徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

子ども

2006-02-28 06:33:46 | Weblog
先週の土曜日、日本語を話すセネガル人女性が「今日、旦那がいないから遊びに来て」と誘ってくれたのでまたまたお邪魔した。今回は夜8時くらいから。当然、2歳の子どもは寝ていた。

彼女たちの結婚式や子どもの写真を見せてもらいながら過ごした。驚いたのは、産後2ヶ月くらいでもうスペインに家族旅行に行っていたこと。ちょっと日本の子育てと比べてしまった。なんとなく、日本では産後2ヶ月で旅行(国内でも)に行くのは考えられないような気がする。

子どもはまだ2歳だけれど、既に何カ国(ヨーロッパ内)も旅行している。子どもの記憶には残らないかもしれないけれど、飛行機で数時間だし、両親の気分転換になるし、いいなぁ、と素直に思った。

彼女は疲れていて、カウチで寝てしまった。ちょっとアルコールが入っていた私も不覚ながらカウチで寝てしまった。朝、子どもが自分の部屋から出てきて私に気づいたけれど、泣き出すわけでもなく、ごく普通に私に近づいてきた。もちろん、その週の水曜日には会っているけれども2歳の子どもが覚えているとは思えない。

子どもってこういうものなのかしら。知らない人が突然いても驚かない。よほど人見知りをしないのかしら。私が逆に驚いてしまった(私は人見知り)。

私が帰るとき、セネガル人女性とハグをしていたら、子どもも手を広げて近づいてきた。かわいい。もちろん、ぱんぱんと背中をたたいてハグをした。

子どもはあまり得意ではないけれど、今回、久々に「かわいい」と思った。
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駅の時計

2006-02-25 21:55:32 | Weblog
駅のホームに「何分後にどこ行きの電車が来ます」というお知らせがある。地下鉄の場合は地上に表示が出る。とても便利なのだけれど

時間の進みが一定でない、たまに表示されない電車がある

もちろん、途中の駅で遅れたりするからなのでしょうが、最近、とても納得いかないことがあった。

ジムから帰るときは電車とバスを乗り継いで帰ることにしている。バスは30分に1本なのでバスの時刻にあわせて電車を選んでいる。ジムは大きな施設に入っているので、その建物の出口のところにも「あと何分」という表示がされている。いつもはあと1~2分になったところでホームに向かう。走れば「0分」でもなんとか間に合う。

ある日曜日、21:08の電車に乗るつもりでいた。建物の出口には21時ごろに着いた。表示を見ると、次の電車は

25分後

うそ。今日は08分の電車、ないの??と思いながらじっと表示を見続けた。21:06になったときに、「とりあえずホームへ行って、時刻の確認をしてこよう」と思い、ホームへ向かった。途中まで歩いたところで気がついた。

電車、来てるじゃん

走って何とか間に合った。


また別のとき。やっぱりジムから帰るとき。あと4分あったので、ちょっとプリントを見よう、と思い、プリントを読み始めようとした。ふと表示を見ると

あと1分

・・・また走った。結局間に合ったから良いけれど、なんか納得いかない。結局あの表示は「目安」なだけで、自己管理が大切なのね。
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誕生日パーティ

2006-02-24 02:35:56 | Weblog
ジムで知り合った日本語堪能なセネガル人女性に「パーティやるから来て」と誘われ、行ってきた。夕方4時くらいから始まる、とのことだったけれど、さすがにそんなに早くはいけないので5時過ぎにお邪魔した。

