徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

トースター

2015-12-30 16:45:35 | ソクチくん
あお家の朝食は基本的にパン。パン屋さんで1kgくらいのものを購入し、毎朝食べる分だけスライスする。

クリスマス前のある日、パンをスライスしたら、ナイフにパンがべっとりくっついた。前日にソクチくんがスライスしたときはくっつかなかったようなので、「技術の差なのかしら」と思っていた。

食べる直前、ソクチくんがパンのにおいをかぎ、そのあと私に差し出した。

発酵

の匂いがした。パンの外側はカリッと焼けていたけれど、焼き方が足りなかったのだろうか。だから真ん中あたりの生地がナイフにくっついたのだろうか。

まだ残っていたパンも全部スライスしてオーブンで焼くことにした。

焼きながらソクチくんが『

クリスマスにトースター欲しい?

』と言い出した。
いや、家のキッチンのどこにトースターを置く場所があるというんだろうか…

『まだ使っていない戸棚があるから、そこに入れればいいんじゃない?たった数枚のパンのために大きなオーブンを使うのは電気代の無駄だし、トースターがあれば、ときどきトーストを食べられるよ。』という。

トースターかぁ。ネットでレシピを調べると、結構トースターを使っているものが多い。『うん、じゃあ、料理にも使えるね』と言うと、『え?

トースターはパン専用

に決まってるよ』という。『あ、じゃあ、トースターは要らない』と言うことに落ち着いた。

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ティラミスを作る

2015-12-19 04:53:09 | 料理
イタリア人のタンデムパートナーの家で何度かティラミスをごちそうになった。イタリア人が作るティラミスだけあってとてもおいしいので、ソクチくんに作ってもらおうと思い、レシピを聞いた。

彼女の話では、イタリアでその昔、ティラミスを食べて(たぶんサルモネラで)亡くなった人がいるので、それ以降、イタリアでは卵を使用しないティラミスが主流だそう。

ドイツ人の友達が作ってくれた時は、生卵を使用していたので、別の友達がレシピを聞いたときに、『

Bioの卵は使用しない

でね』と言っていた。鶏が自由に動き回り卵を産む場所が決まっていないから、もしかするとファームで卵を回収した時点で古い可能性があるからだと思う。

彼女の作るティラミスは、卵は使用しないし、乳糖が含まれていない生クリームを使用し、コーヒーも代用品を使用しているけれど、なぜかおいしい。

ソクチくんに彼女のレシピで作ってもらったら、やっぱりおいしかった。マスカルポーネ自体もおいしいと思う。
ただ、使用するコーヒーの量が私とソクチくんで大きく異なる。私は『フィンガービスケットは柔らかめがおいしい』と思うけれど、ソクチくんはそうではなく、出来上がりもところどころ固めのフィンガービスケットが残っている。

タンデムパートナーが作ってくれるティラミスはもっと柔らかいと思うけどなぁ。


<材料>
フィンガービスケット 1袋
生クリーム 1パック
コーヒー 1杯
マスカルポーネ 1箱
アマレット 少々
砂糖 大匙1

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ドイツで結婚後の姓について

2015-12-18 18:16:23 | Weblog
私の理解では、ドイツで結婚する場合、結婚後の個人の姓に関して夫も妻も4つの選択肢がある。

1.夫の姓
2.妻の姓
3.夫の姓-妻の姓の複合姓
4.妻の姓-夫の姓の複合性

私たちの場合は、ソクチくんは1を、私は4を選択した。

これとは別に、「家族の姓」を結婚時に登録した。これは子供に引き継がれる姓で、複合姓を選択することはできない。つまり、夫の姓か妻の姓のみ。子供が複数いても子供たちの姓は同一になる。妻が2を選択し、家族の姓を夫にすると母親と子供で姓が異なってしまうけれど。


日本では卒業証書、免許や資格の証明書などの姓と結婚後の姓が異なっていると、同一人物であるという証明をする必要があり、それは手間だな、と思う。自分の名前で論文を出した後に名前が変わると、自分の実績を証明するのも大変だと思う。

ドイツでは夫婦で同姓も別姓も選択ができ、子供たちの姓についてもしっかりと決まっているので、日本でもそういう方法もありかな、と思う。


私の友達など、ドイツで結婚をしたカップルの姓の選択を見てみると、意外にも

夫の姓

を選択している妻が多い。

ドイツ・ハンガリー、ロシア・ドイツ、インド・ドイツ、ドイツ・中国(結婚時は妻は妻の姓を選択したが、子供ができた後改姓)のカップルは夫の姓を選択。ウクライナ・カザフスタンは夫は夫の姓、妻は妻の姓を選択し、別姓。

選択はできても、まだ夫の姓を選択するのが優勢らしい。
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ソクチくんの職場のクリスマスパーティ

2015-12-14 19:13:44 | Weblog
ソクチくんの職場では毎年12月に職場の施設を利用してクリスマスパーティ(ケーキや料理は持ち寄り)をする。だいたい午後2時半から準備を始め、3時半くらいから始まり、早いときは8時、遅いときは10時くらいから片づけを始める。

私はこのパーティにたぶん4回くらい参加し、そのうち、片づけを手伝わなかったのは1回のみ。確か、2回はソクチくんが片付けの責任者で、1回は同僚を手伝ったんだったと思う。

