徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

マイルで本を買う

2012-03-30 00:13:59 | ソクチくん
私の細々と貯めているルフトハンザのマイルが3月末で一部消滅する、とメールが来た。過去2回は、アクセサリーと交換したけれど、今回はこれといっていいのがないな、と思っていた。そんなとき、

ネットの本屋さん

とも提携があり、本を買えることに気がついた。まあ、ドイツの本屋さんなので、ドイツ語メインで英語の本も若干あり、という感じなので、ソクチくんに何か欲しい本があるか聞いてみた。

消滅するマイルをユーロに換算すると

1ユーロと少し

だったので、ソクチくんは『英語の本でセールがあるから、それを買ったら?』と言った。
それなのに、それから3か月後。

ソクチくんは『風の谷のナウシカ(マンガ・ドイツ語版)』を集めている。集めている、と言っても、全7巻で、その時、4巻まで持っていた。街に出たついでに本屋に寄り、漫画コーナーに行ってみたら、

5巻だけない

ので、買わずに帰ってきた。
じゃあ、マイルで買う?と聞いたら、『うん』と即答。ドイツ語のサイトなので、ソクチくんに手伝ってもらって5巻をカートへ。私は5巻だけ買うつもりだったけれど、ソクチくんは私に確認することなく

6巻もカートへ

ま、いいけどね…

木曜の夜にオーダーして、土曜日にはすでに届いた。なかなか良さそうなショップだし、普通に本を買えばマイルが貯まるので、機会があったらまた使ってみようと思う。
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植物-チリ

2012-03-29 00:26:09 | 植物成長日記


2月下旬、研究室の人が、

植物を育てたい

と言い出した。彼は自宅にチリの木をいくつか持っていて、たまに『こんなに食べきれないから』といってとても辛いチリを持ってきてくれる。
それなのに、『さらにチリを育てたい』といい、プランターを買い、土を持ってきて、2月下旬のある日、チリの種を植えた。チリの種類は全部で3種。

とても辛い・辛い・オイル漬けにされていたチリから取り出した種

オイル漬けにされていたチリは無理でしょう、と思ったら、ちゃんと芽が出た。1種類当たり10本ほど育てる予定だったけれど、なぜか1種類だけ全く芽が出てこないものがあった(とても辛いチリなのか辛いチリなのか、今となっては不明)。

私も1週間ほど前、植木鉢を持って大学に行き、チリの苗を移植した。大学においていた時は、最初は日の当たるオフィスに置かせてもらっていたけれど、やっぱりちょっと邪魔、ということで、北側の全く日が差さないオフィスに置いていた。持って帰ってきた後は、比較的日当たりのいい窓際に置いているので、成長がいいような気がする。

チリの種を持ってきた同僚に『今年、実がなるかな?』と聞いてみたら、『たぶんなるんじゃない?』と言う返事だったので、ちょっと楽しみ。

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お茶

2012-03-25 00:49:19 | Weblog
私もつい選んでしまうけれど、『あまりよく知らない人』への手土産はお茶というのは、ドイツでもありがち。日本茶もドイツのティショップで『Bancha』『Sencha』などと売られている。それもおいしいけれど、やっぱり、そんなに毎日飲むものではないから、どんどんたまって行く一方。しかも、ソクチくん、そんなにお茶は飲まないくせになぜか、

日本で大量に買ってきた

いろいろたまってきているな、と思っていた矢先、ソクチくんの友達が

お茶詰め合わせ

をくれた。小さめのパックだけれど、その数10種類以上。うれしいけれど、『今回に限っては別の物もでも良かった』と正直思ってしまった。
が、飲んでみると

とてもおいしい

例えば、ミントとイチゴのお茶、とか、レモングラスと生姜のお茶、とか、ウーロンと桃のお茶、とか、オリーブの葉っぱのお茶などなど、どのお茶もいろいろな植物がさまざまな割合で混ざっている。

