徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

映画-しあわせのパン~Bread of Happiness

2022-02-27 14:18:17 | DVD・本
国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」の4本目は、この映画祭を教えてくれたタンデムパートナーが『とてもよかった。次の日本旅行ではぜひ北海道に行きたい』と言っていた2012年公開の三島有紀子監督の『しあわせのパン』(英語字幕付き)。


北海道の田舎でおしゃれなカフェを営む夫婦の物語で、たぶん多くの人が「こういう暮らしに憧れる」と思うだろう生活が描かれている。こういう雰囲気を好きな人は楽しめる映画だと思うけれど、私はついつい現実を映画に持ち込んでしまうため、合わなかった。

カフェ、どうやって採算を取っているんだろうとか、オーブン、外にあるみたいだけれど、冬の間も稼働するのかしら?とか、若い女性客がシャワーを浴びているところに知り合いの青年にタオルを持って行ってもらうオーナー妻、などの描写を見て『これは憧れの生活を描いたメルヘンまたはファンタジー(オーナー夫婦は互いに『りえさん』『水縞くん』と呼び合って微妙な距離感を醸し出しているし)』と思って見たけれど、最後、りえさんが妊娠して、「100%メルヘンというわけでもないね」と、よく分からない映画だった。オーナー夫婦が縁もゆかりもない場所でカフェを開くことになった経緯や夫婦の謎の距離感も、意味ありげに語られていたけれど結局分からなかったのがちょっと消化不良。

映像は色遣いや小物の配置などがとてもきれい(そしてそれらが主演の原田知世さんにぴったり合う)だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間違い探し?

2022-02-26 13:01:08 | Weblog


この時期ドイツでは羊の群れが草を食べに場所を移動していて、私たちが牛乳を買っている自販機に行く途中の畑(草地?)にも羊の群れが来ていた。

ソクチくんが『あそこ、

おかしくない?

』と指さしながら言ったので、そちらを見たら、確かにおかしい。間違い探し的なおかしさ。

その日は携帯を持っていなかったので写真を撮れなかったけれど、昨日は携帯を持って出かけて写真を撮ってきた。羊たち、まだ滞在中だった。


間違い探しの答えは、羊の中に

牛が1頭

だけ混ざっている。羊が100頭くらいいる中で牛は1頭だけ。お互い気にせず仲良く生活できるものなんだな。
昨日は牛が立っていたので目立っていたけれど、先日は座っていたのでなかなか面白い絵だった。

羊が草を食べて肥料を落としていくのでよいシステムだな、と思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画-南極料理人~The Chef of South Polar

2022-02-25 14:05:00 | DVD・本
思った以上に国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」を楽しんでいて、早めに感想を書いておかないと忘れてしまいそう。

3本目の映画は2009年公開の沖田修一監督の『南極料理人』(英語字幕付き)。ネットで話題になっていたのは覚えているけれど、10年以上前だったのか。

南極のドームふじ基地で過ごす8人の個性的な隊員の1年間が描かれ、基本は料理人の西村(演:堺雅人)と医師の福田(演:豊原功補)の他の隊員との絡みで、どのエピソードもとても面白かった。西村が出す料理はとても冷凍食品、乾物、缶詰で作ったとは思えないくらい豪華だった。

「自由に外出できない。娯楽も少ない状況が1年も続いたらメンタル大変だよね」というのもコミカルに描かれていて、私も自分の日本での大学生活を思い出してしまった。

私の研究は、当時高高度での紫外線量が『低地よりも多いと言われるけれど、どの程度多いのか』がそれほど計られていなかったので、自動車で高高度までアクセスできる乗鞍岳で計ってきた。1年目はふもとの民宿に教授や先輩たちと泊まり、孤独感はなかったけれど、2年目と3年目は当時あった国立天文台の乗鞍コロナ観測所の敷地内で日中の観測をさせてもらい、宿泊はそのすぐ下にあった東京大学宇宙線研究所の乗鞍観測所でお世話になり、職員の皆さんには良くしてもらって楽しく過ごした(流星群の時はコロナ観測所で寝袋に横になりながら流星群を待ったりした)のだけれど、やっぱり

