徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

日本語-妥協と譲歩

2023-02-09 20:35:12 | 英語・ドイツ語
ソクチくんとの会話で、私が『じゃあ、○○で妥協するよ』というと、『それは妥協じゃないよ』と返されることがよくある。

妥協は英語でcompromise。

先日、やっと妥協/compromiseの意味が分かった。私の英語力というよりも

日本語力の問題

だった。

先日も冒頭の会話がされ、私が『私は○○で妥協しているよね?』と言ったら、『あおは妥協していない。なぜなら僕はcompromise(妥協)していないから。双方が合意しないと妥協にはならない』と言われた。『じゃあ、私がしているのは何?』と聞いたら『

妥協の提案

』と言われた。そして気が付いた。「妥協点を探る」とか「妥協案を出す」という言葉があり、確かに妥協とは「双方が譲り合って納得すること」かもしれない。

で、私が「○○でいいよ」というのは「妥協案の提示」のほか、

譲歩(concession)

ではないか、と思った。
よし、譲歩/concession、覚えた。


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英語-to harp

2021-10-02 15:26:48 | 英語・ドイツ語
先日読み終えた本に「Her mother would harp...」と始まる文章があった。harpは名詞で楽器のハープ、動詞としても「ハープを弾く」以外に知らないけれど、その場面では明らかにハープは弾いていない。

どんな意味だろう、とワクワクしながら続きを読んだ。
私が訳すと「彼女のお母さんは、旅費を貯めるために買えない新しい洗濯機やソファのことをharpしたものだった」となる。

どう考えても「不満を言う」のような、あまり前向きではない感じがする。

調べてみたら、harp onで

~をくどくど繰り返す

とあった。

電子辞書に入っている英英辞典で見たら、to complain or talk about something a lotとあったので、「彼女のお母さんは繰り返し不満を言っていた」のでしょう。

私の英和辞典では「ハープ」と「くどくど言う」が同じエントリーだったので、同じ語源なのかな?「ハープ」になんとなくいいイメージを持っている私としては、ちょっと微妙な気持ちになった。

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日本語・ドイツ語-デマ・Demagogie

2020-08-20 14:44:37 | 英語・ドイツ語
ソクチくんとのちょっとした会話中に『これは日本語でなんていうの?』と聞かれた。『「噂」かな。あ、でもこの場合は「デマ」でもいいかも』と答えた。『デッマ?それともデマ?』と聞かれたので、『(英語っぽくないけれど、たぶん)英語の「デマゴギー」の略で「デマ」だよ』と答えた。

ソクチくんはピンと来ていないようだったので、電子辞書で『デマゴギー』を調べた。

デマ。ドイツ語のDemagogieから

とあった。もともとはギリシア語だったようだけれど、ドイツ語だったのか!その割にピンと来ていないのはなぜだろう、と不思議に思った。

ドイツ語では、主に政治的な扇動をDemagogie(デマゴギー)といい、扇動する人をDemagog(デマゴーグ)というようで、私が最初に思った根も葉もない噂と言う意味はなかった。

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ドイツ語-hamstern

2020-05-29 15:01:32 | 英語・ドイツ語
コロナウィルスの影響でいろいろな商品が店頭から消えた3月、hamsternという単語をソクチくんが頻繁に使った。hamsternは、ハムスター(Hamster)の動詞形で、直訳すれば「ハムスターする」で、

買いだめする

と言う意味で、ソクチ家の造語かな、と思ったけれど

辞書に載っている

ので、口語として使われているのだと思う。


あお家は、2月末にトイレットペーパーを1パック余分に買った(3月半ばに店頭からトイレットペーパーが消えたので買っておいてよかった)のと、米10キロ、缶詰(キドニービーンズ、グリーンピース、コーンを通常より1~2缶ずつ多く)がhamsternになる。

知り合いの中には、主に食品をhamsternした結果、

大量に料理、大量に消費

することになった人がいるので、あお家はこれくらいでよかったと思う。

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ドイツ語-Wie sagt man?

2018-11-14 17:32:10 | 英語・ドイツ語
ある日のバスの中で。

バスの運転手さんは20代半ばくらいの青年だった。あるバス停で止まり、乗客の乗降が終わり出発しようとした時、11歳か12歳くらいの少年が走ってきてバスに追いついた。

こういう場合、ドアを開ける運転手さんもいれば、開けない運転手さんもいる。

その日の運転手さんはドアを開け、その少年を乗せた。少年はチケットを運転手さんに見せ、座席に座ろうとしたけれど、その時、運転手さんが少年に

Wie sagt man?(何て言うの?)

と言った。座席に座ろうとしていた少年は体を運転手さんの方に戻し、

Danke schoen.(ありがとう)

と返した。

最近は見知らぬ大人が子どもにマナーを教えることが少ないと思っているので、このやり取りは良かったと思う。


私はこの会話を第三者として聞いていたので意味が分かったけれど、これ、自分が『Wie sagt man?』と言われても何を言われたのかぴんと来なかったと思う。

Wie sagt man?の英訳はWhat do you say?になるけれど、

wie=how、was=what

と覚えている私には難しい。

帰宅後、ソクチくんに『「Was sagt man?」ではダメなの?』と聞いてみた。

どちらもOK

らしい。


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同じスペルの単語

2018-02-14 17:09:36 | 英語・ドイツ語
大学に行かなくなり、私が定期的に英語を話す相手がソクチくんのみになり

英語力に不安を覚える

ようになった(もともと大した英語力ではないけれど)。私の不完全な英語でもソクチくんが『こういうこと?』と推測し、私が『そうそう、それ』と言い、それでコミュニケーションが成り立ってしまう。この状況を何とかしようという思いもあり、英語の本も読んでいる。