ドイツのこういうお茶は、日本のものよりも種類が豊富でおいしいと思う。ドイツの安いティバッグのお茶はやっぱりそれなりだけれど。

さて、私は今回いただいたお茶のほとんどをおいしい、と思ったわけだけれど、中でも、『ウーロンと桃』を気に入った。

ソクチくんは、大学に行く時お茶を持っていくことが多い。たまにお茶を作ることを忘れるので、大学のロッカーにもお茶セットが入っている。前まで置いてあったのが緑茶だったけれど、先日飲みきったらしく、次に大学において行くお茶を選んでいた。
そして、よりによってウーロンと桃のお茶に手を出そうとしていたので、思わず、『それでお茶を作って持っていくのはいいけれど、

お茶っぱを持っていくのはダメ

』と言ってしまった。

翌日、そのウーロンと桃のお茶っぱでお茶を作って持って行ったソクチくんから連絡があった。
『あおがなんでお茶っぱを持って言ったらダメ、って言ったのか分かったよ!』

ソクチくんとは味覚が違うかも、と少し期待していたけれど、おいしい、と思うものは一緒か。






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車検

2012-03-24 00:56:04 | ソクチくん
ソクチくんの車を車検に出した。もう10年以上乗っていて、10万km以上走っているけれど、まだまだ乗るつもりだった。
が、

引っかかった

去年からちょっとエンジンが、とか、バッテリーが壊れた、とか、環境規制で市内を走れなくなるから、フィルターを入れないと、などで、去年1年で

40万円近く

使った。『あと2,3年は乗るから』ということで。なのに、ここにきて車検で引っかかった。修理の見積もりは

約13万円

これは…
車を手放すことも考えたけれど、ソクチくんが

実家に帰省

するのに必要、ということでとりあえず修理してその間に次の車を探すことにした。
せっかくのなので、ドイツ車か日本車がいい、と言ってみた。ネットサーフィンした結果、今年6月に発売予定のトヨタのヤリス(ヴィッツ)のハイブリッドを第一候補にした。今のソクチくんの車よりも若干小さいので、時期が来たら試乗させてもらったりして決定しようと思う。


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ストライキ

2012-03-22 00:43:04 | Weblog
去年から頻繁にUバーンとバスのストライキがある。去年は確か、

2日連続、3週間で4日

とか、そういうレベルだった気がする。
最初のストライキこそ、朝の渋滞がひどかったけれど、それ以降はみんな慣れたのか、普通よりも少し渋滞で、到着時間が読めない、とかそういうことはなかった。

初日、ソクチくんは同僚とその彼女を乗せて車で出勤した。普段は20分もあれば着いてしまうけれど、その日は

2時間近く

かかったらしい。しかも、途中で

同僚がトイレ

に行きたい、ということで途中で降ろし、

彼はそこから徒歩

で出勤したらしい。彼が降りた場所は、まだ道のり半ば、といったところ。ソクチくんがオフィスに到着して30分後くらいに彼も到着したらしい。

車で通勤、ということに疲れたソクチくんは、その次はSバーンを使っていくことにした。幸い、動いている路線バスがいくつかあり、それでSバーンの駅まで行けた。当然バスは渋滞で遅れて来たし、いつもの倍くらいかかってSバーンの駅に到着した。しかも、

2ゾーン分余分に支払わなくてはいけなかった

今月、再びストライキがあった。ソクチくんは

家で働く

ことにした。
そして今月末、

再びストライキ

今回はどうするんだろう、と思ったら、

ドイツ人らしく自転車

で行くことにしたらしい。たぶんそれが正解だと思う。
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スーツケース3つ

2012-03-20 00:28:15 | 日本
ホームセンターで砥石を買い、古本屋で

マンガを18冊

買ったソクチくん。そのほかにもあれこれと買いこみ、どう考えても持ってきたスーツケース2つに収まるとは思えなくなってきた。ソクチくんと、エクセスを払うのと、郵便だったらどっちが安いかな?などと話していた。
そんなときに母が、『そういえば、前に「1人に付き荷物2つまで」って案内がルフトから来ていたけど』と教えてくれた。言われてみれば、私も読んだ気がする。

