徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

戻ってくる人々

2007-02-28 04:07:03 | Weblog
10月に卒業式が終わり、続々とクラスメイトがドイツを離れていった。それで「さびしい」と思っていたけれど。

戻ってくる人もちらほら

先日はスペイン人のクラスメイトとメンザで会った。「ドイツで職を探しに戻ってきたの~」と言っていた。彼女の彼氏はドイツ人、ということで戻ってきたようだ。彼女はEU出身なので、VISA問題がなく、そのうち見つかるのではないかと思う。

そのほかにも、Ph.Dを探しに戻って来たインド人、職を探しにしばらくドイツに来る予定のペルー人、などなど、卒業から半年過ぎて戻ってくる人が多い。

ドイツで勉強を始めたときに仕事を辞めて来た人が、自国に戻っても職が見つからず、ドイツに舞い戻ってくることが多いみたい。外国人がドイツで職を探そうと思うと、相当大変だけれど(多分、自国で見つけるほうが簡単)。不思議と、だらだらとドイツに滞在し続けるアフリカ人はそこそこいるけれど、舞い戻って来るアフリカ人にはまだ会っていない。

短期で戻ってきたりするとみんなが一斉に集まる、ということには成らないけれど、クラスメイトが戻ってくるのはやっぱり嬉しい。
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カーニバル

2007-02-23 03:30:43 | Weblog
火曜日、私が住む街でもカーニバルがあったので、友達と一緒に見に行った。パレードする団体は50組ほど。その他の観客もちょっとした仮装をしたりする。特に、子供の仮装がかわいらしかった。お姫様の格好とか、スパイダーマンなど。

パレードは警察が先導し、騎馬部隊も出ていた。騎馬部隊は6人いたけれど、そのうちの1人は写真を撮りまくっていた。仕事中なのでは…?

パレードは午後1時から始まった。飴やガム、チョコレートなどを撒きながらパレードする。飴はあたると痛い…

お祭だけあって昼間から飲んでいる人が多い多い。中には、パレード中に楽器を演奏しながら飲んでいる人もいた。歩道でパレードを見ていたら、知らないドイツ人らしきおじさんに絡まれた。いきなり抱きついてきて、頬にキスまでされた。そして、このおじさん、しばらくして奥さまと一緒にまたやってきた…奥さまを連れて私たちのところに戻ってくるかなぁ…

パレード中、全身仮装+お面をつけているグループがいくつかあった。そのたびに私の友達がさらわれた…中には、ロープを持ってパレードしているグループもあって、「何のためにロープを持っているんだろう」と思っていたけれど、そのロープで友達がさらわれた…

さらわれたらたぶん、取り戻しに行かないと戻ってこられないみたいで、別の友達が走って取り戻してきた。そんな様子を私は笑ってみていたら、近づいてくる人を発見。手には染料を持っている。必死で抵抗したものの、相手もなかなか諦めてくれず、結局顔に色をつけられた…電車で帰らないといけないのに。

そんなこんなで楽しんだカーニバル。飴とチョコレートをたくさん拾った。しばらくおやつには困らない。

この日、多くのお店は

午後1時には終了

祭日ではないけれど、街を上げてのイベントなのね。
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ドイツ人と日本人の会

2007-02-22 03:32:28 | Weblog
住んでいる街で月に1回、日本に興味のあるドイツ人(外国人も含む)と日本人が集まる会がある、とは聞いたことがあったけれど、行ったことはなかった。

たまたま日本人の友達が声をかけてくれ、その会に出かけることにした。会場へ行く前に友達と待ち合わせをした。待ち合せ場所に行ってみると、日本人7人…え。日本人ばかりになるんじゃないか?と心配をしつつ会場へ。

どうやらその会場はそれほど大きくなく、早めに行かないと、座る場所がなくなる、ということで、開始時間ぴったりに行った。

すでに参加者と思われるドイツ人&日本人が外でうろうろしていた。その中のドイツ人(幹事ではない)がとても流暢な日本語で、

何か~予約がされていないみたいなんだよね

と話し出した。「何か~」からスタートですか…

どうしたものか、と思っていたら、その流暢な日本語を話すドイツ人が、「別の場所へ行きましょう」とみんなを先導して、広い、すいているお店に向かった。

そこでは、各自、飲みたい人は飲み、食べたい人は食べ、各自で清算、というとても分かりやすいシステムだった。

知らない日本人もたくさん来ていたし、ハーフ(今はダブルって言うのかしら。でも、本人たちも『ハーフ』って言っていた)の人も、ドイツ人(外国人含む)もたくさんいて面白かったけれど、今回は座った場所が日本人だらけの場所で、日本人以外の人とあまり交流をもてなくて残念だった。

