徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

炊飯器と電気代

2011-02-13 00:04:09 | Weblog
帰国する日本人の方から炊飯器を頂いた。

私の同居人の口癖は、『お金がない』。なので、炊飯器を使うのに、それほど電気代はかからないはずだけれど、多分、彼女は気に入らないだろうな、と思い、私は彼女の留守を見計らって炊飯器を使用していた。

ある土曜日の午前、私は炊き込みご飯を食べたくなった。鍋で炊いてももちろんいいけれど、せっかくだから炊飯器を使いたいなぁ、と思い、彼女が起きてくる前に、と、炊き始めた。

が、やっぱり同居人に見つかってしまい、『これは何?』と聞かれたので、『炊飯器で、炊き上がるまでに30~40分くらいかかる』と答えたところ、電源がプラグに差し込まれているのを確認した後、

電気代がかかるじゃないの!

といわれた。しかも、

ガスなら15分で炊き上がるじゃない!

と。『でも炊飯器のほうがおいしく炊けるし』と言ってみても、ご飯が主食ではない彼女には理解できない。結局は、

炊飯器は週1回までの使用

で合意した。

確かに、彼女がまとめて光熱水費を支払っているけれど、私の家賃も20ユーロ値上がりしたから、それほど彼女の負担が大きいとは思えないのに。

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餃子を作る

2011-02-12 00:00:08 | 料理
ソクチくんが就職祝いのパーティを開いた。メニューは

餃子

手間のかかるものを、と思わないでもなかった。
当初は日本人も参加予定だったから、餃子もありかな、と思っていたけれど、最終的に参加者10人程度のなか、

日本人は私のみ

という状況になり、ますます餃子を作る意味が分からなくなった。が、ソクチくんは餃子を作る、と決めたので、餃子作りをした。10人分なので、皮はアジアンショップで購入した。日本の餃子の皮はないので、

中国の水餃子用の皮

を購入した。焼いてもおいしいのかしら、と、若干疑問だったけれど、それしかなかったので仕方ない。

タネは2種類作った。ニラは普通のスーパーで入手できないのでルッコラで代用。
・ 豚挽き肉、ルッコラ、白菜 チーム
・ 鳥ひき肉、白菜、にんじん、もやし チーム

作った餃子は全部で

80個

がんばった割には少なかったな、と思うが、こんなに作ったのは初めて。
さて、気になる味は、というと、意外にも

にんじんチームの餃子がおいしかった

にんじんの赤が皮から透けていてかわいかったし。ルッコラはちょっと苦かったな。

今回のメニューは、餃子とサラダ2種とデザート。デザートは、ソクチくんのお父さんが

クリームチーズを買いすぎた

ため、それを消費するためにお父さんがさっとデザートを作ってくれた。おいしかった。
このメニューで10人がおなかいっぱい食べてちょうど完食。良かった。
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給料振込みの遅延

2011-02-11 01:01:55 | Weblog
普段、給料はその月の最後の平日に振り込まれる。そして私は、その月の最終日あたりにお金を引き出す。今まで、給料の振込みが遅延したことはなかったけれど、先月31日に銀行に行ったら

入金されていなかった

そういえば、1月下旬、研究室の人か給与明細を受け取り、『また手取りが減った』と嘆いている人を見たけれど、私は給与明細を受け取らなかった。ここのシステムは、

給料に変動がなければ給与明細は発行されない

ので、『私の給料は現状維持か、良かった』と思っていた。
今まで給料日に給料が振り込まれなかったことはなかったので、1週間待ってみて、もう1度銀行に行ってみた。

やっぱり振り込まれていない

ので、秘書さんのところへ行き、『給料が振り込まれていないんですけど』と伝えた。
『おかしいわねぇ』と言いながら、契約書を確認したけれど、やっぱりまだ契約は続いている。最終的に秘書さんが言ったことは、

○○(給料支払い元)に電話して聞いてみて

だった。え?私がするんですか?これって秘書の仕事じゃないの?と思ったけれど、その後に秘書さんが、『大学は給料の振込みに関わっていないから』と続けた。私はなんとなく、給与明細が出ていないことから、単なる振込み忘れの問題ではなく、私の給料支払いがキャンセルされたのではないかと思っていたので、『給与明細も出ていないんですけど』と言ってみたけれど、返事はやっぱり『電話してみて』だった。まぁ、そういう人だとは思っていたけれど。

研究室の同僚に愚痴ったところ、

それは秘書の仕事だよね

と言われた。『僕があおの代わりに電話してもいいけれど、自分もシステムがよく分からないから、きっと、たらいまわしにされるよ』と言われた。

結局しばらくして秘書さんが私のオフィスにやってきて、『なんだかとてもイレギュラーなことだから、私がコンタクトしてみるわ』と言ってくれ、あっさりと解決した。

理由は聞かなかったけれど、私が想像するに、12月に退職(契約途中キャンセル)した中国人ポスドクの振込みをキャンセルするときに、担当の人が、『この研究室のアジア人ね』ということで、私と間違えてしまったのではないかと。

