徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

兄と会う-その1

2011-05-31 00:47:29 | Weblog
兄が仕事でドイツに来たので、会うことにした。兄にとっては

初海外

海外に興味がないようで、海外旅行とかはしたことがなく、『英会話は大丈夫なの?』と聞いたとき、

これから勉強する

と胸を張って答えられた(年末時)。

最初は滞在先のデュッセルドルフで会うことにしていたけれど、『せっかくだから他の街もみたい』ということで、ボンで待ち合わせることにした。仕事が終わってから会うので、待ち合わせ時間は4時。ベートーベンハウスくらいは行けるかな、と思っていたら、仕事が長引いたようで、『4時半過ぎにボンに着く電車に乗る』と電話があった。

これかな、という電車を探し、ボンの駅のホームで電車を待った。

兄らしき人が見当たらない

この電車じゃなかったのかな、と思い、また時刻表で電車を探していたら兄から電話がかかってきた。

ボンの駅って大きいよね?

ボンの駅はものすごく大きいわけではないけれど、小さくはなかったので、そう伝えたら、『さっき、何とかボンっていう駅に止まったんだけど、小さかったから降りなかった。でも、今はもう駅名にボンって付かないんだよね』と言う。
…乗っている電車の番号を聞いても、その電車がボンの駅に止まるとは書いていない。

車掌さんに聞いてもらったら、『ボンは通り過ぎたって』と返事があったので、兄と上司は次の駅で降り、ボンで会うことをあきらめ、

ケルンなら戻れると思うから、ケルンで会おう

ということになり、ケルンで会うことになった。

後から聞いたところ、兄たちが乗った電車は、ケルンからフランクフルトの空港駅に向かう電車で、ボンのメインステーションには行かなかったらしい。そして、兄たちが降りた駅は、

次の電車が2時間後

みたいなところだったので、そこから

バスでコブレンツ

に4,50分かけて向かい、そこから電車でケルンに来た。大冒険だな。
幸い彼らはジャーマンレールパスみたいな、乗り放題のチケットを持っていたので、乗り過ごしても問題なかったし、バスもそのパスで乗れたらしい。

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食器洗い乾燥機

2011-05-17 02:11:34 | 2人暮らし
多くのドイツのフラットは、キッチンは自分で設置(シンクを含む)することになっているけれど、今のフラットは、キッチンがついている。その中に比較的新しい

食洗機

もあった。私は食洗機のある生活をしたことがなく、どう使っていいのかさっぱり分からなかったので、『まぁ、使わなくても手洗いすればいいかな』と思っていたが、ソクチくんの実家には30年物の食洗機があり、食洗機とともに育った彼に『食洗機を使おうよ』と当然のように言われた。

思ったほど細かいルールはなく、食洗機に入れられるものを入れ、洗剤も入れてスイッチを押すだけで数時間後にはきれいになる(タイマーもある)。

意外に便利

なことを実感。

食洗機がいっぱいになってから動かすから、ある程度の食器の枚数は必要だし、2人暮らしだから毎日食洗機を動かす必要もなく、数日間貯めてから動かすから、

若干臭う

けれど、食器の入れ替えは楽だし、エコモードで動かすから、水と電気の節約にもなるかな、と思う。

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引越しをする-道の名前編

2011-05-12 00:00:22 | 2人暮らし
ドイツでは、全ての道路に名前が付いていて、郵便物は、郵便番号+街の名前+通りの名前+番地(+宛名)で届く。つまり、建物には名前がないことが多いし、部屋番号もない。
道路の名前は街や村の名前だったり、人の名前だったりすることが多い気がする。

アパートを探していたとき、連絡をくれた人に物件の住所を聞き、どのあたりか調べていた。

道路の名前にテーマがある地域

があることに気が付いた。
例えば、アラジン、シンドバッド通りと言った

メルヘン地区

マンダリン、バナナ、メロン通りと言った

フルーツ地区

パプリカ、サフラン、コリアンダー、ローリエ通りと言った

ハーブ地区

アラジン通り1本が普通の名前の地域にあっても何とも思わないけれど、さすがに同じテーマの通りがかたまってあるとかわいい。


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レディファースト

2011-05-10 00:05:55 | Weblog
研究室の天井から水漏れがした日、同僚の何人かは休みだった。ランチをしているとき、その話題になった。『片付けは大変だった?』と、当日休んだ人が聞いてきたので、『大変だったけど、私が何かを始めて、疲れてくると「代わろうか?」と聞いてくれる人がいたから、大丈夫だったよ』と、同僚のイギリス人を見ながら答えた。イギリス人は、『ほら、僕は

イギリス人で、そういうことは普通だから

。ヨーロッパ国の中にはレディファーストをしない国もあるけど』とさらっと言った。どこの国だろう、と思っていたら、彼が続けた。『以前デンマークに行ったとき、女性がドアを開けようとしていたから、彼女の代わりに開けたら、

結構です。自分で出来るから

って言われちゃったよ。』

そうか、北欧は男女平等が進んでいるからな。見知らぬ人に『結構です』なんて言うことが出来るのもかっこいいと思う。私なら、自分でドアを開けるのは当然だけれど、もし誰かが開けてくれるのなら、『ありがとう』と言って受けてしまうと思う。


