徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

コロナ後のホームオフィス

2021-09-30 17:12:35 | Weblog
ソクチくんの職場は、コロナ前は「介護や育児など、理由がある場合はホームオフィスを申請し、許可が出たらホームオフィス可」だった。実際にその制度を使っている人もいた。

コロナ中は、「必要な場合を除いて原則ホームオフィス(途中から申請なし)」だった。期限は今日まで。

コロナ後のホームオフィス制度の話し合いがされたようで、先日やっと案内があった(11月20日までは現状維持、その後変更)。

・ホームオフィスは申請・許可制(特別な理由は不要)で、勤務時間の50%を上限とする(曜日を指定して申請)
(フルタイムで週39.5時間勤務なので、計算上は出社して10時間勤務を週2日、残りの19.5時間をホームオフィス3日もできなくはない)
・最長2年申請できる(延長可)
・ホームオフィスにかかるコスト(光熱水費など)は被雇用者負担
・ホームオフィスに必要なノートパソコン、文房具などは雇用者が用意、被雇用者はプライベートでの利用は禁止
・ホームオフィスの場所は決まった場所とし、背後からパソコンを除きこまれないようにするなど、セキュリティを万全にする
・雇用者側は、ホームオフィスの状況を確かめに、実際に訪問することができる(要・事前の同意)

・この制度を利用する場合は、その他に年間18日まで、自由にホームオフィスの日を決められる
・この制度を利用しない場合は、年間36日まで自由にホームオフィスの日を決められる

割と自由な勤務になるのではないのかな、と思う決定となった。

ソクチくんも週1日のホームオフィスを申請するらしい。


//////////
ドイツでは、去年の年末か今年の初めから予防接種が始まったけれど、今、

3回目

の予防接種が行われているらしい。

先日大家さん(80+歳の高齢者)と話をしたら、1月に1回目、2月に2回目、2週間ほど前に3回目を打ったそう。2回目と3回目の間が7か月か。短期間に結構打たないとだめなのね、と思った。

私たちは8月に2回目を打ったから、3回目を打つとしたら春頃になるのか。その頃にもまだ集団接種はやっているのかしら。
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コロナ-州の制限措置が決まる

2021-09-28 16:26:55 | Weblog
私が住んでいる州でも今月半ばから新しい制限措置が適用されることになった。

新しく導入された指標は

過去7日間の10万人あたりの新型コロナウイルスによる入院患者数(「7日間入院指数」(7-Tage-Hospitalisierungsinzidenz))



新型コロナウイルスによる集中治療室使用者数



7日間入院指数が5営業日連続で8.0以上となった場合、又は、新型コロナウイルスによる集中治療室使用者が2営業日連続で250人以上になったら警告段階となり、非ワクチン接種者かつ非治癒者の人(ただし、医療上の理由での非接種やワクチン接種が推奨されていない人、妊婦などは除く)に対し、接触制限が課されることになった(行く場所によってはPCR検査が必要)。

その上の警報段階は、7日間入院指数が5営業日連続で12.0以上となった場合、又は、新型コロナウイルスによる集中治療室使用者が2営業日連続で390人以上となった場合で、非ワクチン接種者かつ非治癒者の人は行けない場所が出てくる(警告段階でPCR検査が必要な場所には行けなくなる)。

で、気になるのは現状。この制限措置が発表されたウェブサイトでは7日間入院指数をどこで見られるのかが分からなかったので、結構探した。もっと分かりやすいウェブサイトにしてくれればいいのに、といつも思う。

9月27日16時時点で、
7日間入院指数が2.25、集中治療室使用者数が200
となっていた。

9月16日から見ると、7日間入院指数は微増、集中治療室使用者数は上下しつつもあまり変化なし、という感じ。


さて、今は「屋内の飲食店利用の際は、予防接種証明書や陰性証明などを提示」というルールが適用中。9月半ば、友人とカフェ(屋内)を利用した。

コロナ前と変わらず

だった。マスクは着用している(店員さんは鼻が出ていたけれど…)ものの、予防接種証明書の提示は求められなかった。私のスマホは容量が一杯(保存のデフォルトをSDカードにして不要なものを消したのにも関わらず)なので、デジタル証明書を入れられなかったのでオリジナル+身分証明のためにパスポートを持って行ったのに。