外出先がない、友達もいない

というのは大変だったな、と思う。さらに当時はインターネットどころか携帯の電波もあのあたりは圏外だったと思う。つまり、天気が悪いと1日中することがなかった。

私は夏期限定で1回の観測で2、3週間の滞在を数回しただけだったけれど、南極の滞在は1年なので、本当に精神的にきついだろうな、と思う。

とはいえ、映画ではどれも笑えるエピソードになっていて、本当、面白かった。私が好きなエピソードは「伊勢海老のエビフライ」と「朝からカニ」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマリリス開花

2022-02-24 15:41:40 | 植物成長日記


今月最初の日曜日にソクチくんの実家に行ってお昼ご飯を食べているとき、義母に『アマリリス1鉢持って帰らない?』と声をかけてもらった。私の後ろを指さしたので振り返ると窓のところに

4鉢

並んでいた。さらにリビングにも2鉢あるのに加え、『まだ2階にもあるから』ということで、

合計7鉢以上

あるよう。もらったり増やしたり、でここまで増えたらしい。

つぼみが育ち始めていたので『ではありがたく』と、遠慮なく

つぼみが2本出ていた鉢

を選び持ってきた。毎日背丈が目に見えるほど伸び、2週間で花が咲いた。やっぱり大きくてきれいだな、と思う。


私の実家にはアマリリスが

直植え

されている。それを見たソクチくんは『やっぱり日本とドイツでは気候が違うんだね』と言った。もちろんそれもあるけれど、そのアマリリスはかなり古いもので、たぶん、観賞用に品種改良されたものではないので寒さにも強いのだと思う。実際、観賞用のアマリリスを持っているご近所さんたちは鉢植えで、冬は室内に入れているらしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画-いとみち~ITO

2022-02-23 15:49:06 | DVD・本
国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」で2本目に選んだのは、2021年公開の横浜聡子監督の『いとみち』(ドイツ語字幕付き)。『あおが選ぶと

全部食べ物関連になる

から』と言うことで、ソクチくんが選んだ。要約をさらにまとめると「女子高校生と三味線とメイドカフェ」で、どういう話なのかな?と思ったけれど、

伝統的な日本文化として三味線、現代的な日本文化としてメイドカフェ

が、バイト先のメイドカフェでの人間関係や主人公のいと(演:駒井蓮)の成長、いとの父親(演:豊川悦司)のいととのかかわり方などのストーリーとともに描かれていて面白かった。特に、最後に父娘で登山をした場面、帰宅後のいとの後ろ姿は映画の締めくくりとしてとてもよかったと思う。

いとを演じた駒井さんが実際に三味線を弾いていると思うのだけれど、手や腕が迷いなく早く動いてとても上手だった。いとの三味線の修理の場面もあり、それもまた興味深かった。

いとの父親を演じた豊川さんは標準語だったけれど、全体的に津軽弁を話す人が多かったので字幕があってもいいな、と思った。時々ドイツ語の字幕を見て意味を確認した。

海外向け日本映画祭にエントリーされているので当然だけれど、日本に興味がある外国人にお薦めできる作品。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画-みをつくし料理帖~Mio's Cookbook

2022-02-20 17:08:43 | DVD・本
タンデムパートナーから「Japanese Film Festival online」の情報をもらった。国際交流基金主催で2月14日から27日まで、邦画20タイトルが世界25か国(日本では見られないらしい)で1タイトル1回のみ無料で見られる、というもの。字幕は15言語あるそう。

2020年と2021年公開のものがそれぞれ4本ずつ、その前は2018年から2009年までぽつぽつあり、一番古いのは一気に飛んで

1950年の黒澤明監督の『羅生門』

がエントリーされている。


さて、私たちが一番最初に選んだのは2020年公開・角川春樹監督の『みをつくし料理帖』(ドイツ語字幕あり)。前回日本に帰国したときに1巻を購入して面白かったので続きを購入しようと思っているけれど、コロナで帰国できないので出だしの部分しか知らないけれど、面白いだろうと思って選んだ。

