが、「専門用語が多すぎて、大変」と記入したら、今年は準備のための講義を行ってくれたり、専門用語集を購入してくれたりしてくれた。こうして講義を年々改善していくことは学校の評価の上昇にもなるので大切なことだと思う。