徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

靴を買う

2010-11-30 02:10:09 | Weblog
日本にいたころは普通に服やバッグを買っていたけれど、ドイツに来てからお金もないし、購買意欲も衰えたので、

ウィンドウショッピングすらしていない

日本では、そこそこ安くても、品質はそれほど悪くはないし、かわいいものも多いけれど、ドイツでは、

安いものはそれなりの品質

なので、ウィンドウショッピングすら楽しいと思えない。今までにドイツで購入したのはジャケット2着くらいか。そのほかのものは、

2004年に持ってきたもの

がメインで、あとは、一時帰国した時に冬物は買い足している(夏服は着る期間が短すぎて6年間同じものを着ている)。最近では、

本帰国する人に譲っていただいた

ものも着ている。

服はそうやって何とかなるものの、靴はどうにもならない。靴も、一時帰国をしたときに買ったり、両親が旅行に来た時に

母の靴と交換

してもらったりしてしのいでいたけれど、やっぱり冬の靴がほしくなった。
ソクチくんに話をしたら、『僕も買おうと思っていたんだ』ということで、一緒にショッピングセンターに行った。私がほしかったのは、暖かくて滑らない靴。

何着か履いてみて一番気に入ったのを購入。

60ユーロ

安い。ちょっと重たいけれど、暖かいし、雪の上を歩いても滑らないのでOK。今まで私が履いていた靴は、氷の上は歩けないほど滑ったことがあった。そんな場所でもソクチくんは滑らずに歩いていたので、『ドイツ人は慣れているなぁ』なんて思っていたけれど、

靴のおかげ

だったのね。
初めてドイツで靴を買ったけれど、思いのほか良かった。また購入したいと思う。

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The murder at the vicarage (Agatha Christie)

2010-11-27 00:03:59 | DVD・本
アガサクリスティの本は、20年以上前に日本語で何冊か読んだことはあったけれど、今回、初めて洋書に挑戦してみた。ポワロとマープルで迷ったけれど、何となくマープルにした。この本は、日本語でも読んだことはなかった。

英語はそれほど難しくなく、さくさく読めるわ、と思っていたけれど、終盤、

細かいところがよく理解できていなかった

ことに気がついた。もしかすると、3週間くらいかけて読んだから、忘れただけかもしれないけれど、終盤になって『あれ?そうだったけ?』と思うことが多かった。

ストーリーは良くできていると思う。『犯人はあの人かな、この人かな?』と想像できる場面がいくつもあり、推理しながら読むのが楽しかった。

この本は、今までに読んだ他の本よりも行間が若干広いのか、とても読みやすかった。
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牛丼を作る

2010-11-26 00:20:57 | 料理
ソクチくんが友達から栗原はるみさんのレシピ本(ドイツ語版)をもらい、ぱらぱらと眺めていた私に、

何か食べたいものがあったらマークしておいて

と声をかけてくれた。あれもおいしそう、これも食べたい、と思いながら見ていき、『牛丼とか、いいよね』と言ったら、

ソクチくんの友達の家

で牛丼を作ることになった。

ソクチくんのご両親は比較的保守的で、あまり変ったものを好んでは食べない。カレーを作ってからまだ間もないから、友達の家で、というのは妥当だったかもしれない。

ドイツでは、薄切り肉、というものは存在しないから、シチュー用の牛肉を買い、

包丁で薄切りを自作

した。当然、日本のお店で売っているようには薄くは切れないけれど、仕方ない。
紅ショウガも、アジアンショップでは購入できるけれど高いので省略。このレシピ本によると、日本酒ではなく、

白ワイン

を使うことになっていたので、ソクチくんのお父さんのワインをいただいた。

調理時間は、サラダ作成時間も入れて1時間くらいで5人分の牛丼+サラダができた。意外に簡単にできた。

当然、ソクチくんの友達の家にはドンブリはないから、お皿によそって食べた。スプーンで食べるのかな、と思っていたけれど、

全員分のお箸

がすでに用意されていた。正直、食べにくかった。
が、全員お箸のみで食べきった。すごい。

牛丼の味は、

とてもおいしかった

『しょうゆ、こんなに入れちゃうの?』などと半信半疑で作ったけれど、さすが栗原はるみさんのレシピ本だけあって、白ワインだったけれど、ちゃんと牛丼の味だった。また作りたいね、とソクチくんと話をした。