やっぱり原作10冊を2時間程度にまとめるとこのくらいになるのかな、というのが私の感想。私が知っている原作1冊目に割と長く時間を割いていたけれど、それでもいろいろな背景が省かれていたと思う。また、つる家はよく作りこまれていて面白かったけれど、吉原は主にあさひ太夫の部屋だったので、もう少し吉原も見たかったな、と思う(でも時間的に無理とも思う)。

原作1冊目はもう少し料理がメインだった気がするけれど、映画では料理は重要な鍵ではあるけれど脇役で、メインは友情で、それはそれでまたよかった。
が、結末はもう少しきっちりしたものを見たかったかな、と思う。ソクチくんは『日本映画にありがちなオープンな終わり方だね』と言っていた。

ストーリー以外の部分では、映像きれいだったし、音楽もよかったし、何より出演している俳優さんが豪華だった。
あさひ太夫を演じている奈緒さんがかわいかった。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クスミティーのサンプル

2022-02-18 16:53:38 | Weblog
あお家のメインのお茶はクスミティーに落ち着いた。ソクチくんの実家も同じお茶屋さんで購入していたので、やはり「次のお茶」に困っていた。そこで、あお家にあるクスミティーを各種1回分ずつ渡し、気に入ったものを私たちがオーダーするタイミングで購入することにした。

あお家のお茶も、特に好きなお茶は減りが早いので、1月末にオーダーした。去年の10月から数えて4回目のオーダー。毎回サンプルを3種類入れてくれるけれど、前回まで3回続けて「緑茶+スペアミント」のサンプルが入っていた。

今回も入っていた!

クスミティーのお薦めなのだろうか…
規定量通りでも、薄くしても、お湯の温度を少し高めにしても低めにしても

スペアミントの味しかしない

と思う。味が分からないので想像だけだけれど、緑茶自体は良い葉っぱを使っているのではないかと思うので残念。
スペアミントでなくてペパーミントにすればいいのに、と思う。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眼科に行く

2022-02-16 15:27:22 | Weblog
黒目と白目の境に米粒の半分ほどの大きさのできものができた。痛くもかゆくもなかったので「小さくなるかも」と、2日様子を見たけれど、大きさが変わらなかったので眼科に行くことにした。行った眼科はいつもの電話がつながらない眼科

今回は「どうせ電話がつながらない」と、最初からメールで「目にできものができたので予約を取りたい」とコンタクトを取った。『緊急の場合はメールで予約は取れないので、

電話をするか直接行くか

してください』と返信が来た。いやいやいや、今回は試していないけど、電話繋がらないよね。

ということで、直接行った。
受付で状況を伝えたら『

予約はあるの?

』と聞かれた。『予約しようとメールしたけど「緊急の場合は直接行ってください」と返信もらいましたよ』と伝えたら『だいぶ待つことになるけど』と言われた。当日診てもらえるのなら長時間待つのは想定内なので了承した。『じゃあ、

ドアの外に椅子があるからそこで待って

』と言われた。たぶんコロナで待合室が込み合わないようにしているのだと思うけれど、外(雑居ビル内の廊下)かぁ。これ、忘れられたりしないのかな?大丈夫なの?と不安に思ったけれど、30分くらい待ったところで受付の人がしてくれる診察前の検査に呼ばれた。この時、受付の電話が鳴り別のスタッフが電話に応えていた。そうか、今は電話がつながるのかもしれない。