彼女の子どもの2歳の誕生日だった。お父さんもこの日は会社を休んだようで、私が着いたときは既に在宅だった。

料理が得意な彼女がクスクスや春巻きなどを作ってくれてあって、どれもおいしく食べた。

さらに、大きなケーキ。直径30cmくらい、高さは5,6cmはあるようなケーキだった。そんなに大きなケーキを個人の家で見たのは初めてだった。おいしいのだけれど、

なぜか生クリームの一部が青

さすがドイツ。日本ではせいぜいピンクくらいだと思うけれど、本当に、「これは何で着色したの?」と思うくらいの鮮やかな青。

デザートはさらにもう一品。お父さんお手製のアップルパイ(前日の深夜から作り始めたそう)。これもまたおいしかった。

パーティにはアフリカの人、日本の人、アメリカの人などなど集まり、子どもも5,6人来た。そのうちの1人の男の子と遊んでいたら

私のシャツのボタンをはずし、キャミソールの中に手を入れる!!

やっぱり子どもにとっては女性の胸は気持ち良いらしい。しかし、驚いた(普段、子どもと接していないので)。その後、彼の両親と、「エッチだね~」と盛り上がった。

子どもが寝た後はカクテルタイム。すごくたくさんのお酒が出てきて、

あお、何飲む?

と。甘いお酒がいいな、と言ったら、カルアミルクが出てきた。そのほかにもお好みに応じていろいろと作っていた。すばらしい!!

英語、ドイツ語、日本語が入り混じる楽しいパーティだった。
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オリンピック

2006-02-22 06:34:46 | Weblog
スポーツ好きのドイツ人、そこそこオリンピックに関しては盛り上がっている。

と思っていたけれど、どうやらそれはスキーやホッケーなど、ドイツが強い競技くらい。スキーのときはメンザ(学食)のテレビの前に人だかりができていた。

寮のキッチンにはテレビがあるけれど、たまに映りが悪かったりする。なので、自分のテレビをキッチンに持ってきて観戦をしている。

今日はフィギュアスケートの日。やっぱり興味関心がある。が、私はテレビを持っていないので、ジムで走りながら観戦しようかな、と思い、時間を合わせてジムへ行った。

6台テレビがあるのに、どれもフィギュアではない・・・

がっかりしながら寮に戻ってきたらキッチンに何人か人がいてテレビを見ていた。

サッカーだよ・・・

女子フィギュアにドイツ人選手が出ているのかは知らないけれど、少なくともメダル候補には挙がっていなかったような気がするので、興味ないのでしょう。ある意味分かりやすい反応・・・

ネットだと、結果しか確認できないのが残念。演技を見たいのに。
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日本語

2006-02-19 19:36:41 | Weblog
いくら母国語とはいえ、普段日本語を使っていないとたまにおかしなことになる。

先日日本人の人(普段の生活は主に英語)と日本語で話をしていたら、突然、

Actually (実際はね)...

と言い出した。わざとかと思ったけれど、言った本人が、「何が『actually』だよ」と自分で突っ込んでいたので、どうやら素だったらしい。

別の日本人(普段の生活は主にドイツ語)と日本語で話をしていたとき、突然単語がドイツ語になった。私が意味が分からず「え??」と言ったら初めて気がついたらしい。

今、ドイツ語で言った?

と。

そういう私はどうかというと、ドイツに来て最初の3ヶ月は

クラスメートに「ねぇ」と話しかけそうになっていた

外見がアジアンなクラスメートだけでなく、南米出身の人にも「ねぇ」と話しかけそうになっていた。

さすがに今はそういうことはなくなり、やはり逆に日本語のボキャブラリーが少なくなったように思う。

夏に両親と旅行に行ったとき、レストランでスタッフがお皿を指しながら「May I take it?」と聞いた。母が「なんていったの?」と聞いてきたので、

お皿を持っていいかどうか聞いたんだよ

と言ったら、

あぁ、『お下げしてよろしいですか?』ってことね

と直された。そう言おうと思っていたけれど、どうもうまく出てこなかった。普段の会話も「これって日本語ではなんていうんだっけ?」ということが増えた。

日本語にはそこそこ自信があったけれど、使わないと忘れていくのね・・・
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別れ

