徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

結婚式を思い出す

2017-09-29 04:09:08 | Weblog


知人が役所で行われる結婚式の通訳をすることになった、と聞き、私たちの結婚式を思い出した。

私たちの式は1時間ほどで、役所の人が話をし、結婚後の名前や自分の意思で結婚することを確認後、書類に署名をした。私は当時もドイツ語があまりできなかったので、ドイツ人の友達に通訳を頼んだ。

友人の通訳に不満はないけれど、役所の人が話をした部分に関しては

全く通訳なし

だった。
私のつたないドイツ語能力では、何を言っているのかはほぼわからなかったけれど、控室にかかっていた絵(写真)について『赤は○○を表していて…』などと、言っていたような気がする。そして、それは結婚生活に関するアドバイスみたいなものだったのではないかと推測した。

式後、ソクチくんに聞いてみたけれど、『

緊張しすぎて全然覚えていない

』という。まぁ、重要ではないだろうし、と思い数年過ごしてきたけれど、ここにきて気になり始めた。

ソクチくんが『母なら覚えているかも』というので聞いてもらった。義母からの答えは、『そうね、覚えているのは役所の人が

コーヒーカップ

持ってきて机の上に置いたことだけね』だった。

そうだ。役所の人、コーヒーカップ(マグカップ)を持って登場したんだった。署名する書類の隣に置いたから、書類を汚さないかどうか気になったんだった。
式の途中で飲んだかどうかは覚えていないけれど、持ってきた、ということは飲んだんだろうなぁ。

ドイツは自由だな、と当時思ったけれど、今も義母の記憶に残っているということは、義母もびっくりしたのでしょう。


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近所のお城へ行く

2017-09-27 23:20:32 | Weblog


天気が良かったので車で20分くらいのところにあるお城(宮殿)へ散歩に行ってきた。18世紀後半に建てられた宮殿で、建てた伯爵は

10年

しか住まなかったらしい。当時は広大な庭園(野外劇場や迷路もあった)があったけれど、今は馬がいたり林になったりしていて当時の面影は残念ながらない。

さて、宮殿内部の見学ツアーが4ユーロだったので参加した。天井の絵や壁の装飾など素晴らしかった。が、床がごく普通の床だったので残念に思っていたら、最後にガイドさんが『ここの床がオリジナルです』と、寝室と図書室へ続く通路を指さした。

いろいろな種類の木が使われていて、木材の濃淡で素敵な模様になっていた。なぜこの部分だけオリジナルの床が残っていたかというと、建てられてから10年で放置され、

窓が割れたりして雨が吹き込んだから

という、とても残念な理由だった。

この宮殿にはてっぺんにドームがあり、登れるようになっているが、

入場料4ユーロ

が別途かかる。宮殿内部と階段120段で登れるドームの入場料が同じ金額か、と思い、登らなかった。すれ違った人には『4ユーロの価値あるのに!もったいない』と言われた。

この宮殿、私が通っていた大学にある宮殿と似ている(特にドームの展望台)、と思っていたら、同じ伯爵が建てたものだった。建築家も同じ人だったのだと思う。

写真は宮殿テラスからの眺めで、まっすぐずっと先に別のお城が(肉眼では)見える。

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電車内での電話

2017-09-18 17:19:40 | Weblog
ドイツでは、日本と違って電車内で『通話はお控え下さい』というアナウンスはない。そのせいか、老若男女問わず長電話をする人が多い。そしてそういう人たちはたいてい声が大きいので私は内心、不快に思っている。

ある日、かなり大声のフランス語で電話をしている女性と同じ電車に乗った。彼女の隣に座っていた乗客は、彼女がさらに大声で話すたびに苦笑し、少し離れている場所に座っていた別の乗客は明らかに『うるさい』と思っているようなジェスチャーをしていた。ほかの乗客同士も、目で『うるさいね』と会話しているように私は思った。

10分ぐらいで電話が終了し、彼女は隣の女性に『私、

うるさかったかしら?

』とドイツ語で話しかけた。おぉ、自覚があるんだ、と驚いた。
私だったらたぶん、『少しね』と答えると思うけれど、その話しかけられた人は『

大丈夫

だよ』と(苦笑しながら)答えていた。そして少し離れた人にもまた『私、うるさかったかしら?』と聞いたら、その人も『大丈夫だよ。

フランス語のメロディーって素敵

だね。本当だよ』と答えていた。
私は「え?みなさん、うるさいと思っていたわけではないの?」とびっくりした。「うるさい」と思っているようなジェスチャーをしていた乗客ですら何も言わない。

私は自分がうるさいと感じていたから、みんなもそう思っているだろう、と思っていただけなのかな、と思いながら家でソクチくんに話をした。そうしたら、『うるさく感じてもさすがに「うるさかったよ」とは言えないんじゃない?電車で隣り合った乗客だからどんな人かなんてわからないし。そっとしておくのが一番だよ』と言われた。

今後は私もそうしようと思う。

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創立50周年パーティ

2017-09-08 16:38:12 | Weblog
ソクチくんが就職した会社が今年創立50周年ということで、入社早々にパーティがあった。ソクチくんの会社はドイツ全国にいくつか支店があり、各支店の実習生も含め従業員全員+その家族が招待された。

気になるのは、『何を着ていけばいいんだろう』ということ。フォーマルなのか、カジュアルなのか。会場はホテルではなく市民ホールみたいな場所。ソクチくんの同僚たちも迷ったようで、店長に確認してみたら、店長もよくわからないらしく、

別の支店長に電話

をして聞いたらしい。
結局、ソクチくんの支店では、

スーツにネクタイ着用

と決まった。私はカジュアル過ぎない服装にした。

さて当日。
案の定参加者の服装はバラバラで

Tシャツにジーンズ

の人もいた。

パーティは朝10時半から11時半が受付で、その後社長あいさつ、支店紹介のビデオ上映、社員有志による余興、ランチ(ビュッフェ)、

航空写真撮影

コーヒータイム、

謎の3時間自由時間

ディナーと続き、ディナー後にプロによる余興があり、その後

午後10時半からデザート(ビュッフェ)

で、私たちはデザートを食べた後、11時半くらいに帰宅したけれど、プログラムによると

深夜1時半までダンスタイム

となっていた。

結婚式のパーティも、似たような感じ(食べて余興を楽しんでまた食べて最後はダンス)なので、ドイツのちょっと気合の入ったパーティはこんな感じなのかな、と思った。

食事は正直期待していなかったけれど、ランチもディナーもデザートもおいしくてびっくりした。

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父の手術

2017-09-07 13:07:08 | 日本
父が手術を受けた。過去、同じ手術を4回受けているので

5回目

となった。目で見てどこが悪いのかが分からないので、仕方がないかな、と思っている。ちなみに、最初の手術の3か月後に2回目の手術を受けている。今回は、4年ぶりくらい。

前回の手術では局所麻酔だったけれど、手術中に父が『痛い』と訴えたら即

全身麻酔

に切り替えられたらしい。

祖母が20年以上前に全身麻酔で手術を受けた後、麻酔からうまく覚めず(もともと若干認知症を発症しているかな、と思う部分もあった)に完全に認知症を発症してしまったので、当時の祖母の年齢を超えている父がうまく麻酔から覚めるかどうか、だけが心配だった。

結果、今回も全身麻酔だったようだけれど、手術時間もほぼ予定通りで、予定通り退院でき、退院から2日後には

趣味に出かける

くらい回復したようなので安心した。


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