とりあえず、100ユーロ単位のキリのいい金額が振り込まれたので良かった。
それよりも、

手取りの給料減るのか・・・

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一時帰国-マイル編

2011-02-02 03:21:53 | 日本
私はルフトハンザのマイルを細々と貯めている。残念ながらアップグレードできるほど貯まらないので、今のところ、アクセサリーに変えている。

さて、今回大変な思いをして帰国した後、ネットでマイルの獲得状況を確認してみた。

電車でフランクフルトへ行った分のみ加算

されていて、フランクフルトから成田へのマイルは加算されていなかった。全日空もスターアライアンスだし、そもそも私が登場した便はルフトとの共同運航便だからマイルが付かないことはないはず、と思い、ルフトのウェブサイトからコンタクトを取ってみた。

10日たっても音沙汰なし

今度は、別のコンタクト先を探し、『どうなっていますか?』と聞いてみた。

私の質問は届いていなかった

どうやら、私の現住所がドイツなため、私が日本語で送信した質問はドイツに回され、日本語だったためはじかれたらしい。『お客様のメールを受け付けました(日本語)』なんて自動応答のメッセージが届いたのに。現住所の国のルフトに転送されるなんて、どこにも書かれていないのに。はじかれたらはじかれたで、一言連絡くれればいいのに。

日本のスタッフはとても迅速に対応してくれ、私が購入したルフトのチケットだとマイルは半分しか付かないけれど、全日空だと成田までになるけれど、100%つくので、

特別に100%加算

します、と連絡があり、実際に100%付いた。
100%ついて良かったとは思うけれど、この航空会社、イレギュラーなことが発生した場合は

客からコンタクトしないとマイルをつけないのだろうか?

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消防署の音楽隊のコンサートへ行く

2011-02-01 03:14:39 | ソクチくん
ソクチくん一家と一緒にソクチくん一家が住む街の消防署の音楽隊のコンサートへ行ってきた。ソクチくんのお母さんが、『あおちゃんは興味がある?一緒にどう?』と声をかけてくれたので、『それでは』と行くことにしたけれど、

大人当日料金が15ユーロ

と、意外にもちゃんとしたコンサートだったので驚いた。前売り、学生料金はもう少し安いけれど。

当日、当然のようにソクチくんのソクチくんの両親はちょっとドレスアップをした。お父さんはスーツ、お母さんもブラウスにパンツ。お父さんは、ソクチくんにも『ジャケットくらい着たらどうだ』と言っていた。
…私が着ていたのは

普段着のジーンズ

結局は、ソクチくんは私に合わせて普段着にしてくれた。助かった。

会場は、1500人ほど収容できるコンサートホールだった。私たちは開場から20分後くらいに到着したけれど、

良い席はすでに埋まっていた

(席は自由に選んで良かった)
ソクチくんと私は、『2階のほうが見渡せるから』とソクチくんの両親にアドバイスをいただき、2階席へ、ソクチくんの両親は、足元のスペースが広い1階席へ。

開演直前になると、シートはほぼ全部埋まった。小さいコンサートホールだけれど、地元の人で満席になるなんてびっくり。ちなみに、ドレスアップしている人が75%ほど、ジーンズの人が10%ほどだった。次回からは気をつけよう。


さて、『消防署の音楽隊』のコンサート、というので、私はてっきり、消防士が演奏するのかと思ったら、

地元の人が演奏

する、という。
どうやらその昔、まだ消防署のシステムがなかった頃、村で火事が起こると近隣の人が消火にあたり、その後、パーティを開いたそう。

パーティと言えば音楽

が必須なので、音楽隊が必要だった。
というのが起源らしい。現在は、名前だけ残り、メンバーはそれぞれ自分の仕事をしつつ、オーケストラで演奏するらしい。今回、司会をしつつホルンを吹いたのは床屋さんだった。

今回のコンサートでは、アンコールを含め、全部で13曲が演奏された。そのうちの4曲は10代がメインのジュニア楽団で演奏された。ジュニアでもやっぱりうまかった。

残りは消防署の音楽隊のオーケストラが演奏したけれど、いくつかのコンクールで賞を取っているだけあって相当上手だった。特に印象に残っているのは、日本人の作曲家がオーケストラ用に書きなおしたという、『Children of Sanchez』。トランペットのソロがとてもよかった。

アンコールでは、指揮者が客席に向かって拍手を要求したりして、オーケストラと客席が一緒に曲を作れて楽しかった。

私は普段、こういうコンサートではつい寝てしまうことが多いけれど、今回は寝る暇もなく楽しめた。

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