徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

友達が来た-ライン川くだり編

2007-10-31 08:03:53 | 旅行
       

メジャーな観光地でないマインツになぜ行ったかというと、それは

ライン川くだり

を楽しむため。ローレライのあたりはDBが並行して走っているから多少のライン川くだり気分を味わったことはあるけれど、私はまだライン川くだりはしていなかった。

当日は天気もよく、たくさんの人が船を待っていた。学割で運賃が半額になる、って書いてあったけれど、それは30歳未満対象で、私には関係なかった…
私たちは運よく船の先頭のスペースの日陰(この日はとても日差しが強く暑かった)にいすを並べて座ることができた。

アナウンスはドイツ語、英語、フランス語、日本語、中国語など、さまざまな言語でされ、とても分かりやすい。ただ、後の言語になればなるほど

そのポイントを過ぎ去ってからアナウンス

というのが気になった。

日本からのツアーではライン川くだりはたいていツアーに含まれているけれど、自分が体験してみてよく分かった。

ライン川の両岸に見所

があって、両岸とも楽しめるからなのね。私が普段、電車で見ていたのは片方の岸だけだったけれど、今回は両岸しっかりと楽しめた。

私たちはリューデスハイム(Ruedesheim)からサンクト・ゴアルスハウゼン(St. Goarshausen)まで乗船した。約2時間の船の旅。

下船した後、サンクト・ゴアルスハウゼンの街を散策したけれど、日曜だったからか、バカンス時期だったからなのか、人気がなかった。でも、旧市街はとても小さいながら、カフェがでていたり、かわいらしい街だった。
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友達が来た-待ち合わせ編

2007-10-30 06:25:44 | 旅行
      

大学時代から仲のよい友達が夏に遊びに来てくれた。彼女には2歳の男の子がいる。ドイツに遊びに来る、と決めたのが7月。ドイツに来る直前、子供が熱を出したりして、直前まで本当に来られるのかどうか、微妙だった。

だから、と言うわけではないけれど、私も待ち合わせのフランクフルトの空港に行くチケットを1週間前まで買わなかった。半額でICのチケット(席数限定)を買おうと思うと、彼女の飛行機が到着する5分後に私が駅に到着する電車しか残っていなかった。

フランクフルトでの待ち合わせは鬼門の私。迷ったけれど、「飛行機はめったに早着しないし、したとしても荷物のピックアップで30分はかかるから大丈夫。それに、遊びに来る友達は英語の心配はないし」ということで、安さをとった。

定刻に駅に着き、彼女の飛行機が到着するターミナルを調べた。

第2ターミナル

まぁ、予想通り。さらに、

20分の早着

え?20分も?ちょっとあせりながら2タミに行くためにスカイラインの乗り場に急いだ。乗ろうとしたスカイラインから

日本人らしいカップルが降りてきた

え?もう荷物をピックアップして出てきたってこと?いや、あのカップルはもしかしたら日本人ではないかも。と気を取り直して先を急いだ。

日本語が聞こえる…

明らかに日本人が到着しているよ。さらに、

クルーまで出てきた

到着ロビーに友達がいないかどうかざっと見たけれど見当たらなかった。まだ出てきてないのかも。と、少しほっとしたとき、友達が出てきた。私が到着ロビーについてから約5分後…

とりあえず、無事再会できてよかった。そして、私たちはマインツへ。マインツまではSバーンですぐ。写真はマインツの大聖堂の南側のKirschgarten(キルシュガルテン)。木組みの家が残っている美しい一角。
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誕生日プレゼント

2007-10-28 18:29:21 | Weblog
研究室で一番世話になっていたドクターの学生(Mくん)の誕生日を別のドクターの学生が教えてくれた。Mくんは親切で頼んだことはしてくれるけれど、私がメールをしても返信をくれたことがない。ひそかに、嫌われているのかなぁ、と思っているけれど、気にしていないことにしている。

誕生日当日は土曜日。ドイツでは誕生日前に「誕生日おめでとう!」というのは許されない。前にタンデムくんで失敗してからというもの、特に気にするようになった。

Mくんにはメールで「おめでとう」を送信すればいいかな、と思っていた私。でも、Mくんの誕生日を教えてくれた人が、「ちょっとしたプレゼントあげたら?」と言っていたので、プレゼントを月曜日にあげることにした(もちろん、土曜日にメールもした)。

