徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

中華人民共和国建国60周年

2009-10-31 02:29:58 | Weblog


研究室の中国人ポスドクに中国建国60周年のお祭りに誘われたので行ってみた。近くの街の市民ホールを借りて、いろいろな出し物が3時間ほどあった。座席によって値段が異なり、私たちが座った席は、12ユーロ。

正直、高いなー、と思ったが、ポスドクは、『安いよね!』という。もらっている給料が違うからか?

プログラムを見ると、合唱、ダンス、歌、楽器演奏などがあり、『これってもしかして文化祭レベル?』と思ったけれど、

意外にもレベルが高く

驚いた。中国人学校の生徒の出し物はそれなりだったけれど。

ダンスは、龍が出てくるクラッシックなダンスから、写真のようなモダンなダンスまで様々。男性5人で水墨画をテーマにしたダンスもあった。どれも、衣装が独特で、よかった。

プログラムの最後のほうに、当然

アクロバット

があり、このときは、客席の人たちが立ち上がり、『ブラボー』という声が飛んだ。これは、本当にブラボーだった。

出し物1つ1つは、持ち時間10分で、とても短いけれど、どのグループも時間を守り、予定通り終了した。

入場料が12ユーロだったから、高い、と思っていたけれど、結構楽しかった。ひそかに、『中国料理の屋台とかでないかな』と思っていたけれど、残念ながら屋台は出ていなかった。

それにしても、今回、ステージに立った人たち(特にアクロバットをした人たち)は、一体、普段何をしている人たちなのだろう…
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学会へ行く-その3

2009-10-29 01:13:17 | Weblog


学会が開催された場所はミュンヘン郊外の小さい街。主催者によると、

ミュンヘン空港からアクセスがよく、小さめの古い街

で、なおかつ、200人規模の学会を開ける会場、ホテルがある、ということでこの街になったらしい。確かに、ミュンヘン空港からエアポートバスが出ているらしいので、飛行機で来る人には便利だったかもしれないけれど、電車だと、

ミュンヘンから1時間に1本

しかない電車に乗らないといけないので、ちょっと不便だった気がする。

初日、主催者が、『以前、この街にきたことがある人』を聞いた。

200人中、3,4人

しか来たことがなく、多くの人が初めてだった。

学会の途中、日本人の人と一緒にガイドツアーに参加した。英語でのガイドもあるかな、と思っていたけれど、

ドイツ語のみ

で、私は、『何年住んでも勉強しないと語学は上達しない』を証明した。一緒に行った日本人の人は、ドイツ語は全く分からず、ガイドさんが、私に一生懸命説明し、私がそれを日本語に訳す、ということをしたけれど、語彙が全く足りず、ほとんど理解できなかった。

ガイドツアーは、市庁舎から始まり、レジデンツ、写真の教会を回った。ここの街は、写真の教会の塔が、

133mで、レンガ造り最長の塔

というのと、1400年代にあった、この地域の王様と、ポーランドのお姫様の結婚式を祝い、今でも4年に1度、結婚式を行う、というのがウリらしい。

というのも、ガイドさんが、レジデンツの説明をするのに、『このレジデンツは、建設に900万ユーロかかった。結婚式は、1週間で220万ユーロかかった』というのを何度も繰り返していたから。レジデンツ建設時は、資金難だったらしく、『窓に見えるけれど絵』や、『大理石に見えるけれどペイント』というものがあった。

教会は、長さ100m。地下にも教会があり、その地下の教会の長さは、50m。普段は地下の教会は立ち入り禁止らしいけれど、工事の人が入っていて、頼んで入れてもらえた。やっぱり、下の教会は質素だった。

そのほか、小高い丘の上にちょっとしたお城があったり、と、なかなかかわいい街だった。
今回、なんとなく、『なぜ学会をそういう小さい古い街で行うのか』がわかった気がする。
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学会へ行く-その2

2009-10-26 00:16:58 | 勉強



学会では、この前DLRに行ったとき知り合った、ドイツ人ポスドクが来ていた。彼は、今回の学会では発表しないけれど、近々開催される、プロジェクトのワークショップで口頭発表をする、という。