が、基本的に20代前半くらいの人が多く、私はかなり年上のほうだった。まぁ、親子で参加している人たちもいたから、「一番年上」というわけではないけれど、私の年代の人は非常に少なかった。

ドイツ人と日本人の会だけあって、参加しているドイツ人たちはたいてい日本語を話すことができて、「街でうかつにヘンな日本語は話せないな」と思った。
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友達家族とアフリカ料理

2007-02-21 03:42:14 | Weblog
ドイツ人男性とアフリカ人女性の夫婦のおうちでたまたまアフリカ料理をご馳走になった。アフリカから彼女の友達が来て、その際、魚の燻製や調味料などを持ってきたよう。

そのアフリカ料理は魚介類と野菜がたくさん入った煮込み料理+その煮込まれた具を取り出したスープでご飯を炊いたもの。

ドイツ人の旦那さまは

アフリカでは(魚の)アフリカ料理が食べられるのに、ドイツでは(魚の)アフリカ料理を食べない

とのこと。だから、彼女はアフリカ料理のほか、旦那さまが食べるスープも別に作った。彼女の話では、旦那さまは魚の匂いがダメ、とのことだった。

料理中、キッチンのドアが5分ほど開けっ放しになったときがあった。リビングまでにおったのだろうか、旦那さまが

キッチンのドア閉めて。上着に匂いがついちゃうよ

と叫んだ。そんなにいやな匂いではないと思うけれど、嫌いな人には嫌いなのでしょう。

料理が完成し、いよいよ食事。いつもは、親子3人で食卓を囲み、食事の前にみんなで手をつなぎ「Mahlzeit」と歌う。なのに、この日は、いつものダイニングテーブルでは旦那さまが1人でスープを食べ、女性3人+子供はちょっと離れたテーブルで食べた。

正式にはその料理は手で食べるという。私は多分うまく食べられないだろうから、とスプーンで食べた。彼女たちは慣れているだけあってとても上手に手で食べた。彼女たちの国のマナーなのか、例えばえびとか、野菜とか、適当な大きさのものをぽいぽいと私の目の前に放ってくれる。

旦那さまは彼女が手で食べるのをあまり快く思っていないらしく、彼女が手で食事をしているときは彼女を見ようとしない、という。普段仲のいいところしか見ていなかったけれど、実際はこういう一面もあり、「国際結婚」の難しさを垣間見た気がした。

少し味が濃かったけれど、とてもおいしかった。

そして、たくさん作ったので、たくさん料理が残った。彼女の友達が魚を持ってきたこともあるのだろうけれど、その友達がすべて持って帰った。確かに、彼女のところにおいておいても、旦那さまは食べないし…
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壊れたパソコン-そして

2007-02-20 02:42:18 | Weblog
私のパソコンは東芝製。東芝のウェブサイトを見ると、修理は「日本で行う」ことになっている。それは困った、と思い、東芝ドイツのウェブサイトを見た。ここかな、と思うところにメールで「東芝のノートブックのハードディスクを取り替えてくれるお店を教えてください」と聞いた。

案の定2日たっても返信がなかったので、催促のメールを入れた。このときはすばやく返信があった。が、

残念ながら東芝ドイツは直接販売はしていないので、お住まいの場所の東芝ディーラーに聞いてください

というものだった。その「東芝ディーラー」を知りたかったんですけど…

仕方ないので、前に入手したPC関係のお店2軒にメールを入れてみた。1軒はいまだに返信なし。しかし、もう1軒が

30分後に返信あり!!