2006-02-17 06:46:04 | Weblog
本来なら去年の10月に卒業するはずの人たちが何人かまだ残っている。そのうちの1人の女性は私と歳が同じ事もあって仲良くしていた。

しかし、いよいよ彼女の帰国が来週になってしまった。寂しくなるわ、と彼女に伝えたら、

これは人生で避けては通れないことなの。通常のprocedureじゃない

と言われた。分かってはいるけれど、もう、メンザ(学食)やパーティで会うことはなくなるんだな、と思うとやっぱり寂しい。

彼女は誰にでも明るく話しかけ、遠くからでも友達を見つけると必ず声を掛ける。そしてハグ&キス。そういう当たり前の日常がなくなるんだなぁ、と思う。

今までも出会いと別れを繰り返してきていて、時間がたてば寂しい気持ちは落ち着くし、新しい出会いに気持ちがまぎれて「寂しい」と思わなくなることも知っているのに。

とりあえず、少なくとも明日はまたメンザで会えるはずなので、彼女との残り少ない時間を楽しんで過ごそうと思う。
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野菜の共同購入

2006-02-16 05:49:08 | Weblog
野菜は安いのだけれど、パックになっている量が多すぎるし、寮の冷蔵庫は小さいし、で、今までブロッコリーやにんじんくらいしか定期的に野菜を買っていなかった。にんじんを1kg買うと、冷蔵庫の2分の1を占め、さらに卵を買うと一杯になってしまい、なかなか他のものまで手が回らなかった。

これではいけない、と日本人女性と反省し、野菜を共同購入することにした。なす、ごぼう(?)、大根、サラダ菜などなど。料理のバリエーションが広がりそう。

ごぼうかな、と思って買ったものはイマイチごぼうなのか他のものなのか分からない(ドイツ語での名前は「黒い根っこ」。匂いはごぼうではない)けれど、にんじんと一緒にきんぴらにして食べたらおいしかった。

野菜のほか、チーズも一緒に買った。チーズも1人で食べるにはどうだろう、という量だけれど、半分にすればOK。

この前の土曜日に初挑戦し、お互いよければ今後も続けていくつもり。お互い同じ食材を同じ量だけ持っているので、ちゃんと自炊しているかどうかのチェックにもなる。ある意味恐ろしい。
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バレンタインズディ

2006-02-15 08:05:48 | Weblog
日本人の男性2人にチョコレートをあげた。スティック状のチョコレート3本ずつ。うまくリボンを掛けられなかったので、パーティのポスターをハート型に切り、そこにメッセージを書いてくるくるとチョコレートを巻き、リボンを掛けた。なかなかいいできになった。とりあえず2人ともよろこんでくれたのではないでしょうか。

月曜日、タンデムくんとタンデムの約束をしていたけれどキャンセルされて時間ができたので材料もあることだし、ということでプリンを再び作った。そして、そのプリンをタンデムくんにあげた。

渡したとき、においをちょっとかいで

プリンだ

とあてた。びっくり。前にも書いたけれど、ドイツには日本で言うプリンは存在しないのに。ちょっとだけ2人で食べたけれど、おいしかった。今回はそんなに焦げなかったので、成功、といえるのではないでしょうか。

ただ、焼き上がりをチェックしたときに、竹串がなかったのでフォークで刺した。そうしたら、

あお、焼き上がりのチェックをフォークでしたね。竹串でしないとだめだよ

と注意された・・・


夕方はは研究室の人数人で飲みに行った。ランチのときに一緒になった女性から「行かない?」と誘われていたので行く気満々だったけれど、午後、ロシアの男性が

バラの花を1輪持って誘いに来てくれた

驚き。欧米では男性が女性にプレゼント、と良く聞くけれど、まさか自分がもらえるとは思わなかった。写真のバラが頂いたバラ。

そしてバーへ。ビリヤードがあったのでビリヤードもした。私は8年ほど前に1回だけしたことがあるだけだったので乗り気ではなかったけれど、「やってみたら」ということでやってみた。