ネットで調べてみたら、チェックインバゲージを2つまで預けられる、と書かれていたけれど、『まさか』と思い(機内持ち込み手荷物が2つまでかと思っていた)、

ルフトに電話した

こういうとき、比較的ためらわずに電話できるようになり、『これは年を重ねたせいかしら』と思う。
カスタマーセンターの人は親切に『23kgのスーツケースを2つまで預けられる(1人当たり)』と教えてくれた。

実家には、大きすぎて使っていないスーツケースがあったので、両親にしばらく貸してもらえるように頼んだ。

さて、スーツケースが3つになり、持ち帰りたいものが、『スーツケース2つでは入りきらないけれど、スーツケース3つにはまだ足りない』という状態になった。ソクチくんが



を持って帰ろうよ、と言いだした。確かに、ドイツの米はおいしくないけれど、無理に持って帰らなくてもいいんじゃない?と思ったけれど、結局5kg持って帰ってきた。あと、おもちを2kg。

ソクチくんは『スーツケースがまだ空いていたらさ、

お菓子を詰めて

帰りたい』と主張していたけれど、お菓子って。もう少し健康的なものを持って帰ろうよ…
結局、私の化粧品、青汁、ラーメンなどを詰め込んだら、

スーツケース3つとも22キロ台後半

になり、買い出し終了。機内に持ち込むリュックは私は4,5キロ、ソクチくんは6キロくらいになった。

そんなに目いっぱい持って帰ってきたのに、ソクチくんは

シャツを2枚、実家に忘れてきた

しかも、母からのメールで気がついた。
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雪の日に

2012-03-18 00:37:11 | Weblog
ドイツもずいぶん暖かくなり、冬は終わりかな、と思う。
去年の年末、始めて雪が積もった日、私はいつものように電車とバスで大学に向かった。電車は若干遅れていただけだったけれど、普段は10分おきに来るバスがその日はなかなか来なかった。結局

30分

待った。
最初は10人くらいが待っているだけだったけれど、最終的には、バスに乗りきれないくらいの人が待っていた。

やっと来たバスに私は乗り、運よく座席に座れた。満員になっても乗りきれない人がいて、彼らは次のバスを待つことになった。

もうすぐ出発、となった時、ドア付近に立っていた女性が『ベビーカーの人がいるからドアを開けて』と運転手に向かって叫んだ。運転手は、『満員だから乗れないよ。それに、次のバスがすぐ来るから。』と返した。10分くらい前に、折り返しのバスが反対側のバス停を出発するのを見たから、私も、『まぁ、すぐ来るよね』と思っていた。

でも、この女性は、『でも、赤ちゃんにこの寒さはきついわ』と続け、運転手は『誰かが降りないと乗れないよ』と返した。女性は、

ちょっとずつ詰めれば乗れるわ

といい、

実際にベビーカーが乗れるくらいの場所ができた

確かに、普段から満員、と言っても日本の通勤電車を経験した私から言わせると、隙間だらけだけれど、ドイツのベビーカー(大きい)を乗せられるだけのスペースができたことは驚いた。
少しずつ詰めることを呼びかけた女性をすごいな、と思う同時に、『10分待てばいい』と思った自分を恥じた。

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バレンタイン&ホワイトデイ

2012-03-17 00:17:41 | Weblog


ドイツでは、男性が付き合っている女性(あるいは妻)にバラを渡す、というのが一般的なバレンタインデイ。でも、せっかくなので日本式に私はソクチくんの好きな料理とチョコレートケーキを作った。ソクチくんに、私が作る料理で何が一番好きかを聞いた。