しかも、交換してくれる、という嬉しい内容。その日(木曜日)の午後、PCをもってそのお店に。ドイツ語がダメな私に片言の英語で説明してくれたり、なかなかドイツとは思えないお店だった。そして、「チェックした後、明日か来週の初めにTELします」といわれた。

電話はちゃんと金曜日にかかってきた!!なんだ、ドイツもやれば出来るじゃない。というのが正直な感想。その日の電話では、「どれが重要なデータか」を聞かれ、「多分、90%以上は救出できる」というとてもポジティブなものだった。詳しくはまた来週連絡します、ということで、その週は終了。翌週月曜日、またきちんとTELがかかってきて、「できあがったので、いつ取りに来ますか?」と聞かれ、翌日、受け取りに行った。

そのお店には日本語のリカバリディスクなどないので、結局ブランクのハードディスクを入れてもらって終了。意外に安く、80Gのハードディスクが75ユーロ、データ救出等が110ユーロ、税金等で、合計210ユーロだった。友達には「早いからって飛びつかないほうがいいよ。ちゃんと料金確認しないと」と言われていたけれど、その友達に210ユーロだった、といったら、「安い!!」と驚いていた。

本当にここのお店は感じ悪くなく、仕事が速く、料金も安め(?)でよかった。

しかし、私のPC、ブランクのハードディスクなので、どうしたらいいか分からず、また知り合いに頼った(私が出来るのはソフトウェアのインストールだけ…)。

彼に全部やってもらい、無事、元通りになった。

バックアップの大切さ、友達のありがたさをひしひしと感じた1ヶ月だった。
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2月のBBQ

2007-02-19 05:19:42 | Weblog
金曜日に研究室の人に「日曜日の午後、グリルと森の散歩をしないか?」と誘われた。「え、もうBBQの季節ですか?」と思ったけれど、最近は昼間は結構暖かくなるし、散歩もいいかな、と思い、行くことにした。

当日、待ち合せ場所で別の研究室の人に合い、「今日は何人来てどこに行くの?」と聞いたら、

うーん。場所は金曜日に地図の上で教えてもらったけれどよく分からないんだよね。だいたい、2月にBBQっていうのもね…

え。そんなんありですか?しかもあなた、車で来てますよね…?

結局、参加者は4人(男性3人+私)で、主催者の車1台で行くことになった。彼は身長2m弱。一番小さい私が運転席の後ろに座ったけれど、当然狭い狭い。主催者が気にかけてくれ、「あお、大丈夫?」と聞いてくれたので、「うん、大丈夫だよ」と答えたところ、

それはうそだね

そう思うんなら聞くなよー、と思ったりもしたけれど、実際は、BBQの場所まではそれほと遠くなかったし、狭くてもそんなに不満がない私なので、全然問題なかった。

何組くらいBBQしに来るんだろう…と思っていたら、全部で3組だった。寒い季節でもやっぱりBBQが好きな人はするのね。そのほかも、散歩にきていたり、結構アウトドアなドイツ人が多かった。

私は日本ではそんなにアウトドアなことはしてこなかったので、当然火をおこす、なんてやったこともなかったので、興味深深だった。男性3人はよくBBQをするようで(2人は自前のBBQセットを持っている)、火のおこし方で意見が分かれていたのが面白かった。

食べたあと、散歩するのかな、と思ったけれど、やはり寒く、断念。予定よりもずいぶん早く戻ってきた。

楽しかったけれど、今回はまだ寒かったし、人数も少なかったし、で、BBQはもっと大勢の方が楽しめるかな。
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ドイツ語ミーティング

2007-02-15 05:02:40 | Weblog
私の研究室は外国人はロシア人、インド人、日本人の私の3人。ドイツ語がまったく分からないのは私だけ。なので、週1回ある研究室全体のミーティングはドイツ語で行われる。

最初のころ、「私もこれ、出席しないといけないんですか?」と研究室の人に尋ねたら、「まぁ、義務だね」といわれたので、「無駄だよな」と思いつつも出席している。

先週、あまりにもミーティングが長かった(2時間弱)ので、思わず深いため息をついた。その瞬間、隣の隣に座っていたロシア人が私を見ていたことに気づいた。

今日のミーティングで教授が「あおの修論のfirst versionが完成した」と英語で話した。

ほら。私がドイツ語を理解してないってわかってるんじゃん。などと思いながら過ごした。

ミーティングが終了し、オフィスに戻った。カギを開けた瞬間、ロシア人に呼び止められた。

何かあったの?いや、ミーティング中、悲しそうに見えたからさ

多分、先週のため息も含まれているんだろうな。「悲しいことなんてないよ」と答えたものの、「じゃぁ、どういう顔して私だけ理解できないミーティングに参加しろって言うのよ?」と思った。でも、最終的にはドイツ語の勉強しろよ、って話になりますね。