私たちは一部、同じデータを使い、同じ日のケーススタディをしているので、彼の作った図を見ながらディスカッションをしたり、と有意義な時間を過ごせた。その彼が、『あおも次のワークショップ、行くよね?』と聞いてきた。『行かないよ』と答えたら、

でも、リストに名前が載ってたよ

という。確かに、今月に入り、誰がそのワークショップに行くのか、を話し合った際(申し込みの締め切りは先月半ばだったのに)、教授が、『あおは行く必要はないけれど、ポスターを出したら?』と言っていたけれど、その後、何も言われなかったので、放置していた。

でも、『リストに名前?』と思い、ちょうど、そのワークショップをオーガナイズしている人が学会に来ていたので、捕まえて聞いてみた。『私、要約とか出していないんだけど、今からでもポスター発表の申し込みってできるのかしら?』と。

え?もう、申し込みされているし、タイトルも届いているよ

どうやら教授が勝手にタイトルを決め、申し込みをしたらしい。どうせなら、そのメールをccで私にも送ってほしかった。

これは、ポスターを作らないといけない、と思い、タイトルをメモした。そんな様子をみて、私を気の毒に思ったのか、

タイトル、変えても大丈夫よ

と言ってくれたけれど、まぁ、これならいけそうかな、と思い、学会中、ポスターの構成を練ることにした。おかげで、学会の楽しさが半減した。

写真は市庁舎の中のホール。
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学会へ行く-その1

2009-10-25 00:56:28 | 勉強



面白そうな学会があり、ポスドクのOKも出たので、ミュンヘン郊外の小さな街で開催された学会に参加した。当初は、ポスター発表をするつもりで、要約の下書きをポスドクに送ったけれど、

やっぱりスルーされた

なので、発表なしの本当にただ参加、しかも、研究室から誰も参加しない、という、とても気楽な学会だった。ただ、その一方で、研究室から誰も参加しない、ということは、1週間、1人でぽつんとしてしまう危険もある、ということで、誰か知り合いが来ないかどうか、プログラムでチェックした。

微妙だ…

確実に来る人は2人。1人は座長、もう1人は口頭発表する人。どちらも、気軽に話しかけられる相手ではないなぁ(でも結局、2人と話した)。

初日、最初の休憩のとき、トイレで日本人を見つけ、早速、『こんにちは』と声をかけてみた。全く知らない人から声をかけられ、彼女は戸惑っていたけれど、私はドイツに5年も住み、年もとってきたせいか、気にせず『日本の方ですよね?』と続け、

ナンパに成功

彼女が他の日本人にも私を紹介してくれ、楽しい1週間となった。

座長をした知り合いと話をした時、私の今の状況を聞かれたので、『Ph.Dを始めたところです』と言ったら、とても驚かれた。

もうずいぶん長くあそこの研究室にいるよね?

と。確かに、自分でも長すぎるなぁ、とは思っている。

学会自体は、200人を超える人が参加した、とても大きな学会だった。主催者もそこまで大きな学会になるとは思っていなかったようで、会場は若干狭いし、ポスター会場も、細かく分かれ、あまり大きな学会会場向きではなかったように思う。

今回、口頭発表した日本人は2人。やっぱり日本の研究は進んでいると思うので、もっともっと日本人の人がこういう国際学会で発表するといいのに、と思う。

写真は歩いていて見つけた、電気関係の機械のためらしい倉庫(?)のドアに描かれていた絵。
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ビール祭りに行く

2009-10-24 16:37:55 | Weblog
今年もまた、2週間のビール祭りが開催された。お酒を飲めない私は行かないことが多いけれど、少し前に知り合った日本人が他の国に住んでいる日本人の友達が来るから、と言って誘ってくれたので行ってみた。

テロを警戒しているのか、会場入り口に警察が立ち、荷物検査をしていた。こういう荷物検査は初めてだ。ちょっと物々しかった。

当日は小雨だったし、土曜の昼間だったので、結構空いていて、テントでテーブルを確保するのは楽だった。でも、17時半からは予約でいっぱいだった。やっぱりみんな、楽しみにしているんだな。

