徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ミーティング三昧の日々

2009-11-28 08:28:31 | 勉強
12月締め切りの雑誌に教授が論文を投稿する、ということで、11月初めのある日、ミーティングが行われた。出席者は、教授、ドイツ人ポスドク、インド人ポスドク、私、の4人。

このうち、実際にデータを扱っているのはインド人ポスドクと私。いろいろなデータが私のところに降りてきて、いっぱいいっぱいの日々を過ごしている。

最初の週のミーティングは水曜だった。翌週は火曜、翌々週は月曜、と1日ずつ間隔が少なくなっていたので、そのうち1週間に2回ミーティングをする日が来るんじゃないか、と思っていたけれど、

その週は予想外に早くやってきた

その週は、月曜の午後、ミーティングをし、次のミーティングが同じ週の金曜の午前に組まれた。

中3日

で一体何をしろ、というのか。

ミーティングでは、『あれもできるといいよね』ということも話し合われる。締め切りまでにまだ何カ月かある時期ならともかく、締め切りまであと1ヶ月の時にこういうことを話し合うのは何か間違っているような気がしないでもない。

そんな中、ドイツ人ポスドクが、『これを知りたいよね。この計算式で求められるはずだけど』と言い出した。私は、『誰がするの…?

本命:私
対抗:インド人ポスドク
大穴:ドイツ人ポスドク

』と予想して見た。結果は、言うまでもなく私だった。現状でいっぱいいっぱいなのに。計算式も複雑だし、インプットするパラメータも不明だったので、次のミーティングで『今の状況では計算はできません』と言ってみたところ、みんなで知恵を出し合い、今あるパラメータで何とか求めたいものが求まる計算式ができた。

教授が、『誰か、この計算式が正しいかどうか、確認してほしいんだけど』と言ったけれど、

立候補者は無く、教授自身が精査

することとなった。

とりあえず、私の仕事もほぼ終了したので、次のステップへ、と思ったある日、『あおの教授がほしいと言っていたデータの準備ができたよ』と、

データが到着

した。全く寝耳に水のデータで、驚いた。他にもまだ、私の知らないデータが届くのだろうか。

この論文を教授が書く、と決めた時、教授が

This keeps you busy.

と言っていたけれど、全くその通り。
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house warming party

2009-11-28 01:19:36 | Weblog
結婚し、奥さまがドイツに来たため、引っ越しをしたインド人ポスドクがhouse warming partyを開催してくれた。

作ってくれた料理はもちろん

チキンカレー

基本のスパイスは前回と大きく変わらないけれど、最初にジャガイモを炒めた時に、奥さまがドイツに入国した時にインドから持ち込んだ、という、スパイスを使い、それがまたおいしかった。

さらに、ゲストにベジタリアンがいる、ということで、ベジタリアンカレーも作ってくれた。ジャガイモとカリフラワーをよく炒め、スパイスで調味、水を加えて煮込む、というカレー。今回気がついたけれど、インドカレーにジャガイモは欠かせないのかも。

私はチキンカレーをお腹いっぱい食べてしまったので、ベジタリアンカレーを食べられなかったのがちょっと心残り。スパイスを買ったら、作ってみよう。

このパーティには、すでに研究室を離れた人も来ていて、久しぶりに会えてうれしかった。かれこれ4年間の思い出話に花が咲いて、とても楽しそうだった。

もっとも印象深かったエピソードは、

数年前、3か月のフィールドキャンペーンをしていたとき、彼らは、自炊できる格安ホテルに滞在していた。ある時、インド人は、部屋の中に鍵を入れたまま、オートロックのホテルを出、観測を終え、ホテルに戻った時(深夜1時)、ホテルに入れなかった。

同じホテルに滞在していた同僚(女性)の窓が開き、明かりがついていることに気がついたインド人は、

3階の彼女の部屋まで外壁を登った

らしい。で、窓をノックして部屋に入れてもらった、と。

どう考えても3階まで登るよりも、ホテルの入り口に呼び鈴があるから、それを鳴らせば簡単だったのに、と言われても、そのインド人は、

ゴール(窓の明かり)が見えていたから簡単だった

と。恐るべし。

とても楽しいパーティだった。
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映画-This is it

2009-11-08 02:15:21 | DVD・本
世界同時公開という、マイケルジャクソンの『This is it』を見てきた。映画の日に見に行ったので、4.5ユーロと、前売りで座席指定のため、+0.5ユーロで合計5ユーロ。