英語の本を読みながらドイツ語の本を読んだりするので、英単語なのかドイツ語単語なのか一瞬分からなくなることがある。

ドイツ語では、すべての名詞は大文字で始まるので、意味の取り違いはめったに起こらないけれど、英語の本を読んでいてドキッとするのは

gift

と言う単語。英語では「贈り物」の意味だけれど、ドイツ語ではdas Giftで



と言う意味。「贈り物」と「毒」では話が全然違ってしまう。

他に英語とドイツ語で同じスペルだけれど意味が異なる単語には、fast、baldなどがある。両方とも英語とドイツ語で発音は異なる。

英語のfastは「早い」の意味だけれど、ドイツ語では「ほとんど」(英語のalmost)だし、英語のbaldは「はげている」だけれど、ドイツ語では「間もなく」(英語のsoon)の意味。

ソクチくんも英語で話しつつもドイツ語の「fast」を紛れ込ませることがあるので、文脈から「早い」のか「ほとんど」なのか判断している。

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英語-I reckon

2018-01-30 17:40:05 | 英語・ドイツ語
再びハリーポッターを読み始めた。前回は2冊目の「ハリーポッターと秘密の部屋」を読み終えたところで別の本に移行したので、今回は最後まで読み切ろうと、再び「ハリーポッターと賢者の石」から読み直している。

今回読み直して気が付いたのは、

I reckon

が多用されているということ。

私が好きなSophie Kinsellaもreckonをよく使っていて、最初は意味が分からなかったけれど、頻繁に出てくるので文脈から「思う、推測するあたりだろうな」と推測していた。

今回、ハリーポッターを読んでreckonが多用されている(しかも、John GrishamのThe Pelican Brief(ペリカン文書)では1回も見かけなかったように思う)ので、ネットでざっくりと調べてみた。

やっぱり

イギリスでよく使用

されていて、I thinkと同じ意味で、口語表現らしい。

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ドイツ語-SieとDuその2

2017-08-08 16:45:49 | 英語・ドイツ語
私が通っていた大学の研究室で技術士をしている友人に会った。

その研究室では、2010年ごろまでは異なる職種の人が話すときはSieが使われていたが、2012年ごろから「職種に関係なく、みんな名前で呼び合い、duで話そう」となり、まずは秘書さんと教授がduで話うようになり、その後、秘書さんと学生・ポスドクもduで話すようになった。

その技術士の友人は、『duはもっとパーソナルスペースに入ってくるような感じがするから、秘書や教授とはSieでいい』と言っていたが、1年くらい前に秘書さんとはduの関係になり、今回、ついに

教授ともdu

の関係になったそう。

友人は、教授がその話を持ち出さないように細心の注意を払っていたけれど、海外出張中、仕事がうまくいった後にビアガーデンに行き、『乾杯!』と自ら言ってしまったら、教授に『duで話さないか?』と言われたらしい。

友人は驚きのあまり何も言えなかったら、教授が『いやいやいや、嫌なら別にSieで構わないんだけど、考えてくれないかな?』と言ったらしい。

自分の上司に「今後はduで話そう」と提案されて「困ります」とはさすがに言えなく、彼の返事は『慣れるまでに

数か月

かかるかもしれないけど…』だったらしい。数週間ではなく、数か月か…


私がドイツに来るときに買ったドイツ語の学習本に『短期のドイツ滞在ではduを使用する機会はほとんどない。duを使うかどうかは相手が使用したら使用する、相手のドイツ人が「duで話しましょう」と言ったら話すくらい(duを使うかどうかは全部ドイツ人にお任せ)』というようなことが書かれていた。

今回の友人の反応を見ても、Sieとduの使い分けに結構敏感なんだな、と思った。

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英語-「さようなら」のバリエーション

2017-08-03 18:21:19 | 英語・ドイツ語
ソクチくんが通っていた大学の語学センターが発行しているニュースレターを私にも送ってもらっている。このニュースレターは英語で書かれ、英語の表現や文法で間違いやすいところなどが分かりやすく説明されている。

今回は、ニュースレター発行の担当者が2年間、別の国の大学の語学センター長になるそうで、そのアナウンスとともに、

様々なGoodbyの英語での言い方

が書かれていた。

So longやFarewell、See you again soon/sometime、Take care (of yourself/yourselves)、Until we meet againなどにまざって

Adieu/Adios/Sayonara

が書かれていた。カッコ書きで「これらの外国語は理解され、たくさんの英語話者に使われます」と書かれていたけれど、AdieuとAdiosはともかく、Sayonaraは「日本語でGoodby」ということを理解している人は多いけれど、日本人相手以外で使用している人は見たことがないけどなぁ。
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英語-ひき肉(ground meat, minced meat)

2016-08-17 18:06:35 | 英語・ドイツ語
ドイツ語でひき肉はHackfleischという。ソクチくんと私がひき肉の話をするときはHackfleischだったりgrinded meatと言ったりしていた。

ある日、私が英語のレシピを見ていて気が付いた。ひき肉は

ground meat

となっている。考えてみたら、grind-ground-groundと変化するということを高校時代に覚えたような記憶が微かにある。

早速ソクチくんに伝え、調べたところ、ground meatは主にアメリカ英語、イギリス英語では

minced meat

と言うらしい。言われてみれば、「ミンチ」と似ているかも。

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