徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ストライキの季節-その4

2024-03-08 16:55:30 | Weblog
最近の話題はストライキだし、ストライキのまま季節が変わるのではないかと心配になる今日この頃。

先週は各地で地域の公共交通機関(Uバーンやバス)のストライキがあり(あお家の住む街でも2日間ストライキだった)、今はドイツ鉄道の運転士が35時間、ルフトハンザの地上職員が60時間のストライキ中、フランクフルトとハンブルクの空港のセキュリティチェックのスタッフが昨日ストライキを行った。

ドイツ鉄道の35時間ストライキの35は、

1週間の勤務時間を35時間にしたい

ことを表しているそう。現在は38時間だそうで、会社側から提示されたのは、2026年に37時間、2028年に36時間で給料はそのまま、というものだったけれど、労働組合は35時間を要求しているらしく、ストライキになった。

運転士が何人いるのか知らないけれど、仮に1,000人とすると、勤務時間を週1時間減らすと、1週間当たり1,000時間分人が足りなくなるので、通常の採用に加えて30人ほど必要になる計算。そう思うと、とりあえず2年間は今の勤務体制を維持しつつ、運転士の採用・訓練を行う、という会社側の提案はもっともな気がするけれど、組合側は満足していないらしい。

そして、今までは48時間前までにストライキのアナウンスをしていたけれど、今後は事前アナウンスしないかもしれない、と発表した。突然ストライキになったら帰宅できない人が続出しそうな気がする。

ルフトハンザは今回も日本線を含む多くのフライトがキャンセルになった。
そして、交渉の行方次第では来週、キャビンクルーがストライキをするかもしれない、という報道があった。


私のドイツ人の友人がもうすぐルフトハンザで日本旅行を予定している。日本路線はフランクフルトかミュンヘン発着なので、私たちが住む街からフランクフルトあるいはミュンヘンへ行く必要がある。予約は私たちが住む街からスタートなので、ハブ空港へ行く手段は

電車(ドイツ鉄道運行)または飛行機(ルフトハンザグループ運航)

で、どちらも今のところ賃金交渉真っ最中で、今後もストライキの可能性がある。運よく行けるといいなぁ、と思う。

コメント
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