Mくんのプライベートはまったく知らないので、プレゼントは
使えて、ちょっと面白くて、なくなるもの
を買うことにした。

ろうそく、ナプキン、チョコレート、などなどいろいろ見たけれど、いまいち決め手に欠けた。で、思い当たったのはライター。Mくんはスモーカーなので、ライターはあっても困らないはず。

ということで、面白い形をしたライターを探すことにした。タバコ屋さんを重点的に探したけれど、なかなか見つからず、結局「アイスクリーム型ライター」を購入。

が。ビール祭りに行ったときの屋台でライターやさんを発見。いろいろ面白い形のライターがあり、その中にあった「キャンディ型ライター」を購入。写真を撮らなかったのが悔やまれるけれど、見た目は本当に本物のキャンディ。シンプルでとてもかわいかった。

月曜日、ラッピングしたライターと魔女型のチョコレート(ハロウィンなので)にカードをつけて渡した。その場であけてくれるかな、と思ったけれど、中身をチラッと見ておしまい。

失敗したな~と思っていたら、翌日、ライターを持って「trickyだね!」と言いに来てくれ、ランチの後のコーヒータイムで使ってくれた。


最初に買った「アイスクリーム型ライター」はせっかくなので、スモーカーのブラジル人の友達にあげた。

うわー、これ、超かっこいいよ。早速今日から使うよ

と大興奮。ラテン系はノリが違って面白い。
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花を贈る

2007-10-26 05:15:17 | タンデム
8月から異国で働いているタンデムくんから8月中旬にSMSが来た。「固定電話回線ある?」と。もちろん、ない。「お願いがあるからメールする」と返事があったものの、3、4日メールがなかった。

8月下旬か。そろそろ花を贈る時期だな、と思って、タンデムくんにメールした。

誰かに何かを送りたいんでしょ?

と。日本の友達の誕生日に花を贈りたいんだけど、日本のウェブサイトで購入するとドイツで発行されたタンデムくんのクレジットカードでは払えなかった。なので、2回、私のクレジットカードで花を購入している。

電話番号は私のオフィスの番号を伝えた。幸いにして一人部屋なので気兼ねなく電話できる。

で、早速電話してきたタンデムくん。でも誕生日3日前。

バラを送りたいんだけどさ、このウェブサイトはどう?

と。購入手続きしたら、彼女の誕生日には無理、ということが判明。「他のお店で買おう、どのお店がいい?」と聞いたら、

あおが探して

は?と思いつつも探した。無難にインターネット花キューピット。「どの花がいい?」と聞いたら、

あおの好きなの選んで。バラならなんでもいいよ。予算はこのくらいで

は?私、その彼女には会ったこと、ないんですけど…

何とか無事、メッセージもつけて購入完了。配達3日前でも購入可なんて、すばらしい。

あまりに手間隙かかったので、タンデムくんに一言言ってみた。「私も花、欲しいな」と。

彼女に花贈ったらお金、無くなっちゃった

と回答。…返す言葉がありません。

立て替えたお金は彼女が花を受け取ったことが確認できてから送金してくれればいいから、と伝えたけれど、すぐに入金してくれた。

が、やっぱりその後、彼女が受け取ったのかどうかの連絡がない。こういうものなんでしょうかね…

1年目、彼女に花を贈ったときは
店、花、メッセージとも自分で用意した
メッセージは私が日本語訳。

2年目、彼女に花を贈ったときは
店、花は自分で考えたけれど、メッセージは
あお考えて
だった…最終的には自分で考えてもらって私が日本語訳。

3年目、彼女に花を贈ったときは
メッセージだけ自分で考えた(ものすごく一般的なメッセージ。日本語訳なし)
(一応、自分で店も調べていたけれど、残念ながらだめだったから)

なんか、年々手抜きを感じられる…
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修論提出-3

2007-10-25 05:58:06 | 勉強
私のノートPCをネットワークにつなげようとしたけれど、そもそも私のOSはもちろんウィンドウズ日本語版。ドクターの学生(Mくん)が

これ、英語になる?

と聞いてきた。なるわけないよ。
2人で四苦八苦しながら(私、PCに詳しくないので)ようやくネットに繋がったけれど、今度はプリンターに繋がらない。

そこに、別のドクターの学生がやってきた。彼は学校のPCはもちろんLinuxだけれど、自分のPCはウィンドウズ。しかも、そのPCからプリントアウトできる、という。3人で試行錯誤してなんとか私のPCがプリンターに繋がった。が、

黄色とマゼンダのトナーの残量が少ない

データを持ってコピーショップに行けばプリントアウトからしてくれるけれど、どのくらい時間がかかるのか見当がつかない。だから、前日にプリントアウトしたかったのに…

でも、とりあえずプリントアウトしてみた。

問題なし!

