徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

休暇

2008-07-31 02:34:11 | Weblog
ドイツでは労働者は

年間6週間の休暇が義務付けられている

らしい。もちろん、一括でとっても分割でとってもかまわない。年間6週間というと結構長い気がするけれど、5日x6週=30日の有休、と考えるとそんなに多くないと思う。日本では勤務歴によって違うけれど、有休20日を持っている人はたくさんいると思う。それに加え、多くの企業では祭日、(夏休み、)年末年始も休み、と、考えると、日本のほうが有休の日数は多いはず。

でも、日本ではなかなか有休を取れないのが現実。ドイツでは休暇は義務なのに対し、日本では権利、といった感じ。

ドイツでは5月に連休があり、バカンスシーズンだった。そして、8月もまたバカンスシーズン。大学だから、ということもあるかもしれないけれど、3週間くらい休む人が多い。日本では

3週間も休む会社員(教授)は見たことない

私の知っている限りでは10日間が最長だった。私の最長は1週間くらいだったかなぁ。それも、年末年始の休みに有休を1日足した、とかそういう感じ。

さて。バカンスシーズンを目前に控えたある日、ポスドクから『あおも休暇とっていいんだよ』といわれた。分かっているけれど、休んでも特にすることもないからつい、大学に行ってしまう。休み明けに仕事がたまっているのもうんざりするし。

でも、実際3週間休んでいるドイツ人が休み明け大変そうか、というと、いつもよりはメールの処理などに時間を取られるけれど、いつまでも大変そうではないし、繰り返し3週間の休みを取るところを見ると、休みをとっても本当は問題ないのだろうと思う。要は、

3週間休む度胸があるか

ということなのではないか、と最近思う。そして、その度胸は私には一生ないと思う。
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誕生日

2008-07-30 02:50:00 | Weblog
先日、30数回目の誕生日を迎えた。ドイツでは誕生日の人がパーティを主催するのが慣わしだけれど、私は面倒なので、パーティはせず、ひっそりと誕生日を過ごした。ここ数年は『誕生日は両親に感謝をする日』になっている…

ドイツで4回目の誕生日を迎えたわけだけれど、去年まではタンデムくんがお祝いしてくれたけれど、今年は彼はドイツ国外で就労中なので残念ながらお祝いはなし。でもひそかに、『電話かSMSくらいは…』と期待していたけれど、

どちらもなし。ついでにメールもなし

が、タンデムくんにもらったバラが5月の時点でもうだめかと思っていたけれど、肥料が良かったのか、何が良かったのか分からないけれど誕生日前につぼみがつき、誕生日に花が咲き、思いがけない誕生日プレゼントになった。

そのほか、まだドイツにいる友達、日本にいる友達からSMSや電話、メールなどでお祝いしてもらった。中にはかれこれ20年近く付き合っている友達もいて、彼女は結婚して子供がいて、と状況が大きく変わったのに相変わらず誕生日にメールをくれるのはとてもうれしい。



研究室のポスドクの1人は先週末が誕生日で、

実家に帰省した

彼が帰省するのはたいてい、

誕生日、夏休み、クリスマス、イースター

やっぱり誕生日はドイツ人にとって一大イベントなのは間違いない。
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論文投稿

2008-07-26 03:07:46 | 勉強
どこまでもポジティブな教授とポスドクにそそのかされて4月に雑誌に投稿した論文が、reviewerから戻ってきた。4月中旬以降、まったく音沙汰がなかったので、rejectされたのかな、と思っていた(corresponding authorはポスドク)。

修士論文としては良くできたと思うけれど、投稿論文としてはちょっと弱いかな、と思っていた。
が、2人のreviewerの評価はそれぞれ

発表してもいいんじゃない?

という評価だった。で、main review pointsとminor review pointsを訂正、情報追加などして今月中旬に再送付した。それにしても、reviewerって、何でも知っている感じがして驚いた(同じ分野の研究者がreviewerだから当然と言えば当然だけど)。この論文が参考になる、とか、このグラフをこの2つの条件で分けてグラフを作ればまた違った考察が出来るんじゃない?とか、とてもためになるアドバイスをいただいた。

main review pointsは2人のreviewerとも、私が自分で『少し弱いよね』と思っていたところ(同じような研究をしている人とのmethodの比較)をついてきた。まぁ、最終的にはポスドクがとてもきれいに

こうこうこういう洗練された方法も発表されているけれど、この論文の趣旨からは外れるので今回はその方法を採用しなかった

とまとめてくれた。

今回投稿したのはドイツで発行されている英語の雑誌。投稿規定の中に、

ドイツ語の要約をつけることを推奨する

とあった。『努力目標でしょ』ということで、4月に投稿した段階では(ポスドクの)時間もなかったことからドイツ語の要約はつけなかった。

reviewerの1人が『ドイツ語の要約がない』と書いてきた

しかも、

main review pointsの最初に

そんなに重要なのね。というわけで、ポスドクに書いてもらった。

もう1つ、『そうなのね~』と思ったreview pointは、

イギリス英語を使ってね

確かに、ドイツの人の英語はイギリス英語。でも、私が習ったのはアメリカ英語。かろうじで、centerがcentreとか、colorがcolourなのは知識として知っていたけれど、greyがgrayなのは知らなかった。発音は同じなのか?スペルチェック機能、大活躍。