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引越しをする-家電製品購入編

2011-05-05 00:49:36 | 2人暮らし
引越しをするにあたり、私は『最初に

ベッドと洗濯機

を買いたい』と主張し、ソクチくんも『そうだね』と同意した。
その割に、ベッドは3月中に購入したものの、洗濯機を見に行く気配がない。そして、ソクチくんの友達とソクチくんが『

最初の2,3週間は洗濯機なし

でもいいよねー』などと話をしていた。どうやら、毎週末実家に帰るから、そのときに洗濯をすればいい、ということらしい。

(いろんな意味で)冗談じゃない、と思い、ソクチくんと話し合った結果、半ば強引に6kgの洗濯機を無事購入。洗濯機の大きさについても、ソクチくんは『実家で使っているのが5kgだから5kgで十分』といい、私は『毎日洗濯できるわけじゃないし、私は6kg(前のアパートは6kg)を使っても週に1回じゃ洗濯が終わらない』ともめた。

洗濯機を購入したら、次は電子レンジ。ソクチくんは、『別にすぐにいらないんじゃない?』というスタンス。そりゃ、自分は

朝ご飯:パン+ジャム、蜂蜜、夜ご飯:パン+ハム、ソーセージ

という食生活だったから電子レンジを使う頻度は小さいだろうけど、夜ご飯が残ったら翌朝に食べたい私にとっては電子レンジは必須。

ここでも『いつ電子レンジを買うんだ』ともめたけれど、ソクチくんがある日、

ケーキを作るのにハンドミキサーを買いたいよね

と言い出し、私がぶちきれた。

電子レンジのほうが先じゃ!

ということで、引越しから1ヶ月たった先日、無事に購入。
せっかくなので、シャープにした(Made in Chinaだったけど)。日本のメーカーはパナソニックとシャープがあり、パナソニックはオーブン機能も付いている電子レンジしか置いていなく、大きさ、金額、機能的に、電子レンジ機能のみのシャープにした。
電子レンジ売り場は韓国メーカーが圧倒的に多かった。本当、韓国メーカー、ヨーロッパ市場でがんばっているな、と思う。

こうして書いてみると、ソクチくんが購入の権限を持っているようで、ソクチくんが支払いをするのかな、と思うけれど、実際は

半々

現実は厳しい・・・




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タンデムくんと再会

2011-05-02 00:54:28 | タンデム
3月のある金曜日、タンデムくんから連絡が来た。『

この週末

そっちに行くから時間があったら会おうよ』と。相変わらず急だな、と思う。
私は先約があったので、『土曜の3時までなら空いてるよ』と返した。そうしたら、

じゃあ、2時に会おうよ

となり、久しぶりの再会は1時間ちょっととなった。カフェでお茶をしながらお互いの近況を話した。タンデムくんが、『今年の末くらいに婚約しようと思ってる』と言い出した。タンデムくんはかれこれ7年くらいずっと同じ日本人女性を思い続けている(毎年花を贈っていた彼女)。

タンデムくんは、時々現実と希望と想像を織り交ぜて話をするので、失礼だよな、と思いつつも、基本的なことなので念のため確認してみた。

2人はちゃんと付き合っているの?いつから?

と。彼女が去年の夏、タンデムくんに会いにヨーロッパにやってきたけれど、それまでに2人があった回数は片手で足りるくらいだったので、確認してみた。
返事は『もちろん』だった。よかった。

私の近況も話し、1時間ちょっとがあっという間に経った。タンデムくんがドイツにいたころはとてもドイツ人らしい恰好だったけれど、ドイツを離れ、日本で購入した、という帽子をかぶっていたせいか、ちょっと垢ぬけていた。


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水漏れする

2011-05-01 00:56:34 | Weblog
ある日の午後、私の研究室が騒がしくなった。私のオフィスの並びには、研究室の図書室があり、その日はそこで教授たちがミーティングをしていたのでその関係かな、と思っていたら、私の隣のオフィスから

雨の音

がし、しかも、どんどん強くなっていった。水漏れか、と思い、見に行ったら、すでに図書室でミーティングをしていた人たちがそのオフィスを眺めながら

雨、だねぇ…

とつぶやいていた。
そして、私はポスドクに、『あおのオフィスも危険かもしれないから、パソコンの電源を落として、天井から水漏れし始めたらすぐに教えて!』と言われた。

図書室では、本を移動させるべくポスドクがずぶぬれになって働いていたので私も手伝った。図書室の向かいの部屋はちょっとした物置になっているけれど、その部屋も水漏れ中。

水漏れ、というか、床に水がたまるくらいの勢いで天井から水が落ちてきていた。そして水漏れから30分後くらいに私の隣のオフィスから大きい音がしたので見に行ったら、

天井のパネルが1枚落ちていた

水だけでなく、天井も落下か。

研究室の人総出で片づけをし、水漏れから1時間くらいで何とか床の水をすべてきれいにした。
その後、水漏れした部屋は天井落下の危険があるので立ち入り禁止となり、私のオフィスは幸い、使用できることになったけれど、

天井から変な音がしたら逃げてね

と言われた。

その後、この水漏れの原因は、私たちの研究室の天井のパイプの破裂ではなく、その上の階の研究室の天井のパイプが破裂したらしい、ということが分かった。私たちの上の階の研究室は床上10cmくらい水がたまったらしい…

そして、

大学は保険に入っていない

ということが分かった。掛け金が保険で受け取る金額をはるかに上回るのが理由らしい…さらに、ポスドクの話では、

研究室負担

で修復が行われるらしい。大学が勝手に保険に未加入なのに…



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