平日昼間の上映だったせいか、

200人くらい収容できる映画館に、観客は15人くらい

という、すき具合だった。座席指定は意味がなかった。日本では上映延長が決まったというのに。

映画では、マイケルがロンドン公演に向けて念入りにリハーサルしていた。『妥協はしない』というマイケルの姿勢が伝わってきた。本当に急逝だったんだなぁ、と改めて思った。

50代のマイケルは、以前よりも運動量は少なくなっていたものの、ダンスは相変わらず切れがあり、恰好よかった。若いバックダンサーたちにも全然負けていなかった。

さて。日本人、ドイツ人数人の20代の人に『マイケルの映画を見に行ったんだ』と言っても、とても反応が薄かった。中には、『人気があったのは知っていたけれど、なんであんなに人気があったのか分からない』という人もいて、世代の違いを感じた。

私は特別、マイケルファンというわけではないけれど、もう1回くらい映画館に行こうかな、と思っている。そして、DVDが発売されたらたぶん、買ってしまうと思う。

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ドイツ人の家で

2009-11-07 00:19:28 | Weblog
知り合って間もない、日本語を勉強中のドイツ人の男の子が家に呼んでくれた。集まったのは、日本人5人と、日本語を勉強している2人のドイツ人。

彼はご両親と一緒に住んでいて、お家は街中からちょっと遠い4ゾーン。4ゾーンってどれくらい田舎なのだろう、と思っていたけれど、意外に住宅街だった。

バスは1時間に1本だし、

スーパーは近くに見えなかった

けれど。やっぱり車は必需品で、彼も、彼のお父さんも1台ずつ所有。車がないと、住むのは大変そうだな、と思う。

散歩に出かけたら、彼のお父さんの蜂蜜ガーデン(3畳くらいの場所に蜂の巣や木がある)があった。サラダのドレッシングにこの蜂蜜を入れてくれたけれど、おいしかった。

彼のお母さんの手作りのケーキ2種類を頂き、おしゃべりを楽しみ、そして、彼がシュペッツェレ(ドイツ南部の郷土料理)を作ってくれた。レストランでは食べたことがあるけれど、手作りのものは食べたことがなかったので、作っている途中も興味津々で見ていた。

シュペッツェレは分類上はパスタになり、ソースをかけて食べることが多いが、今回彼が作ってくれたのは『ケーゼシュペッツェレ』。ケーゼ(kaese)はチーズ。

彼のご両親は、私たちがお邪魔している間、基本的には2階か3階にいたけれど、作っている途中、

お母さんが何度かチェックしに来た

のが面白かった。

驚いたのは、テーブルセッティング。彼が用意してくれたのは、サラダ2種類と、ケーゼシュペッツェレ。テーブルの真ん中にこれらを置き、サラダ用とシュペッツェレ用に2枚の取り皿、ナイフとフォークをちゃんと美しく並べて用意してくれた。

新しい日本人の人とも知り合えたし、とても楽しいひと時だった。


<ケーゼシュペッツェレ> 10人分
小麦粉 1kg
卵   8個
水   200~300ml


チーズ

1.小麦粉、卵、水、塩を混ぜる。生地は思ったよりやわらかめだった。30分ほど寝かせる。
2.シュペッツェレを搾り出す道具で生地を搾り出しながら塩水でゆでる(2~3分)。
3.80度くらいのオーブンで暖めておいた器に、茹で上がったシュペッツェレ→チーズを入れる
4.2と3を繰り返す。
5.チーズが溶けるまでオーブンに入れておく。
6.ローストオニオンをかけて出来上がり。

<サラダドレッシング>
ホワイトワインビネガー  大3.5
蜂蜜           大1.5くらい
マスタード        大1.5くらい
ダシ



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チキンカレー

2009-11-06 14:09:49 | 料理
ドイツ人と一緒に、インド人からチキンカレーの作り方を習った。彼の作るカレーはちょっとしょっぱいけれど、いつもおいしいので、私も作ってみたくなった。

今回キッチンを提供してくれたのは、ドイツ人。いつ行ってもきれいなフラット。とても男性1人暮らしとは思えない。

インド人、最初は、『今日は僕は何もしないから』と言っていたけれど、手際の悪さを見ていられなくなったのか、やっぱり、チキンをさばいたのも、ご飯を炊いたのも、スパイスを入れたのも彼だった。

今回はパプリカを入れたけれど、

カットしただけで、種はパプリカについたまま

料理した。チリと同じ原理で、種部分がスパイスらしい。知らなかった。食べるときは、その種は全く気にならなかった。というか、気がつかなかった。

チキンの解体は、以前、日本人の人と解体した時は、『まず、ここで切って、ここがささみね』などと、きれいにカットしていった(確かに、部分によって料理が違ったから、だけど)けれど、今回は、