4月に投稿したときは『修論の延長』と言う感じであまりよい出来栄えではなかったけれど、今回reviewersのアドバイスを取り入れたらなかなか良い感じになった。

ドイツ滞在のまとめ、です。

///日本で投稿論文の経験がないので、日本語訳が分からないところは英語にしました///
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化粧水

2008-07-15 04:05:24 | Weblog
化粧品は日本から送ってもらっているけれど、化粧品自体もそこそこの値段するし、送料もとても高いので、けちけち使っている。が、足りなくなるときがある(主に化粧水)。

そしてたまに『やっぱり肌のことを考えたら安いものでもたっぷり使ったほうがいいよね』という考えに行き着き、スーパーやドラッグストアを物色する。デパートで売られている高いものは失敗したときのことを考えるとなかなか買えない。

日本にいたときの私の肌はとても丈夫で、化粧品でかぶれたりしたことはなかった。が、こちらで化粧水を選ぶときは念のため、

敏感肌用・しっとりタイプ

を買うことにしている。先日買った安い化粧水(オイルフリー・敏感肌用・しっとりタイプ)は決して嫌な香りではないけれど

香料がきつい

そして、ちょっと多めにつけるとぴりぴりする。日本の商品では感じたことのない痛さ。そこそこしっとりはするんだけどね。これも失敗かぁ。ボディローションとして使用だな。

日本でも有名なドイツのメーカーの化粧水も以前試してみた。それはぴりぴりはしなかったけれど、香料はやっぱりきつく、『乾燥肌用』を使用したにもかかわらず、つけてもつけても潤わなかった。

次回はオーガニックのお店の化粧水を試そうかしら。
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シッター

2008-07-08 04:14:04 | Weblog
毎週やっているベビーシッター、一時、子供の数が激減し、シッターの人数も減らそうか、という話もしていた。
が、その直後、新しい子供たちが入ってきて登録されている子供は10人弱となった。お客さんが増えてうれしいことはうれしいけれど、

毎回、泣きすぎで吐いてしまう子供

がいる。最初はただ単に私にもたれて泣いていただけで、他のシッターに『その子、放っておいていいですよ』といわれたけれど、その子供、私に思いっきりもたれて泣いていたので、しばらくかまっていた。

そうしたら突然吐いた。あっという間のことだったけれど、

私、よけた

思わぬ自分の反射神経にびっくり。子供に不慣れな私は、子供が『泣きすぎると戻す』ということを知らず、パニックになったけれど、戻したものを始末して、服を着替えさせて終了。

今はその子は吐くことはなくなったけれど、もう1人、毎回戻してしまう子供がいる。その子のママも『この子、すぐ吐いちゃうんです』と言っていた。戻してしまう子供も辛いでしょうに。

その子、最初は着替えの服を1着しか持って来ていなかったけれど、最近は

2着

持ってきている。そして、2着使ってしまうこともある。先日はまだママがいるうちに戻してしまい、1着使用。

でも、だんだんと泣いている時間が短くなってきた。特に後半は、お絵かきしたり、折り紙で遊んだり出来るようになったので、戻さずにママの帰りを待てる日も近いと思われる。
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昇給

2008-07-05 03:49:25 | 勉強
4月から学生でなくなったので、バイトの時給が4ユーロほど上がった。契約完了したとき、

給料、約1.5倍になる

と皮算用した。
4月末。給料明細を見てびっくりした。

3月までとほとんど変わっていない…

3月までは年金だけ引かれていたけれど、4月分からは年金のほか、

健康保険、失業保険、介護保険(かな?)

も引かれていた。4月は各保険、第1回目、ということで大幅に引かれていた。友達に聞いたら『健康保険は自分の保険に入っていれば返してもらえるはず』という話だったので、手続きをしようと思っていた。

健康保険のほか、年金(日本で国民年金に加入中)も返してもらいたいので、担当オフィスに聞きに行った。

健康保険は強制加入

返金を求めるのなら、自分で払っている健康保険を解約するしか方法がないらしい。私の場合、滞在許可を取るのに健康保険は必須で、その強制加入の健康保険で問題はないけれど、バイト契約が短期なので、いつ健康保険が切れるか分からないし、今の契約は7月までなので、健康保険の解約はしないことにした。

そして年金。年金はどうやら

ドイツを離れて3年後に返還請求手続きができる

らしい。3年後って。ちなみに、3月までは月最大約60ユーロ、今は月約100ユーロ払っている。今お金が必要なのに。今の100ユーロと3年後の100ユーロって価値が違うと思うし。為替レートだってどうなっているか分からないのに。
多分、1000ユーロくらいは払っていると思うから、返還されたらちょっとしたお小遣いになりそう(また皮算用)。ユーロ貯金と思えばいいのか?

結局4月から昇給したとはいえ、手取りは200ユーロほどしか増えていない。さらに、今まで交通機関は学生用の定期を安く買っていたけれど、その恩恵にあずかれず、メンザでも学生料金ではないから最終的な純増加は100ユーロくらいと思われる…皮算用をしてしまっただけに少し悲しい。

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