今年も「誰が片付けの責任者になるか」の話し合いが行われた。ソクチくんは『去年もやったし、今年は腰痛がひどいのでやりたくない』と言ったけれど、他に手を挙げる人はいない。さらには、ミーティング中に『去年やったんだったら

今年もやればいいのに

』と話している声が聞こえたらしい…
親睦を深めるためのクリスマスパーティだと思うけれど、深まるのは亀裂だな。

手伝ってもいい、と言ってくれる上司は2人いたけれど、

6時から片付けていいなら

という条件付きだったらしい。1人は遠方に住んでいるので、早く帰りたいのは理解できるけれど、もう1人は

スポーツジムに行くから

という理由らしい…1年に1度でも習慣を変えることはできないんだ。


結局ソクチくんが「来年は責任者にはならない」ということで責任者になり、7時から片づけを始めた。まだ早い時間だったのでソクチくんの同僚たちも手伝ってくれた(最後まで手伝ってくれたのは1人だけだったけど)。

そろそろ片づけを始めようか、と、キッチンにソクチくんがカートを取りに行った。無人のキッチンでは、

コンロに鍋がかけてあり、お湯が沸いていた

らしい。毎年中国人の同僚が水餃子を作ってくれる。今年はゲストも多かったことから、水餃子を400個作ることを予定し、まだ100個出来上がっていなかったので、それを水餃子にするためのお湯を沸かしたけれど、中国人のリーダーはそれをほったらかしにしていた。ソクチくんがお湯が沸いていることを伝えると慌ててキッチンに走り、餃子作成と片付けが同時進行となった。

私たちはお皿を食洗器に入れ、きれいになったものを食器棚に戻す。
中国人のリーダーは、お皿に乗った出来上がった水餃子を受け取り、

きれいなお皿を取り出し

水餃子を移す。「お皿を2皿に分けるのかな?」と思ったけれど、彼は水餃子を全部移し、もともと水餃子が乗っていたお皿をカートに置く。
ということを何度も繰り返した。さらに、気が付いたら彼はアルミホイルに餃子を移し、中国人たちが持って帰れるようにパックしていた。ますますきれいなお皿を使った理由が分からない。そして、アルミホイルの切れ端は丸めてカートの上に。どうしてゴミ箱に捨てられないんだろう、と思う。自分の同僚だったら「ごみ箱に捨てて」と言ったけれど、さすがに他人の同僚には言えなかった。

片づけはグループごとに順番にするとか、レストランに食べに行く、とかにすればいいのに、と思う。


今回、私はPollo Finoで唐揚げを作って持っていった。大好評でうれしかった。

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イタリアの魔女・ベファーナ

2015-12-07 22:04:59 | タンデム
ドイツでは、プレゼントは12月6日にニコラウスが持ってくることになっている。

タンデムパートナーのイタリア人に聞いたところ、イタリアでは

1月6日に魔女・ベファーナ

がプレゼントを持ってくるらしい。魔女とプレゼントはあまり似合わないな、と思い、どんなプレゼントを持ってくるのか聞いてみた。

『悪い子には

黒いケーキ

を持ってくる』という。黒いし悪い子に持っていくケーキなのでおいしくはないんだろう、と思いつつも確認してみた。『甘すぎておいしくない』という。

では、いい子には何を持っていくのかというと、

白いケーキ

らしい。こちらはおいしいんだろうな、と思ったけれど、念のため確認してみた。
が、やっぱり『甘すぎるから私は好きじゃない』と言っていた。地域性もあるだろうけれど、結局、いい子でも悪い子でももらえるものは

甘すぎておいしくないケーキ

ということか。

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スポーツジム-11月

2015-12-06 18:25:45 | ジム・サウナ

11月にジムに行った回数は、

ソクチ:0回
あお:10回

だった。私は行った回数的には思ったより多く行けたけれど、月の前半にまとめて行き、後半は4,5日おきだったので、

10分のクロストレーナーで「もう無理」

と思うことが多かった。それでも「もう少し、もう少し」と頑張り、11月のクロストレーナーで走った合計距離は

約30キロ

となった。

ソクチくんもジムに行けていないけれど、一緒にジムに入会した友達はさらに行けていない。彼女は彼女のプロジェクトが最終段階に入り、かなり忙しく、さらには来年以降の契約が不明なので、先日一緒にお茶をした際に、『ジムを辞めたいんだけど、キャンセルできる期間ってもう過ぎちゃったよね?』と聞いてきた。

私たちの通っているジムはキャンセルをしない限り契約が自動延長される。ドイツでは多くの契約がこのシステムをとっていて、たいてい契約終了の3か月前までに書面でキャンセルを通知することになっている。

ソクチくんの記憶では、キャンセルは「契約終了の1か月前か3か月前だったと思う」ということだった。一方、友達の記憶では「3週間か3か月前だったと思う」とのことだった。
2人の記憶を合わせると、『契約終了の3か月前で、もうキャンセルできる期間は過ぎちゃったね』という結論に達した。

その後、家でソクチくんが契約書を確認してみたら

キャンセルは1か月前

と、メモ書きしてあった。
『まだ間に合う!』と、友達に連絡し、彼女は無事にジムの契約を解約した。もともと彼女は契約をするときに、『1年でいいかなぁ』と言っていたけれど、私たちが『2年のほうがお得じゃない?』と言って2年にした。忙しくなることを見越して『1年で』と言っていたのに、悪いことをしたな、と思う。


ソクチ:88~89キロ
あお:49.0~50.5キロ


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