そのロシア人はとてもいい人で、研究室は女性が少なく、さらにドイツ語の出来ない私を結構気遣ってくれる。今日も、「どうしたの?」と声をかけてくれた後、彼も忙しいのにもかかわらず、雑談に付き合ってくれた(あまりに引き止めすぎて彼に「もう行かないと」と言われてしまった…)。

うーん。ドイツ語をやはり勉強するべきかな。
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Seilbahn

2007-02-13 04:34:17 | Weblog
日本語で言うと「ケーブルカー」になるのかしら。市内に古いケーブルカーが走っている場所があるので、行ってみた。たった5分ほどの乗車。高低差が結構あるのでゆっくりと走る。

列車はとてもクラシカルで、木でできている。外観は古そうな作りなのだけれど(シートもクッションなしの木でできている)、落書きはないし、実は車両自体は新しいのではないかなぁ、と思っている。

駅を出発したら単線だったので、「ケーブルカーは1台なのね。走行距離も短いし」と思っていたら、前方からケーブルカーが下ってきた。よくよく線路を見てみたら、

20メートルほどだけ線路が分かれていた

これって、時間に正確でないとぶつかる?それとも、ケーブルで動いているから絶対に大丈夫?よくわからないけれど、まぁ、安全なのでしょう。走行時間は全部で5分ほどだし。

駅に着き、少し歩くことにした。ドイツでは、森の中で迷わないように小さな標識が木につけられている。たとえば、この前私たちが目印にしたのは、「青いソックス」。このプレートが木や信号機に貼り付けられているので、道が交差しているところではそれを目印にして歩く。

あいにく天気が悪かったので、他にももう1つ行きたいところがあったけれど、早々と帰宅した。また次回のお楽しみ、ということにした。
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マールタッシェン&ブレッツェル

2007-02-09 05:21:43 | 料理
日本人5人でドイツ料理を作った。マールタッシェンとブレッツェル。なぜ日本人が集まってドイツ料理を…と思わないでもないけれど、交換留学の学生がもうすぐ帰国、ということで作った。

マールタッシェンは餃子のようなもの。小麦粉を練って作った皮に具を載せて(皮はピザのように広げる)つつみ、適当な大きさに切ってゆでるだけ。あとはソースをかけて食べる。レストランではオーブンで焼くのもある。私はこの焼いてあるのが好き。

ホワイトソースをかけて食べたらおいしかったけれど、その他はなんだかとても微妙な味だった。結局

酢醤油で食べるのが一番おいしかった

って、まさしく餃子になってしまった。

ブレッツェルは私も大好きなパン。本当は強力粉で作るらしいけれど、ドイツは強力粉、薄力粉の区別がないらしく、こちらも、まずくはないけれど微妙なパンが出来上がった。

マールタッシェンの具があまったので、ピザを作った。こちらはトマトソースがなかったりしたけれど、そこそこおいしかった。

今回のドイツ料理はいまいちだったけれど、とりあえず作り方が分かったので、日本に帰ってからでも再チャレンジできる。どちらも思ったより簡単だったので驚いた。
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映画-バベル

2007-02-08 00:45:15 | Weblog
シリアの友達と見に行った。メキシコ、モロッコ、日本が舞台で、スペイン語、アラビア語、日本語、英語が使われていて、英語以外は英語字幕がついたので、今までの映画に比べて理解するのは比較的楽だった。

午後行ったせいか、観客が6人ほどしかいなかった。火曜日は割引の日で4ユーロなのに。

正直、私好みの映画ではなかった。一緒に行った友達は、「いい映画だったよ」と言っていたけれど。

どうしても日本人として映画を見てしまうから、「日本のパートは必要ないのではないか?」「いれるとしても、こういう描き方はどうだろう」と感じてしまった。映画の場面が日本になるたび、恥ずかしくなった。

同じように考えれば、モロッコやメキシコの人が見たら、「自分たちの国はこんなんではない」と思うのかもしれない。

映画の終わり方も、私には「え、ここで終わるの?」という感じだった。

監督が意図していたかどうかはわからないけれど、私がこの映画から受け取ったメッセージは、「人間のすることはそれほど大きくは変わらない」ということと「すべてのものがお金で計れるわけではない」ということの2つ。

そのうち、いろいろな人に感想を聞いてみようかな。
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