徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

オレンジジャムを作る

2024-01-30 17:06:21 | ソクチくん


ソクチくんがたくさんのオレンジをもって実家から帰ってきた。今の時期、ソクチくんの実家のある村に収穫したてのオレンジを売りにイタリアから来る人がいるようで、私たちも分けてもらっている。今回は

ジャムを作る

と、普段よりもたくさんオレンジをもらってきた。このオレンジは収穫後、ワックスや防カビ材を塗ったりしていなくて、何なら火山灰が付いたままだったりする。

というわけで、オレンジの皮も少し入れてソクチくんがジャムを作った。
が、

固まらない

ということで、散歩がてら近所のスーパーにペクチンを買いに行った。買いに行く途中で「なぜ固まらなかったのか」を聞いた。

写真の左側の箱はこの時スーパーで買ったペクチン(ほかにも何か混ざっている)で、これは砂糖と果汁を1対1(厳密には違うけど)で使うもの。
ソクチくんが使ったペクチンは1対2で使うものだったけれど、ソクチくんは約1リットルの果汁に対して

砂糖1キロ

使った、という。それは1対1だね。
『ほら、オレンジのジャムって苦みがあるから砂糖たくさん入れた方がいいし』というのでびっくりした。いや、その苦みがおいしいんじゃん。

数年前、義父がジャムを作ったとき、やっぱり砂糖を入れすぎてジャムが固まらなかったことがある。その時ソクチくんは『ちゃんと説明通りに使わないからだよ』と文句を言っていた。

今回、その話をしたら、『うん、僕は絶対ああいうことはしないと思っていたんだけど、

遺伝子ってすごい

ね』と言われた...


ソクチくんの友達で、ケーキを作らなくなった人がいる。作らないと言っても、プレミックスを買って焼くことはあるので、なぜだろう、と思ったことがある。話を聞いてみたら、『自分で作ると「こんなにたくさん砂糖が入っている」と気になるけれど、

プレミックスではどのくらい砂糖が入っているのかわからないから気にならない

から』と言われた。当時は「何がどのくらい入っているかわかっているほうが良くない?」とピンとこなかったけれど、今回、4瓶と少しのジャムができ、1瓶に約250グラムの砂糖が入っているのか、と思うと積極的に食べる気にはならず、ソクチくんの友達の気持ちがよく理解できた。

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ポテチ発見

2024-01-29 17:19:44 | Weblog


いつも行く近所のスーパーのレジ近くに湖池屋のポテチが積まれていた。照り焼き、わさび海苔、カラムーチョの3種。製造者は

湖池屋のベルギー支店

。ライセンス契約ではないんだ、とびっくりした。

せっかくなので照り焼き味を買った。2ユーロくらい。

ソクチくんも私も普段あまりチップスを食べないので、ドイツのチップスと比べてどう、というコメントはできないのだけれど、ソクチくんは『ドイツのチップスよりも脂っぽくないと思う』と言い、私は『ドイツのチップスよりも厚い気がする』と思った。

味は、「照り焼き」というものの、普通の塩味っぽい(おいしかった)。

原材料を読んでみたら、

塩が4か所

出てきた。

・醤油パウダーに含まれる塩
・照り焼き調味料に含まれる塩
・ポテチ全体に使う塩
・燻製塩

日本で売られているポテチのパッケージや原材料は知らないけれど、今回買ったポテチはパッケージも含め、なんとなく高級感漂うポテチだった。
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ストライキの季節

2024-01-28 16:56:28 | Weblog
去年の夏もストライキがあったけれど、今月もまたストライキがあった。主なものは

ドイツ鉄道と農家

。ドイツ鉄道は去年の夏にもストライキをやっていたんじゃないかと思うけれど、今回は運転手の組合によるストライキで、去年のクリスマス前には「交渉がうまくいかなければ

1月に断続的にストライキ

をする」という報道があった。
1月の半ば、3日間くらいストライキがあった。それでも交渉が成り立たなかったようで、その2週間後(今)、

水曜から月曜まで

の予定でストライキが始まり、ようやく交渉のテーブルに両者が座ることになったようで、ストライキは日曜で切り上げになった。
私はドイツ鉄道は普段使わないので影響はないけれど、長距離通勤をしている人たちには大打撃。


もう1つのストライキは農家によるもの。「農家のストライキ?」と不思議に思ったけれど、トラクターで道をふさいだり(警察関係の許可はあるらしい)するので、デモよりはストライキになるらしい(日本総領事館からのメールでは「デモ」だったので、やっぱりデモなのかも)。

農家に対する税優遇措置削減(例えば農業車両は免税だれど、それを撤廃)実施に対するストライキのよう。
私たちが牛乳を買っている農家もストライキに参加しているようで、畑に「Ohne Bauer, kein Bier」のサインが立っていた。日本語に訳すなら

農家なければビールなし

あたり。ドイツっぽい。
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ベランダ太陽光発電~バッテリー設置

2024-01-27 17:18:04 | 2人暮らし
ソーラーパネル設置後、ソクチくんが『バッテリー買いたいけど高いな…』と言っていた。ソーラーパネルで発電した電気は、あお家で消費しない分はネットワークに流れ出ていた。

去年の日本滞在中、ソクチくんから『バッテリーが少し安くなってる!