一方、先日別の友人と会おうと思ったら、その友人が『この前街中のカフェに行ったら

事前予約が必要だったりアプリが必要だったり

面倒だったよ』と言っていたので、カフェや場所によって対応が違うのかもしれない。
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Geisha-Lesley Downer

2021-09-14 21:36:16 | DVD・本


Lesley Downer著「Geisha」を読んだ。読み始める前にぱらぱらと中身を確認したら、小説ではなく、芸者について書かれているようだったので、「読めるかな?」と心配になった。私の英語力では、読める洋書は限られているので、今まで読んだものは

ベストセラー小説か専門の論文

がほとんど。ベストセラーはやっぱり多くの人が読むだけあって使われている英語はなじみのある単語や文法がほとんどで読みやすい。
専門の論文は知識があるし、それこそ文法自体は基本的なものがほとんど(そして「読まねば」という切迫感)なので読めた。

で、この「Geisha」。
「まぁ、日本人だから、日本文化は多少は知っているし、何とか読めるかな」と思って読むことにした。

読んでみて気づいた。
専門の論文を読めるのは、知識があるのはもちろんだけれど、

専門用語を英語で知っている

から読めるんだ、と。
私の英語の語彙は、主にTOEFLの勉強をしたときのもの(+専門)。brothel(売春宿)やconcubine(内縁の妻、愛人)、courtesan(高級娼婦)などの単語はTOEFL対策にあったのかもしれないけれど、使うことがなかったので覚えていない。「派手な」や「繊細な」などをあらわす単語も複数の単語を使っていて、今回はしっかりと読みたかったこともあり、辞書を引きまくったので、

普段の2倍

くらい時間がかかった。普段だったら面倒くさくなって読むのをやめたと思うけれど、この本はとても興味深くて最後まで読めてしまった。

内容は、芸者の起源・歴史を平安時代まで遡って眺めてみたり、遊郭の女性・歌舞伎役者と芸者の相違点、政治家・作家などと芸者の付き合い、貞奴やお鯉といった、有名な芸者の人生、男芸者・温泉芸者・芸者と似ているけれど、コンセプトから異なる「振袖さん」なども書かれ、どれも本当に興味深かった。

また、花柳界に縁のなかった著者が何とか関係者と接点を持ち、その関係者にのらりくらりとかわされながらも最終的には置屋、お茶屋、鬘師と親しくなり、実際に舞妓デビューに立ち会ったり、舞妓から芸者になるかどうかの人から話を聞いたりと、一般的な話だけでなく、個人的な話も載っていて面白かった。

特に、舞妓デビューしたばかりの人(14歳)は、『きれいな着物を着ることができた。好きな芸能人に会った』などと舞妓になったことを素直に喜んでいたけれど、舞妓から芸者になるかどうかの人(19歳)は、舞妓の5年間はレストラン、ホテル、知り合う人など、すべてにおいて一流の物を経験してしまったので、この生活を続けると「普通の結婚」ができないかもしれない、と、芸者になるかどうか迷っていた(舞妓から芸者になったら2年間辞められない)のが印象的だった。

夏目漱石や永井荷風と言った作家たちも芸者遊びをしていたようで、永井荷風は「腕くらべ」のあらすじが紹介されていた。夏目漱石は、晩年の芸者とのエピソードが紹介されていたので、手持ちの「こゝろ」を読んでみた(当然芸者は登場しない)。巻末に年譜があり、大正4年(1915年)「京都に遊び…」とあったので、この時のことか、と思った。

また、江戸時代には歌舞伎はワイドショー的な役割もあったようで、近松門左衛門の曽根崎心中は、

事件から数週間後には舞台化

されたそう。

舞妓・芸者に詳しくない私でも知っているのは、「一見さんお断り」システム。
この本を読んで、「このシステムは芸者側、客側双方にとって重要」なんだな、と思った。
たいていは父親が息子をお茶屋さんに連れて行ってなじみになったり、京都では学生が飲み物程度の料金で芸者遊びをしてなじみになる(将来への投資)ので、支払いの段階になって『え?』ということはなさそうだけれど、怖いエピソードが載っていた。