検査後再び外に出されたけれど、15分くらいしたら

先生

が呼びに来た。アシスタントとかではなく先生自ら呼びに来るんだ。


さて、できものは何なのか、というと、ちょっと私の語彙力が足りなくよく分からなかったけれど、

無害なもので治療の必要なし

のものらしい。『経過観察に来てね』と言われたので、「3か月後くらいかな?予約は今日して帰ったほうがいい?」と考えていたら『

半年後

ね』と言われたので、予約せずに帰ってきた。結局1時間半くらいで終了したので、想像よりもかなり早く終わってびっくりした。

できものに気が付いてから2週間以上たったけれど、大きくも小さくもなっていない感じがする。このままなくならないのかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ-緩和される制限措置

2022-02-15 19:06:42 | Weblog
私が住んでいる州では、1月末から「現在の科学的知見によれば、オミクロン株は、デルタ株に比べて重症例の比率が低いとされる」ことから、7日間入院指数と新型コロナウイルスによる集中治療室使用者のどちらか片方が基準値を超えたら警報段階2だったのが、「両方基準値を超えたら」に変更され、それに伴い規制が緩和された(現在は7日間入院指数は基準を超えているけれど集中治療室は基準に達していないので、警報段階1)。

私の個人的な生活にはどの緩和も影響ないけれど、一般的には飲食店が2Gプラスから2G(2Gはワクチン接種者(geimpfte)、感染からの快復者(genesene)、プラスは日々の有効な陰性証明書で、2Gの人がさらにコロナチェックが必要)になったことかな、と思う。


ドイツ全土での感染者が20万人を超えていたけれど、最近は少し落ち着いてきたと思う。
が、私が住んでいる街は、大体いつでも「ドイツで感染者数が急増しているときは割と低めに推移、落ち着いてきたところで上昇」だと思っているけれど、今回も、2月上旬から急上昇し、7日間指数が

1週間で倍増

した(2月6日:630、2月14日:1,400)。


さて、私がよく行く近所のスーパーの向かいにコロナの迅速検査をする場所がある。朝7時半から8時くらいの間にスーパーに行くけれど、毎回

外で数人待っている

状態。1月は2Gプラスルールのためかな?と思っていたけれど、制限措置緩和後も変わらず並んで待っている人がいるので、3G(職場は3Gルール)に必要な陰性証明なのかな。


ソクチくんの職場は、3Gルール(職員だけでなく外部からの訪問者にも適用)が導入された12月はスタッフが交代で入り口でチェックしていたけれど、最近はバイトを雇い、1時間半に1回、10分間だけ入り口を開けるようにしたらしい。ソクチくんが『(防災上、建物の中からは常に外に出られるようになっているので)中に入った人が友人などをチェックなくこっそり招き入れるのは可能じゃない?』と言っていたけれど、実際、部長クラスの人から『ドアに紙がはさまれていていつでも外から入ることが可能だった』とメールが来たらしい。紙をはさんだ人の意図や状況は分からないけれど、例えばタバコを吸いに外に出てドアが開く10分間に戻れなかったら困るよね、とは思う。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生シイタケを買う

2022-02-04 15:56:21 | Weblog


ドイツの普通のスーパーでも時々生シイタケが売られる。名前は

Shiitake

と、そのまま「シイタケ」。ソクチくんがシイタケを見つけると『買う?』と聞いてくるけれど、料理上手ではない私は日本でも買ったことあったかな?というくらいなじみがない。なので、買ったことがなかった。

今回はソクチくんが私に『買う?』とは聞かずに買い物かごに入れていた。「あれ?これ、本当にシイタケ?形が違わない?色もこんな色だっけ?」というのが私の最初の印象だった。値段は、150グラムで約2.5ユーロ(300円くらい)だった。良く売られているマッシュルームよりは高いものの、割と気軽に買える値段のような気がする。

大部分使ってからの写真なのでよく分からないけれど、写真のシイタケは小さめと中くらいの大きさのもので、大きいシイタケは小さいシイタケの

4倍

くらい、と大きさもばらばらだった。

「本当にシイタケなの?」と一抹の不安を抱えながら食べてみたけれど、

味はシイタケ

だった。普段使っている干しシイタケよりも味が濃くておいしかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする