徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

Uバーンの事故

2018-11-29 03:28:29 | Weblog
ある日、帰宅するためにUバーンに乗った。Uバーンは「地下鉄」と訳されるけれど、私が住んでいる街のUバーンは

町の中心部以外は地上を走っている

ことが多い。さらに、路線によってはUバーンの線路が道路にあり、Uバーンの前後を車が走る路線もある。

その日私が乗ったのは、Uバーンと車が一部同じ道路を走り、その道路の端は

乗用車の路駐OK

となっている路線だった。

私が乗ったUバーンが何の前触れもなく停車した(駅ではない)ので、『渋滞しているのかな』と思ったけれど、Uバーンの横を車が普通に走っていたので、『信号故障?』と思ったけれど、あまりに停車時間が長い(5分程度)ので不安になっていたら、『

事故のため停車しています

。警察が来るまで時間がかかります』とアナウンスがあった。外を見てみると、路駐している車があった。Uバーンの先頭車両がその車を少し追い越す形でUバーンが停車していた。運転手さんが状況写真を撮り始め、しばらくしたら車の持ち主が到着した。運転手さんはその車の持ち主に、『車を止める位置がUバーンの線路側に近すぎた。もう少し歩道側に寄せて駐車するべきだった』と言うような話をしているようだった。

警察が到着したのは事故から15分後くらい。そのすぐ後に、Uバーンの会社の人が2人到着した。現場写真を撮ったり書類を記入したりして、Uバーンが再出発するまでに15分程度かかった。

車を少し歩道側に寄せてからUバーンが再出発し、車を追い越すときに『どのあたりがぶつかったのかな?ドアミラーが車体とぶつかったのかな』と、見てみたけれど、ぱっと見、車には特にダメージはなかったように思う。

Uバーンを降りてから車体を見てみたかったけれど、ホームと反対側だったので遠目からしか見られなかった。こちらも、遠目にはダメージはなかったと思う。衝突の衝撃も感じなかったので、おそらくこすった程度だと思うけれど、そのUバーンは途中の駅で運転を取りやめ、回送電車で車庫に戻っていった。

Uバーンを乗り換えないといけなかったので面倒だったけれど、事故の際の手順がきちんとしているようだったので、安心した。

ドイツに住んで10数年。Uバーンやバスにはよく乗っているけれど、自分が乗っているUバーンやバスが事故にあったのは初めて。


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ドイツ語の本-Potilla und der Muetzendieb

2018-11-25 18:46:31 | ドイツ語の本


本の交換場所でソクチくんが借りた本(ファンタジー)だったので、全く読む気はなかったけれど、『対象年齢は10歳以上だし、読みやすいと思うから読んでみたら』と言われて読み始めた。

タイトルは、『Potillaと帽子泥棒』。Potillaは妖精の女王で、赤い帽子がないと自分の国に入れない。泥棒にその赤い帽子を奪われ、国を乗っ取られた。人間の子どもの助けを借りてその赤い帽子を取り戻し、自分の国も取り返す話。

181ページの本で、今まで読んだドイツ語のどの本よりもページ数は多かったけれど、字は大きいし、余白もたっぷり、その上1ページ丸ごと使った挿絵もところどころにあり、実際はそれほど長くはなかったと思う。

ファンタジーはあまり好きではない、と思いつつも、ストーリーが面白くて先が気になり、

2週間程度

で読み終わった。ちなみに、ソクチくんは2,3時間で読み終わった。

今まで読んだドイツ語の本は、70~80年代に書かれた子供探偵っぽいものばかりで、

当時の子供が使っていたスラング

が多用されていて、辞書にも載っていないことが多く、読みにくかったけれど、この本は、スラングもなく、イディオムも基本、辞書に載っているものばかりで読みやすかった。

ところどころ、代名詞が何を指しているのか見失うこともあった(例えば、1つの文章に「er」と「der」があると、『(前の文章の)どっちの男性名詞が「er」になっているのかな?』と考える)けれど、文法も中級レベルで十分なので、

辞書を引き続ける根性

さえあれば、楽しめると思う。

この本には、Potillaを助ける少年のいとことして双子が登場するけれど、ストーリー上双子でなければならなかった理由も最後にわかるし、登場人物それぞれに役割はあるし、起承転結がハッキリしていて良かった。