少し混み始めてくると、バンドの音楽に合わせて

イスの上に立ちあがって踊る人続出

私はあまりこういうのは好きではないけれど、一緒に行った日本人は別のテーブルに行ったり、はじけていた。若さの違いか。でも、こうなってくると、いろいろなテーブルから人が入り乱れてきて面白い。

テントを出た後、『乗り物に乗りたい』という人がいたので、ジェットコースターに乗った。

小雨が降っていて若干寒かったけれど、水上コースター

をなぜか選んだ。4人か5人乗り位のボートだったけれど、安全バーとか、体を固定するものは全く付いていなかったので、『これは楽勝』と思っていたけれど、

後ろ向きに落ちたり

結構高いところから落ちたり、と、思った以上だった。思わず前の人にしがみついた。水上コースターだから思いっきり濡れたし。

こういう簡易遊園地では、私は食べるばかりで、遊園地では遊ばないけれど、なかなか楽しかった。
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友達と再会

2009-10-03 02:35:33 | Weblog
研究室の人といつものようにメンザでランチを食べ、オフィスに戻る途中、隣町に住むインド人の友達を見かけたので、声をかけようとした瞬間、彼の隣にいるエジプト人に気がついた。

彼とはほぼ3年ぶりの再会

こんな、ばったりと出会うなんて。そして、

私からハグ

自分でもびっくり。最初のころは握手すらためらっていたのに。ハグなんて無理無理、と思っていたのに。本当に会えてうれしい時は、すんなりとハグできるものなんだなぁ、と実感した。

ということで、彼らと再びメンザへ行き、1時間くらい話をした。エジプト人が、『あお、かわいくなったね。何かあったの?』と聞いてきた。『うわー、そんなこと言われたことないわ。もっと言って、言って』と言ったら、呆れられた。

途中で、アメリカ人とも会った。本当に2週間でタイから戻ってきたんだ、と思うと同時に、

やっぱり彼からメールをくれることはないなぁ

と思った。『また飲みに行こうよ』などというのは、やっぱり単なる社交辞令なのでしょうか。とりあえず、彼が帰国したことが分かったから、そのうちまた、メールしてみようかな。友達が減りつつある今、少しの縁も大切にしないと。

夕方、さらに友達カップルを加え、パン屋さんでパンとコーヒーを買い、公園でおしゃべり。この友達カップルにも久々に会った。

今週は、新しい日本人と出会ったり、しばらく会っていない友達とばったり再会したり、と、とても楽しい1週間だった。
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日本人学生と知り合う

2009-10-02 01:57:33 | Weblog
ドイツで積極的に日本人に会う活動をしていない私にとって、新しい日本人に会う、というのはとても刺激的。今回は、別の大学の研究室の教授とミーティングをしたときに、そこの研究室で学生をしている日本人と知り合った。

ミーティングが終わり、教授が、コーヒータイムを楽しんでいる日本人に声をかけた。彼の動きがおかしい気がする、と思っていたら、後で彼が、『自分だけに声をかけてきたから、

最近研究をしていないことへの注意

かと思った』とのことだった。確かに、教授が自分にだけピンポイントで声をかけ、部屋の外に連れ出そうとするのはちょっとした恐怖だったかも。

彼は優秀な人なようで、自分の研究のことや、夢を語ってくれた。最近私は、友達とそういう深い話をすることがなく、とてもいい刺激になった。

そんな彼が、『今日、日本語を勉強しているドイツ人と日本語を話す会をするんだけど、来る?』と誘ってくれた。とても活動的、社交的な人で、私も見習わないと、と思い、参加した。

今回が第1回目だったようで、参加したドイツ人は1人。日本語を基本的に話し、要所要所で彼がドイツ語に訳す、というスタイル。ドイツ人が楽しんだかどうかは微妙だけれど、私にとってはドイツ語の勉強にもなってよかったと思う。

その日本人の彼は、理想と夢があり、その夢をかなえるために活動して(有言実行)、本当に優秀な人なんだなぁ、としみじみ思った。
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