欲しい

(「欲しい」は日本語で)』と連絡があった。ソクチくんがこういう連絡をしてくるときはもう買う気になっているので『買っていいよ』と返事をした(買っていいと言わなくても買うけど)。私がドイツに戻って数週間後、バッテリーが届いた。容量は1kWh。ついでにスマートプラグもいくつか購入していて、冷蔵庫や洗濯機、食洗機などのプラグにつけた。バッテリーに電力が溜まっていれば、優先的にバッテリーから電力が自動的に供給されるようになった。

おかげでバッテリー設置後の7月半ばから12月の平均で約1kWh/日がソーラーパネルから供給された。1月から6月の平均は約300Wh/日なので、ずいぶん改善された。

とはいえ、10月前半くらいまではバッテリーの容量が足らず、ネットワークに流れていった電力も多かった。
(あお家の場合、夏の間は9時半くらいから突然発電量が上昇(550~600W)し、洗濯機(1.5h)→食洗機(2.5h)と電力を使っても、600W以上消費する時間はそれほど多くないので、結局バッテリーが少し放電してまた充電になり、電力使用が追い付かない。秋以降はさすがに日も短いし天気も良くないので発電量自体多くなく、発電した電力があふれた日は多くない)

多分、バッテリーの元を取れる日は来ないと思うけれど、ソーラーパネルで発電した電力を自分たちで使えるのはうれしい。

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本- The Morning After by Lisa Jackson

2024-01-26 15:50:57 | DVD・本
相変わらずgooのトップページにはつながらないので、いつブログも見られなくなるかわからないので、つながる間はしばらく投稿を続けようと思う。





「The Morning After」が手元に来た。知らない著者さんだったので、とりあえず調べた。

日本語のウィキペディアにエントリーがあり、「ロマンス小説のジャンルではベストセラー作家」と書かれていた。作品リストを見たら、日本語訳が主に90年代にハーレクインから10冊以上出版されていたので、「ハーレクインは読んだことないし、プロローグだけ読んで全部読むかどうか決めよう」と、プロローグ5ページを読んだ。

腐敗中の他人の棺に生きたまま入れられ、その中で目を覚ました被害者

の混乱と絶望が書かれていた。
「え?これ、ハーレクイン?どんなストーリーになるの?」と思ってウィキペディアを読み返した。
2000年以降はハーレクイン以外の出版社からも日本語訳が出版されていて、どうやら私が読み始めた本は

サスペンス

だったよう。

棺に入れられた被害者は救出されるのか、犯人は誰なのか、どうストーリーが進んでいくのか気になり、読み続けることにした。

犯人はThe Survivorという名前で序盤から時々登場し、犯行を重ねるのだけれど、棺にマイクを仕掛けて被害者の最後の声を聞いたり、その声をカセットテープに録音して被害者友人に届けたり、犯人が新聞記者の自宅に侵入(鍵をこじ開けた形跡なし)し、新聞記者が「まだ犯人がいるかも」と思いながら自宅を点検する様子とか、後日、愛車のタイヤが4つともパンクして立ち往生していたところに「お困りですか?」と声をかけてきた男性が犯人なのかそれとも善意の第三者なのか分からず、新聞記者が精神的に追い詰められている様子とかに「うわ…」と思うのだけれど、次が気になって読み進められた作品だった。

途中からロマンス色が強くなり、結局犯人は新聞記者の自宅にどうやって侵入したのか、とか、最初の被害者宅の留守電のメッセージを消去したのは誰?何のため?とか、いろいろ疑問は残った(読み落としてなければ)。最近の日本の小説は伏線の回収が見事なばかりか、「これも回収するんだ」というのも多いので、特に新聞記者宅侵入の手口については、誰が合鍵を持っていたのかが何度も出てきたので、「これもスルーか」と少し物足りなかった(読み落としてなければ)。

英語は割と簡単で、知らない単語、言い回しなどはあるものの、同じ単語が繰り返し出てくるので1回調べればOK。さらに、繰り返し出てくることで記憶にも残るので、サスペンス(とロマンス)をお好きな英語を勉強している方にお勧めな1冊。

この作品には、警察関係者にオカノさん、ヒロインの愛車がスバル、ヒロイン親友の飼い犬の名前がミカドと出てきた。このシリーズの1冊目が日本で出版されている(邦題『アトロポスの女神に召されて』)ので、日本マーケットを意識したのかな、と思ったけれど、本作品は翻訳されていなくて残念。