本の状態も良いので、このまま手元に置いておこうと思う。



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制限速度10km/hの道

2018-11-23 16:32:48 | Weblog
ソクチくんの地元には、ある大企業があるので、財政的には潤っているはず、と私は思っている。

ある日、車がすれ違うのがやっと、くらいの道幅の道路を通った。

制限速度10km/h

の表示があった。何年か前は30km/hだったと思う。ソクチくんの話では、10年以上前は速度制限が50km/hの時もあったという。車がすれ違うのがやっとの道幅で制限速度が50km/hというのもどうかと思うが。

よくよく見てみると、道路はデコボコだし、

道路の端は崩れかけている

場所が広範囲にわたってあった。

『これ、速度制限を下げるよりも早く修理したほうがいいんじゃないの?市もお金あるだろうし』と言ったら、『この道路、

あの大企業の私道

なんだよね』と言われた。

そうなのか。市は無関係か。
それにしても、私道を一般に使わせるのもすごいな、と思った。


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ドイツ語-Wie sagt man?

2018-11-14 17:32:10 | 英語・ドイツ語
ある日のバスの中で。

バスの運転手さんは20代半ばくらいの青年だった。あるバス停で止まり、乗客の乗降が終わり出発しようとした時、11歳か12歳くらいの少年が走ってきてバスに追いついた。

こういう場合、ドアを開ける運転手さんもいれば、開けない運転手さんもいる。

その日の運転手さんはドアを開け、その少年を乗せた。少年はチケットを運転手さんに見せ、座席に座ろうとしたけれど、その時、運転手さんが少年に

Wie sagt man?(何て言うの?)

と言った。座席に座ろうとしていた少年は体を運転手さんの方に戻し、

Danke schoen.(ありがとう)

と返した。

最近は見知らぬ大人が子どもにマナーを教えることが少ないと思っているので、このやり取りは良かったと思う。


私はこの会話を第三者として聞いていたので意味が分かったけれど、これ、自分が『Wie sagt man?』と言われても何を言われたのかぴんと来なかったと思う。

Wie sagt man?の英訳はWhat do you say?になるけれど、

wie=how、was=what

と覚えている私には難しい。

帰宅後、ソクチくんに『「Was sagt man?」ではダメなの?』と聞いてみた。

どちらもOK

らしい。


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2018年、シソの顛末

2018-11-12 18:20:46 | 植物成長日記
今年3月に種まきをし、大量に発芽したので、同じ町に住む日本人にシソを分けた。

種は、アマゾン経由でイギリスの種屋さんから購入した。3月の種まきの時点で『あれ?いつものシソの種より大きいね』という会話をソクチくんとした。

種まきから3,4日後、『あれ?もう発芽し始めたね』と話し、さらには『発芽率いいね(100%に近かった)』という話もした。いつもは、発芽に2週間くらいかかるし、発芽率も50~60%程度だった。

苗を希望する日本人の人に渡している途中で

シソの匂いがしない

ことに気が付いた。いつもの年なら、かなり早い時点から葉っぱをこするとシソの匂いがするのに、このシソは違う匂いがする。『おかしい』と思い、種屋さんに連絡してみると、『種の納入業者の園芸部長に確認したら、間違いなく「シソ」とのことです』と連絡が来た。

その一方で、自分でも調べた。調べたところ、どうも

エゴマ

な気がする。学名で見ると、エゴマはPerilla frutescensでシソはPerilla frutescens var. crispaとなっていて、シソはエゴマの変種らしい。

日本に一時帰国したときに、ホームセンターでエゴマの苗が売られていたので、匂いを嗅いでみた。

かなり似ている…

ということで、私とソクチくんの中では「エゴマ」ということになった。苗を分けた人にもすぐに連絡した。種屋さんにも、『シソではなくてエゴマだと思いますよ』と連絡した。種屋さんからはその後、『確認します』と連絡があったきり連絡が途絶えた。

さて、私たちは結局シソをマーケットで購入した。いつもは、花が咲く直前におしまいにしてしまう(室内に置いているので花が落ちて掃除が大変なので)けれど、今年は

種を収穫しないといけない

ので、長く置いておいた。

結構な量の種を収穫できたので、来年こそは自分で育てたシソを楽しめそう。

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