ある社長が知り合いの舞妓にお昼時に偶然会い(着物は着ていなくてメイクもしていなかったと書いてあったと思う)、一緒に高級レストランに行き、ランチをごちそうした。後日、その社長あてに

舞妓と過ごした時間分の請求書

が届いた。
というもの。確かに、この本によると、舞妓は24時間舞妓の生活らしいので、そういうものなのかもしれないけれど、知らないとびっくりすると思う。

本の最後の方で芸者と日本文化・伝統技術にも触れられていた。確かに、着物や帯、三味線、鼓と言ったものは、芸者が廃れるとなくなってしまうだろう、と思う。
金沢市では、少なくともこの本が書かれた当時は市から芸者に補助金が年間300万円ほどあったらしい。日本文化や伝統技術を保護したい、という市の意志が感じられた。

この本、日本語訳が出ているのなら、日本語訳で読みたい…


<今回最も記憶に残った単語>
bluestocking:文学趣味の女性
私の辞書によると、「18世紀のロンドンの文芸サロンの指導的人物の中に正式な黒でなく、青靴下を履いたものがいたことから」。これは覚えた。

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コロナ-プライベートでの接触制限解除

2021-09-11 16:13:34 | Weblog
私の住む州では、直近7日間の人口10万人あたりの新規感染者数の大小に関わらず、8月でプライベートでの接触制限の規制が解除された。

今は病院や介護施設、屋内のレストラン、美容院・理髪店、観光のための交通輸送サービスなどを利用する際に、ワクチン接種が完了した人、新型コロナコロナウイルスから快復した人を除いて、24時間以内に実施した抗原検査または48時間以内に実施したPCR検査の陰性結果の提示が必要となった。

ワクチンがだいぶ広くいきわたったので、できる範囲で通常営業に戻りつつある。


数か月前くらいから、直近7日間の人口10万人あたりの新規感染者数に代わる指標が検討されていたけれど、これと言った指標がないのか、同意が得られないのか、私の住む州ではまだ通知がない。

ドイツの別の州では、Krankenhausampel(病院信号)システムが導入された。
黄色信号は、州全体で過去7日間に10万人あたり9.13人以上が入院する場合で、接触制限や公的及び私的行事での人数制限などを決定するらしい。
赤信号は州全体で過去7日間に600人以上が新型コロナウイルスにより集中治療室を使用する場合で、黄色信号での制限に加え、さらなる制限が検討されるらしい。

直近7日間の人口10万人あたりの新規感染者数は規制には無関係になったけれど、記録のために書いておくと、私の住む街ではここ2週間くらい100前後を行ったり来たりしている。
今後、陰性結果の提示が必要とはいえ、大学でも対面の講義が始まるのでどうなるのかな、と思う。
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水漏れ-その後

2021-09-09 14:52:38 | Weblog


水漏れかもしれないということで業者さんが確認に来て壁に穴をあけてから1か月半ほど経った。

いまだに穴はふさがれていない

のは、ある意味予想通り。

大家さんも何度か保険会社に連絡をしているけれど、『予定はない』で終了らしい。
が、先週やっと『もしかすると来週行けるかもしれません』の回答をもらった。

来ないだろうな、と予想はしているけれど、週の半分が過ぎた今、確定の連絡はない。本当、夏が終わるまでにふさがれば御の字。


さて、業者さんが前回来た時、怪しい箇所に穴をあけたけれど、パイプがなかった件は、やっぱり不思議なので、ソクチくんが職場からサーモカメラを借りてきた。

やっぱり温度が高い箇所がある!