この日のデザートは、ソクチくんの友達の奥さまの

ベトナム風ココナッツミルクプディング

おいしくて、ソクチくんと一緒にレシピをメモした。


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イラスト展覧会へ行く

2010-11-25 00:07:01 | ソクチくん
ソクチくんの親戚の1人、Olivier Kuglerが約1ヵ月間、展示会を開き、ソクチくん一家が招待状をもらったので、私も最終日にソクチくんと一緒に行ってきた。Olivier Kuglerはドイツ人で、現在、イギリスの新聞紙、ガーディアンでイラストを描いているという。

この展覧会の話が出た時、ソクチくんのお父さんが保存していたOlivierの作品を見せてくれたけれど、

私好み

なイラストだった。

彼は短時間でスケッチをし、それをコンピュータに取り込み、色を付け、1つの作品を作り上げる。展示会では、そのスケッチ(オリジナル)も展示・販売されていて、『あ、このスケッチのこの部分がここに来ている』と見つけるのが楽しかった。

作品は、小さい絵で20ユーロ、大きくなると100ユーロ位だった。A3サイズのプリントは40ユーロ。私も1枚買おうかな、と思ったけれど、40ユーロという金額で迷った。日本円だったら5,000円弱。日本にいた時なら間違いなく購入したと思うが、40ユーロが10,000円くらいに感じる現在、購入はどう考えても不釣り合いなので、見合わせた。

しかも、会場で出会ったソクチくんの親戚に、『ほら、この雑誌(Olivierの旅行記特集あり)だったら、8ページもイラストがあって15ユーロよ。40ユーロで購入する必要ないって』と、説得された。親戚同士なのに…


展示会には、現在の作品だけでなく、彼が学校の授業で描いた絵も展示されていた。面白かったのは、ヌードモデルをデッサンする課題のはずが、

ヌードモデル+それを描いているクラスメイト

が描かれていたこと。当時の絵はそれほどうまい、とは思わなかったけれど、着眼点が面白い、と思った。

展示会最終日だったけれど、Olivier本人は不在だったのが残念。

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修論修了パーティ

2010-11-24 00:36:35 | ソクチくん
当初の予定よりもずいぶん長くかかったけれど、ソクチくんが修論を書き上げたので、パーティを開いた。スペースの都合上、招きたい人を全員招くことができず、結局、最も親しい人たち15人程度を招待し、10人ほどが参加した。

メニューは、ケーキ2種類、日本のカレー

パンプキンカレー

とデザート。ソクチくんのお母さんは、ドイツ料理じゃなかったことに若干不満げだった。私は、パンプキンカレーってどうなの?と思っていたけれど、とてもおいしかった。
半量のかぼちゃをポタージュにし、残りは2センチ角の大きさに切り、

別々に調理

という、結構面倒なものだった。食べるときにスープと具を混ぜて食べたけれど、とてもおいしかった。ポタージュはカレー風味だけれど、辛くないし、具は辛く、別々に食べるとあまりおいしくないけれど、混ぜて食べるとおいしい。彼はどこでレシピを入手したのだろうか。

日本のカレーを作るのは、これが3回目だから、いろいろとコツも分かってきて、やっぱりおいしくできた。

私は面倒だから、と、ついレシピを見ずに目分量で料理をしてしまうけれど、ソクチくんを見ていると、

レシピって重要

だな、と思う。

パーティは、日本人とドイツ人が半々くらい参加し、みんなでワイワイしてとても楽しかった。私は10時半くらいに失礼したけれど、ソクチくんの幼馴染カップルは12時過ぎまでソクチくんのご両親も交えておしゃべりを楽しんだという。