ということで、プリントアウト終了(21:30)。Mくんは普段は20時くらいには帰るけれど、この日は誰かとスカイプしながら私が終わるのを待っていてくれた。「終わったよ。どうもありがとう」とお礼を言ったら、

お礼を言う必要はないよ。僕も昔、友達2人が親切にしてくれたから

と。本当、Mくんには研究室入った当初から最後まで世話になりっぱなし、迷惑かけっぱなしだった。

そして、締め切り当日。コピーショップが朝何時から始まるのか知らなかったけれど、とりあえずドイツだし、と思って8時半過ぎにに行ってみたら、開いてなかった…でも、中にいた人が親切に入れてくれ、

9時から店始まるんだけど、何?

と受付をしてくれた。製本をお願いし、1時間後引き取りに行き、教務へ。

え…教務の部屋、鍵がかかってる…

ドアにたくさん張り紙がしてあるけれど、どれもドイツ語でよく分からない。そして、誰も通りかからない。仕方ないので、張り紙を1枚ずつ読むことにした。

教務のオフィスアワーはもうありません。SIZに行ってください

みたいなことが書かれている紙があった。SIZ???なんだかよく分からないけれど、「あそこのことかな?」と思い当たるところに行ってみた。

大正解

この時点で10:30。あと30分だよ、と思いながら「論文を提出したいんですけど、どこに行ったらいいのでしょう?」と聞いてみた。

予約が必要よ。予約はある?

え?予約なんてしてたら今日の提出に間に合わないじゃない。

私、ただこの修論にスタンプを押して欲しいだけなんですけど

といったら、教務に電話してくれ、SIZの人が論文を預かることになった。預り証をくれ、「はい、これで終了ね」と…

今年の1月に教務に行ったときは、登録したタイトルと持ってきた論文のタイトルが同じか、修了証書は郵送か手渡しか、など、チェックがあり、その場で論文にスタンプを押してくれ「1部は主査、もう1部は副査に渡してね」と論文を返してもらったのに。

というわけで、あっさりと論文提出は終了。後は口頭試問があるはずだけれど、私のところの教授は多忙だし、面倒くさがりやなので、ないかも。

これで長かった3年間の終了だ。これですることがなくなってしまった。一応、口頭試問があったときのために、とまだ帰国の予定は立てていない。12月まではバイトがあるので12月まではドイツに滞在する。なにか探さないと。←暇なのはいや。
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修論提出-2

2007-10-25 05:19:38 | 勉強
締め切り10日前になってようやく教授からコメントが届いた。

短い。修論は50-100ページとするように

と。そんなにページ数って重要なのかしら。文字の大きさ、行数、余白によって結構変えられるのに。
実際の教授からのコメントは「データフォーマット、ソフトウェア、IDLについて説明をつけるように。特にデータをIDLで視覚化したときの手順を忘れずに」など、増やすべき箇所が何箇所か示されていた。

ソフトウェアやIDLのマニュアルじゃないんだから…とも思ったけれど、ページ数も稼がないといけなかったから、結構なページ数をデータフォーマットやIDLの使い方の説明に費やした。50ページを少し超えたところで再び教授に送信。

締め切り6日前にようやく教授と面と向かってミーティング

この日、メンザでたまたま教授とポスドクと一緒になり、教授がポスドクに、「あおの修論、目を通しておくように」と言ったら、その日、初めて1人のポスドクからコメントが届いた。教授のコメントは「絶対」らしい。

引用文献にこれ使って

実際は↑だけではなかったけれど、どう読んでもメインは↑。知らなかった文献があり、使えそうな写真があったので、引用。

もう1人のポスドクは

この前、送ってくれた論文をプリントアウトしたよ

プリントアウトしたかどうかは問題ではないんですけどね。すでに締め切りまで1週間をきっている、というのに。当てにならない…と思ってまた1人でがんばった私。締め切り4日前に分量、内容ともまずまずのものを3人に送信した。

ポスドク1人からはタイプミスと引用文献(再び)についてコメントが返ってきた。もう1人のポスドクとはようやく締め切り前日にコメントをもらえることになった。このポスドクが結局一番私の論文を読んでくれ、内容だけでなく、英語についても訂正をしてくれた。が、なにぶん、締め切り前日の話(しかも午後)なので、そんなにあれもこれもできるわけがない。私はできないことはさくっとあきらめ、できるところだけを訂正した。そうこうしているうちに時間は過ぎ、夕方6時。