もしかすると、業者さんが開けた穴はパイプの位置よりも少し高かったのかな、と思う。
大家さんに報告したら『掘ってみていいわよ』と言われたけれど、ここから水漏れしている気配はないし、業者さんが帰るときに『今後については上司と相談します』と言って帰ったので、そのままにしておくつもり。

今もまだお湯は出るし、先日寒い日があったので暖房をつけたけれどボイラーに問題は出なかったので、さらなる調査はないと思う。

冬に問題が出ませんように、と祈るばかり。

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ミシンにランプを取り付ける

2021-09-07 15:59:46 | Weblog


6月に入手した足踏み式ミシンは、相変わらずソクチくんがせっせと使っている。

私のパジャマの裾がほつれてきたので縫ってもらったり、カーテンも縫った。
実家の両親には『あんた、何もしてないけれど、追い出されない?』と心配されているけれど、今のところはソクチくんが楽しそうに縫っているからいいのかな、と思う。

夜ミシンを使おうと思うと手元が暗いのでランプを取り付けることにした。シンガーのミシンは良くできていて、ランプやモーター(足踏みではなく、電力で縫う)などを取り付ける場所は確保されている(ねじ穴がある)ので、当時は割と簡単に取り付けられたと思う。

現在は、というと、

合うねじがない

し、取り付けられるランプを探すのも大変。シンガーミシンのねじは、現在の規格とは合わないようで、お店では売られていなかった。

シンガーはもともとはアメリカの会社だったので、アメリカのお店で合うねじが売られていたけれど、ねじ2本で3ドル、

ドイツまでの送料18ドル

となっていた。

というわけで、再びeBay Kleinanzeigenで同じモデルのミシンをチェックし、「動かないのでデコレーション用、テーブルなし」のミシンが9ユーロで出品されていたのでもう1台ミシンを入手した。同じモデルなので、いざというときに部品交換できるので悪くはない。ねじは、ボビン釜を止めているねじを取り外した。

さて、ランプは、というと、ソクチくんが

1から手作り

した。真鍮の板を円柱状に丸め、カット(苦労の跡がみられる)。もう使わない三脚からもパーツを取り出しあれこれしていたけれど、全て自力制作は無理だったので、職場のメカニックにスイッチの左側の円柱状のものは作ってもらっていた。メカニックの手が空いているときに素材と設計図を持ち込むと無料で加工してもらえるらしい。プロだけあって出来上がりが美しい。


2台目のミシンは「動かない」と言うことだったけれど、ソクチくんが手入れをし始めた。『部品を取り出すだけだよね?(手入れは無駄じゃない?)』と聞いたけれど、どうやら楽しいらしく、結局動くようになっていた。

ミシンだけでなく、昔の機械式のものは「壊れた!動かなくなった」と思っても直せるんだよな、と思った。


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ミラベル狩りを楽しむ

2021-09-02 15:40:44 | Weblog


大学の同じ研究室で働いていた友人に久しぶりに会った。

『散歩に行こう』と声を掛けたら、『庭にミラベルを摘みに行こうと思っているんだけど、一緒にどう?』と誘ってくれた。あお家から庭まで徒歩で30分程度。しかも上り下りがあり、結構きつかった。

庭について早速ミラベルを摘んで食べてみたら、甘くておいしかった。調べてみたら、ミラベルはプラムの一種で、フランスでよく食べられているフルーツらしい。そのまま食べるほか、ジャムにしてもおいしい。

友人が実家のお母さん用に摘んだあと、ソクチくんと私も自分たち用に摘み始めた。途中で私と友人は庭の別のエリアに行き、戻ってきたらソクチくんがミラベルを摘み終わっていた。写真の量の倍くらいだったので、『控えめに摘んだんだね』と言ったら、『

手の届くところは全部摘んだ

よ。残りははしごがないと摘めない』と言われた。ソクチくんらしい。


今年は5月から雨が多く、あお家のトマトは「大収穫!」という時期を迎えずに8月下旬でほぼ終了となった。別の友人の庭も今年はいまいちだったようだけれど、今回会った友人の庭ではミラベルが結構なっていたし、リンゴも大量になっていた(収穫まであと2週間ほどらしい)。あまりに大量だったので、思わず『このリンゴ、どうするの?ジュースにするの?』と聞いてしまった。

『友人たちに配る』と言われて思い出した。そういえば、私がまだ研究室に通っていたころ、彼がチェリーやプラムを持ってきてくれ、おいしく食べた。

今年は大家さんに続き、友人の庭で果物狩りをさせてもらえて楽しい。

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