ぶった切り

とりあえず羽とももの関節で切ったら、次は、胴体を半分に、という豪快さ。さすがだ。

今回のチキンカレーもおいしかった。インド人の奥さまが、お皿のカレーがなくなってくると継ぎ足してくれ、久々に、

お腹いっぱいで動けなくなった

キッチンを提供してくれた彼も、何回か練習して、みんなを招待したい、と言っていたので、私も負けずに、スパイスを買いに行って、チキンカレーを練習してみよう。


<チキンカレー>
チキン   1羽(1.2kg)
玉ねぎ   中3個
ジャガイモ 中~大3~4個
赤パプリカ 1個
トマト   1個

ヨーグルト 100ml(今回買い忘れのため、使用せず)



★スパイス
 ターメリック
 チリ
 ガラムマサラ
 チキンマサラ
 チキンカレー




0.米は洗い、1.5倍の水で強火で炊く。ふたは水がなくなりそうになってからする。火を止め、放置。しばらく放置してから、水を1カップ位足した。

1.チキンの皮をはがし、解体する。粗みじん切りの玉ねぎと一緒に、ヨーグルト、油、スパイス、塩と混ぜる。
2.ジャガイモ、パプリカを順番に油でいためる。このとき、ターメリックパウダーを少し入れると、油がはねない。
3.ジャガイモ、パプリカ、スパイスにつけたチキンをフライパンで炒める。
4.鍋に入れ直し、トマトも入れ、煮込む。
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ハロウィンパーティ

2009-11-03 00:13:14 | Weblog
研究室のポスドクがハロウィンパーティを開催した。事前に誰が何を持ってくるかを主催者のポスドクに申告し、私はサラダとかぼちゃプリンを持って行った。主催者のポスドクは、スープとサラダ2種類を用意した。

ポスドクのフラットは、ちゃんとハロウィンの飾り付けがされていてちょっとびっくり(男性1人暮らし)。マメだなぁ。ちなみに、彼のフラットは2K。

私のかぼちゃプリンは、日本に住んでいたことのあるドイツ人男性2人には大好評だった。かぼちゃプリンは、それほど手間がかからないし、なにより、

多少火を通しすぎても大丈夫

なところが気に入っている。『レシピを教えて』といわれたけれど、かぼちゃの量なんて量っていなかった・・・

会話は70%がドイツ語で、あまり理解できなかった。中国人ポスドクに『一緒に行こうよ!』と言われて参加することにしたパーティだったけれど、彼女は私よりドイツ語が分からないので、

途中、寝ていた

結構な兵だと思う。

ドイツ語メインのパーティだったけれど、たまには英語になるし、ごく稀に日本語になることもあって、思ったよりは楽しかった。私はあまり、研究室の人とは交流がないけれど、たまになら参加しても楽しいかも、と思った。


メモ
<かぼちゃプリン 10人分>
★カラメル
 ・砂糖 大8
 ・水  大2~3
 ・お湯 大2
★プリン
 ・かぼちゃ  1/2~3/4 (Hokkaido)
 ・砂糖    大6
 ・生クリーム 200ml
 ・牛乳    300ml
 ・卵     4個
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キャベツ祭り

2009-11-02 19:17:19 | Weblog
『どうせ小さいお祭りだろう』と、あまり気乗りがしなかったけれど、せっかく誘ってもらったので、キャベツ祭りに行ってみた。

2箇所でやっていて、結構大きい

お菓子や食べ物・飲み物を売る屋台も出ていたし、当日は日曜日だったけれど、その祭りのため、スーパーなども開いていて、結構賑わっていた。

でも、このキャベツ祭りの一番の見所は、

キャベツの千切り大会

だったと思う。1分間でキャベツを何キロスライス(スライサー使用)出来るか、を競うもの。スライサー使用だから、千切りする技術は不要で、力勝負、という、ある意味、ドイツらしい大会だった。

ちなみに、女性はたいてい、7~8キロくらいは1分間でスライスできる。私が見ていた中で、一番多くスライスした人は

12キロくらい

スライスしていた。もちろん、男性はもっとスライスできる。
で、このスライスされたキャベツはどうなるか、というと、

ザワークラウト用に販売されていた

もう1つのゲームは、ビールケースを高く積み上げる、というもの。積み上げる係りの人は、小さめのクレーン車に命綱をつける。私が見たゲームは、積み上げる係りの少年が、クレーン車の高さいっぱいにまで積み上げ、足でビールケースの塔を蹴り崩し、着地した。おそらく、この少年のチームが優勝したと思う。

寒かったけれど、人もたくさん来ていたし、意外に楽しいお祭りだった。本当、誘いを断わらなくてよかった。
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