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gooへのアクセス

2024-01-25 19:28:13 | Weblog
gooのトップページにアクセスしようとすると、「お客様のリクエストはNTTドコモのセキュリティポリシーにより拒否されました。」と出るようになった。
それでも今朝まではニュースにはアクセスできたけれど、今はそれにもアクセスできなくなってしまった。

何かをした心当たりはないので、一昨年の4月からYahoo Japanに日本国外からアクセスできなくなったのと同じ理由なのかしら、とも思う。

ブログもいつアクセスできなくなるかわからないので、とりあえず投稿。

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ベランダ太陽光発電~大家さんを巻き込むその2

2024-01-24 16:32:45 | 2人暮らし
あお家のベランダ太陽光発電のソーラーパネルは2枚。私たちが住んでいるのは一軒家の1階部分で、テラスがある。大家さんは2階、3階に住んでいてバルコニーが東と南側にある。ソーラーパネルは最初は2枚ともテラスにあった(東と南側)けれど、南側のパネルは早い時間にお隣さんの家の陰になるので、お願いして大家さんのバルコニーの手すりに移動した。

去年の6月、私が日本から戻ってきたら、

もう1枚も大家さんのバルコニーの手すりに移動

していた。ソクチくんの話では、大家さんから『もう1枚も手すりにつける?』と言ってくれたらしい。発電時間が伸びたのでありがたい。

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携帯を置くマットを作る

2024-01-18 21:54:05 | Weblog


11月に始めた刺し子がとても楽しくて「もっとやりたい」と思った。キットは全部そろっていて楽だけれど、ふきんは使わないし、コースターはあるし、どうしようか、とネットで少し調べたら、素敵なブックカバーを売っている方がいた。「いいなぁ」と思ったものの、人前で使えるものを作るにはまず練習、ということで、夜、ベッドサイドテーブルに携帯を置くマットを作ることにした。

刺し子のデザインは、書き方を公開している方がいたので、それを参考にした。

テーマはやっぱり

あるもので作る

ということで、表布はソクチくんの穴の開いたジーンズを解体したものがまだ残っていたので、それ。裏布も手持ちのもの。刺繍糸はソクチくんの実家で余っていたもの。

問題は、刺し子のデザインを表布に何で書くか。
まずはチャコペーパー。赤、白、黄色を試したけれど、白と黄色は見にくい。
チャコペンは刺しているうちに消えちゃうだろうし。

と、これまたネットで調べたら、

フリクションシリーズ

を使っている方が多かった。フリクションの色鉛筆なら持っているので、それを使ってみた。
黄色なら何とか見えるかな、という程度だった…
さらに、ごしごし線を書いていたら

ジーンズが伸びて

交点が合わなくなった。

とはいえ、何とか刺せるくらいに線が見えるようになったので刺し子開始。ちなみに、義実家からもらった刺繍糸はどれも25番のもので、

西ドイツ製

だった。色は、赤、オレンジ、ピンク、茶、緑、黒。1綛の長さが10メートルと8メートルのものがあり、もしかして以前は10メートルだったりしたのかしら、と思った。

(「綛」は、その昔、名前に綛のつく同級生がいて、やっぱりみんな読めなかった。そんな時、「糸を1綛、2綛と数えるときの綛です」とその同級生は説明していたけれど、私は「糸を数えるときの綛?」と思っていたけれど、今になって「これか!」とやっとわかった。)

外枠は茶、模様はピンクとオレンジを選んだ。出来栄えについては思うところは多々あるものの、おおむね満足。やっぱり楽しかった。


さて、「刺し子」とはなんだろう。もともとは布の補強らしいけれど、この前したふきんでは、裏側の模様も楽しめた。今回の携帯を置くマットは表布に刺し子をしてからマットに(ソクチくんが)仕上げたので、裏側には模様がないのだけれど、「刺し子」になるのだろうか、と定義に関しては相変わらずよくわからない。

去年ドイツのテレビ番組の1コーナーで刺し子が取り上げられたようで、先日たまたまその動画を見つけた。5分弱のコーナーで、すべてドイツ語だったのであまりよくわからなかったけれど、ドイツ人で刺し子をしている人が刺し子を紹介していた。テーマは

ジーンズの修理

だった。穴の開いたジーンズの補修で、あて布をしてチクチク縫ったものがいくつか並べられていたけれど、直線やらせんで正直「え?あまり魅力的じゃないけど」と思ってしまった。一緒に見ていたソクチくんは『刺し子って、装飾的な面もあると思うんだけど、これ、まったくなかったね』と言っていた。

刺し子、よくわからないけれど、またやりたい。
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