もう1人、別の幼馴染もパーティに参加し、彼とソクチくんは生まれて間もなくからの付き合いだそうで、途中、ソクチくんのお母さんが

2人が並んで写っている、子供の頃の写真

を持ってきた。

ソクチくんも、その友達も、全く嫌がる気配はなく、ごくごく普通に写真を回覧し、みんなで『かわいー』を連発した。

両親を交えてのおしゃべりも、子供のころの写真の回覧も、あお家ではまず起こらないことだと思う…

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テレビ番組-BEGIN Japanology

2010-11-23 00:13:33 | DVD・本
NHKの番組で『BEGIN Japanology』がある。1話30分で毎週放送されている。おそらく、日本に興味のある(または、既に日本に住んでいる)外国人を対象にしていると思われるけれど、日本人の私が見ても結構面白い。

私は英語で見ているけれど、英語と日本語が選べるらしい。英語も、イギリス人がナビゲーターをしていて、彼の英語は聞き取りやすい。たまにイギリス人ぽいジョークを言うのも面白い。

テーマは1回ごとに変わり、本当にいろいろ取り上げている。これまでに私が見たのは、
履物
カレー
ヘアスタイル
源氏物語
文楽
ホテル

などなど、伝統的なものから現代的なものまで。

ホテルは、旅館からビジネスホテル、ラブホテル、カプセルホテルまで紹介されていたし、ヘアスタイルのエピソードでは、平安時代の女性の長髪から戦国時代の武士、江戸時代の商人、現代女性のさまざまなヘアスタイルが紹介されていたりと、テーマの中でも幅広くいろいろなものが紹介されている。

たまに『え、そうなの?』というものまで(例えば、オムライスの上にハンバーグを載せ、さらにカレーをかける、など)紹介されているけれど、とてもよく出来ている番組だと思う。これからも楽しんで見ると思う。

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英語力

2010-11-22 00:14:18 | Weblog
修論を書きあげつつあったソクチくんに、

英語のチェックをしてもらえないかな?

と依頼があった。私は自分の英語力が全然足りないことを自覚しているので、『無理』と断ったけれど、『科学的な英語は慣れているでしょ。意味が分からない文章を指摘してくれるだけでいいから』と言われ、彼が何の研究をしているのかを知るのにもいい機会かも、と思い、引き受けた。

普段私たちは英語で会話していて、彼の英語は若干ドイツ語的な言い回しがあるものの、発音はいいし、とても流暢に英語を話すので、『直すところなんてないんじゃないかなぁ』と思っていた。

が、実際は、

スペルミス、動詞の配置がドイツ語的

がとても多かった。中には、主語が抜けているものも。
普段、ソクチくんの英語はうまいな、と思っていたので、今回の発見はちょっと嬉しかった。

そういえば、私の教授(アメリカでポスドク経験あり)やポスドクも、たまにドイツ語的な英語を書くことがある。

ドイツ人といえども、英語は外国語なんだな、と当たり前のことを改めて思った。
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散歩

2010-11-21 14:55:30 | Weblog
以前ソクチくんが、住宅街や公園など、7,8km散策するコースが紹介されているパンフレットを持ってきて、『今度、歩いてみない?』と言っていた。イベントでもないのに7,8kmはきついな、と思っていた私は、その後、その話題には触れないようにしていたけれど、ついに、友達夫婦を誘って行くことになった。

が、友達の旦那さまは歩くことに乗り気だったけれど、友達が

2kmが限界

と言うので、その散策のハイライトとも思われる約2.5kmのみを歩いた。

最初に登山電車を思わせる形の電車に乗り、丘を上った。その後、平坦な道(住宅街~林)を歩き、最後にケーブルカーで下り、Uバーンの駅に到着して終了。ケーブルカーは

まるで観光地にあるようなクラシック型

で、運転手さんがドアの開閉を手動で行っていた。

登山電車型の電車は、私は比較的よく使っている。終点でも始発でもない途中の駅でたまに、たくさんの中高年の人が乗り降りしていることが不思議だった。

今回散歩をしてみてわかったけれど、

この散策ルート

になっていた。

友達と話をしながら歩いたおかげで、2.5kmはあっという間だった。これだったら、7,8kmの全行程も歩けるかも。

ソクチくんのご両親も、興味津々で、『どんな感じだった?』とソクチくんに聞いていた。来年あたり歩くのでしょうか。

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