普段お世話になっているPhDの人にパートナーになってもらい、3ゲームして私たち3勝。「ビリヤードはうまい人が必ず勝つ、というわけではないんだよ」と事前に言われていた通り。

私は、どの球をねらっていいのかも分からないので、パートナーの人に「ここを狙って」と指で示してもらい、打っただけ。でも、いくつかはポケットに落ちたのでうれしかった(彼の指示がうまい)。

しかし、ドイツ人とロシア人、みんなうまい。そんなにメジャーなものなのかしら。

楽しいバレンタインズディだった。
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プリン

2006-02-12 20:30:04 | 料理
研究室に通うようになり、生活が一変したせいか、体調が悪くなった。今までは「授業が大変」といっても、基本的に授業は午後からだったので、授業前に少し寝ることができた。

が、今は9時5時の生活。面倒を見てくれている人に、「何時くらいに来ればいいんですかねぇ?」と聞いたら、当然のように「あなた次第だよ」と言われたが、その後に、

8時から9時の間でいいんじゃない?

と言われた。なので、9時に行くことにした。そうしたら、睡眠不足になったのか、体調がすぐれない。

日本人の友達に話をしたら、「何か食べたいもの、ない?」と言われ、「プリン」と答えた。フランスには「プリン」は存在するらしいけれど、ドイツでは見たことがない。

一応、商品として「pudding」と名前がついているものはあるけれど、ムースのような、ソースのような感じで、あのプリッとした感触がない。さらに、一見すると色・形・大きさから「これはプリンか?」というようなものはあるけれど、カラメルではなくチョコレートソースがかかっていたりする。

と言うわけで、彼女が

じゃぁ、プリンを作りましょう

と言って作ってくれた。日中に昼寝をしたせいか、夜は比較的元気だったので一緒に作った。卵3個、牛乳+生クリーム500ml、砂糖110g、バニラビーンズとカラメルで焼きプリン♪

久々に食べた焼きプリンはとてもとてもおいしかった。焼きたてもとてもおいしかった。小学校の調理実習で蒸しプリンは作ったことがあるけれど、焼きプリンは初体験だった。

作っている最中にドイツ人がやってきて「何作っているの?」と聞いてきたので「pudding」と答えた。そうしたら

何puding?

と。私の中ではプリンはプリンだったので驚いてすぐに返事ができずにいたら、

ライスプディング?

と。「いや、普通のプリンだよ」と答えたら

あぁ、バニラプディングね

と。多分、プリン=puddingで翻訳はあっているのだけれど、ドイツで言うpuddingのカテゴリーは日本語のpuddingと大きく違っているのでしょう・・・
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パソコン

2006-02-10 04:54:41 | 勉強
研究室で貸してもらったパソコンは動作に少し不安があったのだけれど、その不安が的中してしまった。

水曜日(研究室2日目)、朝パソコンを立ち上げようと思ったら立ち上がらなかった。パソコンに詳しい人にいろいろと見てもらい、ウィンドウズを再インストールしようとした。

再インストールもできないらしい

その日のランチは教授と一緒に学食へ行き、教授が「問題はない?」と聞いてくれたので、「パソコンが動かないんですよ」と答えたら、

それは大きな問題だねぇ。買うにしても配達されるまでに時間かかっちゃうし

とのんびりと言われた。衛星データを使う予定なので、パソコンが動かないと何も始まらない。教授にも

とりあえず、論文を読むしかないね

と言われ、いくつか論文を渡された。とりあえず「読むこと」はしないといけないので分からないなりに読んでいる。

結局、新しいパソコンは買ってもらえるらしい。ただ、届くまでに時間がかかるので、今あるパソコンも動かそうとドクターの人ががんばってくれている。が、動いてくれない。とりあえず明日もまたパソコンと格闘するらしい。動いてくれるといいな。
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