親子丼

だった。
『ネーミングがすごいよね』というコメント付きで。確かに、親も子も一緒に食べちゃうからな。

去年のバレンタインデイは、ソクチくんから

板チョコ3枚

もらった。もらっておいて文句を言うのはなんだけど、『チョコレートも好きだけど、

バラの花

も好き』と、言ってみた。返ってきた返事は、『この時期のバラは

高い割にあまりよくない

し、こんな寒い中バラを探して歩くなんて

不健康

だよ』だった。
というわけで、今年のバレンタインは期待していなかった。
が、バラの代わりに

チューリップの花束

をくれた。黄色と赤で、とてもきれいだった。バラにこだわらなくても、やっぱり花をもらうのはうれしい。

さて1か月後。
『日本にはね、ホワイトデイっていうのがあるんだよ』とソクチくんに何度か言ってみたものの、チューリップをもらっているし、と思い、期待していなかった。
が、バラが2株枯れ、私がねちねちと『バラがなくなっちゃう』と言っていたら、バラを土曜日に買ってきてくれた。何も言わなかったけれど、私が、『これは、

ホワイトデイのお返し

なの?』と聞いたら、『うん、そう』と、返ってきた。
当然、写真の左側が前から持っているバラ、右側が今回もらったバラ。葉っぱの色が全然違う。

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ホームセンター

2012-03-16 00:36:46 | 日本
日本滞在中にホームセンターへ行く機会があった。ソクチくん、気に入るだろうな、と思ったら、案の定気に入った。『通路はせまいけど、何でもあるね』と。店内を歩いていたらソクチくんに『

砥石

を売っているかなぁ?』と聞かれた。以前からたまに砥石が話題になることはあったから、『え?』と思いつつも、一緒に来ていた両親に聞いてみた。両親は、『まぁ、置いてあるんじゃない?どこかは分からないけど』ということだったので、店内を探すことにした。少し離れた場所から

手招きしている男性

がいた。な、なんだろう、と思ったけれど、とりあえずソクチくんを連れて男性のところに行ったら、

砥石売り場

だった。しかも、その男性は仕事で砥石を使っているようで、『何を研ぐの?』とか、『だったら、1200番のでいいと思うよ』などと、アドバイスをしてくれた。ソクチくんは熱心に砥石一つ一つをチェックしていた。そして、後日、男性にいただいたアドバイスに沿って

1200番の砥石をお買い上げ

何でも、ドイツの通常の砥石は短く、包丁を砥げないし、長い砥石は日本で買う倍以上する、ということだったけれど、私は内心、

これで1kgね…

と、早くも帰りの荷物の重量の心配をしていた。


そのホームセンターは、ソクチくんの記憶の中心となり、先日、google mapに私の実家付近で行った場所に印をつけた際、『あのレストランはホームセンターと同じ通りだった』『あのお店は、ホームセンターからこっちの方向』と記憶していて面白かった。

そのホームセンターは、残念ながら何カ月か前に閉店となってしまった。そのことをソクチくんに伝えたら、『え、困る。

今度からどこに行けばいいんだ

』と言っていた。

ちなみに、ソクチくんはその砥石で友達の包丁まで砥いだ。
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ドイツ語-basteln

2012-03-15 00:35:14 | 英語・ドイツ語
basteln:(子供や素人が)工作をする

学食で研究室の人とランチをしているときに来学期の実習の話になった。会話をしたのは主に、Ph.Dの学生と、メカニックの人。メカニックの人は40代半ばでめったに怒ることはなく、とても感じのいい人。
が、会話中、そのメカニックが

あからさまに不機嫌になった

ドイツ語で会話が進んでいて私にはさっぱり理解できなかったので、後からそのメカニックに要約してもらった。

彼は、来学期の実習に向けて放射性物質を測定する測器を作っている。会話の相手のPh.Dの学生は、実習を担当していて、来学期は太陽光に関する実習をするらしい。
つまり、

トピックが異なっている(放射性物質と太陽光)

そこでPh.Dの学生が、『いや、君が作っているのは太陽光に関する測器だよ』とメカニックに言い、メカニックは、『いや、放射性物質に関する測器だよ。僕は自分が何を作っているのか分かってるよ』と言い返したら、そのPh.Dの学生、メカニックに向かって

僕は君が何をbastelnしているのかは知らないけど

と言い放ったらしい。
あ、それはメカニックは怒って当然だわ。しかもそのメカニックは、マイスターの資格も持っていて、たまに頼まれてメカニックになるための学生の実習担当もしている人。そういう人に向かって『basteln』はないわ。
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