締め切りは翌日午前11時(教務は9:30~11:00がオフィスアワー)。前日にプリントアウトして締め切り当日の朝一でコピーショップで製本してもらって教務に提出というのがぎりぎりのスケジュール。私は論文は自分のノートPCのWordで書いていたけれど、学校のPCはLinuxで、オープンオフィスが入っているけれど、Wordの文章を開くといろいろ不都合があった。

PCに詳しく、今まで散々迷惑をかけているドクターの学生に「今日、何時に帰るつもり?」と聞いてみた。「まだ決めてないけど。ん?もしかしてプリンター使いたいの?だったらいてあげるよ。何時になってもいいよ」と言ってくれた。

そして1時間後、彼が私のオフィスに来て「何をすればいいの?」と聞いてきたので、問題点を話した。私は誰かのPC(ウィンドウズ)からプリントアウトすればいかな、と簡単に考えていたけれど、実際はそんなに単純な話ではなかったらしい。
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修論提出-1

2007-10-24 06:53:49 | 勉強
当初の予定より1年遅れて修論を提出した。8月半ばから教授が

毎週分析結果をレポートするように(教授+ポスドク2人に)

と突然言い出したので、毎週少なくとも何かを提出していた。文章が間に合わず、図、グラフだけ、と言うときも多々あったけれど、ポスドクの1人が

図やグラフだけだとねぇ、コメントしようがないよ。テキストつけて

と言っていたので、途中からテキストもつけた。なのに、

一度もコメントが返ってきたことがない

一度、教授が「アメリカからゲストが来るから、そのときあおの結果についてディスカッションしよう」と言っていたので、楽しみにしていたけれど、ふたを開けてみたら、

翌日のミーティングに備えて教授が私の結果を頭に入れておきたいだけだった

それでも「風向を見てみて」、とか、「このデータも加えて」とかあったので、それなりに収穫はあった。が、そのデータを加えてレポートを提出してもやっぱり誰からもフィードバックがない。

論文提出1ヶ月前になったので、私が、「そろそろデータ解析を終了したい」と申し出たときも誰からも何もなかった。結構頭にきながら2週間に3回はレポート(そのうち論文の下書き)を提出した。

締め切り2週間前になってもやっぱり誰からも何もない

また考察を1人でするのか・・・途中、何度か教授とポスドクたちに「どうしてこれがこうなるのか見当が付かないんですけど」と言ってみたけれど、やっぱりスルーされ、どうしようもなくなり、結局

日本の大学でお世話になった教授にメールした

日本の教授からは半日で返信が届いた。たまたま似たような分野を研究することになってよかった。
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滞在許可更新

2007-10-21 04:15:34 | Weblog
当初、2年の予定で出国したものの、いつの間にか丸3年が経ってしまった。そして滞在許可更新となった。

9月中旬、滞在許可更新のための予約のお知らせが届いた。他の街は知らないけれど、私が住む街は滞在許可期限の1ヶ月~1ヶ月半前に予約(勝手に決められる)の日時を記した手紙が送られてくる。

必要書類を見てみた(必要なものにチェックが付いている)。パスポート、3ヶ月分の銀行の出入金表、健康保険証、在学証明。特に変わったものはないな。あれ?

面接

え?面接?確かに2年で終了するはずのプログラムだけど、私はすでに4年目。長すぎる、ってこと?ドイツ語で面接よね?誰か通訳をお願いしたほうがいいのかしら。

とかなり不安になった。もう1つ不思議だったのが、写真にチェックが付いていなかったこと。今年はいらないのかなぁ・・・。問い合わせればよかったのだけれど、面倒だったのでしなかった。

当日。

必要書類をカウンターに出した。特に面接のことを言われない。ラッキー、と思っていたら、担当の人が

写真は?

と聞いてきた。

え、チェック付いてなかったけど、と言いかけたけど、持ってない、と言ったらまた役所に来なくてはならない。財布を見たら、去年滞在許可の更新のために撮った写真が1枚入っていた。「これでいいかしら?」と聞いたら、

これこれ。これが必要なのよ

と言って、私に外で待つように言った。去年と同じ写真だって、パスポート見れば分かるよね。やっぱりまた出直さないとだめかな。いつもは5分も待てば呼ばれるのに、今回は10分くらい待ってるし、だめかな…などと考えていたら、

あっさりと出た

でも、健康保険が来年の10月半ばなので、ぴったりその日まで。渋いな。

とりあえず不法滞在にならなくてよかった。
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