徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ガソリン値上がり中

2022-03-16 18:16:36 | Weblog
ドイツでもガソリンが値上がりしている。もともと年明けから税金が上がることが決まっていたので、去年よりは高くなることは分かっていたけれど、2月からはさらに高くなった。

ドイツではガソリンの値段が頻繁に変わる(1日のうちで数回変わるスタンドが多い)ので、値段を見る時間にも寄るけれど、去年の12月は私たちが買うガソリン(E10)は1リットル当たり大体1.3~1.6ユーロ(155~190円)くらいだった。ディーゼルはそれよりも20セント(25円)くらい安かった。

今年に入り税金が上がったら、ガソリンが1.6~1.9ユーロ(190~230円)くらいになったけど、ディーゼルはまだそれよりも20セントくらい安かった。

先日、大型スーパーに買い物に行ったとき、値段を見たら、2.16ユーロ(約260円)の表示が出ていた。その日、ガソリンを車に入れるつもりはあったけれど、道路の反対側だったので、買い物後にそのスタンドに行った。

2.18ユーロ(約262円)

に値上がりしていた。ちなみにディーゼルは、というと、

2.32ユーロ(約278円)

と、ガソリンよりも高くなっていた。ディーゼル、今需要あるからな。


さて、燃料全体が値上がりしているので、2月末に、大家さんから

ボイラー(暖房+お湯)の稼働時間を短縮したい

と話があった。燃料の値上がりに加え、現在の状況が続くのであれば、家賃値上げよりも消費を減らす方がよいと思うので了承した。
が、2週間経っても変化がないので、先日ソクチくんがマニュアルを見つつ暖房もお湯も2時間くらいずつ短縮した。

今は少し朝が寒いけれど、これから暖かくなっていくので次の秋までは問題なさそう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画-ラーメンより大切なもの~The God of Ramen

2022-03-09 16:24:35 | DVD・本
国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」から10本目は印南貴史監督の2013年公開の『ラーメンより大切なもの』(英語字幕付き)。東池袋にあった大勝軒のマスター・山岸一雄さんの2001年ごろから10年くらい撮影したものをまとめたドキュメンタリー映画。

ラーメンよりは、マスターの山岸一雄さんの生き様にスポットを当てた作品。山岸さんは見た目通り温厚な方で、来るもの拒まず去るもの追わずで、リストラされた素人さえ弟子として受け入れ、家庭の事情で急きょ辞めることになった時にはお餞別を持たせていた。

請われれば自分の持っている知識すべてを渡し、弟子たち(マスターにお墨付きをもらったわけではなさそう)が「大勝軒」と名乗る店を持ってものれん代を請求するわけでもなく、また、『お客さんに喜んでもらいたいから』と、麺もチャーシューも大盛り(自分の店を持った弟子の1人は『お客さんが残すのが分かっていてあそこまで大盛りは、採算が取れないので僕にはできない』と言っていた)で、お金には無関心な方だと思った。

温厚な山岸さんが声を荒げたのが、撮影スタッフが大勝軒の上の部屋(奥様と過ごした思い出の部屋で、奥様が亡くなった後は開かずの間)を見せてほしい、と言ったときだったけれど、結局東池袋再開発の時に取り壊されたときに撮影していた。山岸さんにきちんと許可をもらったのかな、と気になった。

行列が途切れないラーメン屋さんだったらしいけれど、味はもちろん、マスターの人柄もその理由だったんだろうな、と思った。


//////
この映画が映画祭で鑑賞した最後の映画。ドイツでは15本鑑賞でき、そのうち10本見たので、かなり見た。ソクチくんはアニメを1本1人で見たので、11本見たことになる。黒澤明監督の『羅生門』はドイツでは見られなかった。残念。

今回の映画祭のテーマは『旅行』だったそう。確かに青森や北海道の景色を見たし、江戸時代や未来(アニメ)に時間旅行もした。ドイツでは今回が2回目だそうで、来年も同じようにあるといいなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画-ハッピーフライト~Happy Flight

2022-03-07 15:40:58 | DVD・本
国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」から9本目は矢口史靖監督の『ハッピーフライト』(2008年公開)。

ホノルル行きの飛行機が舞台、と知り、「ホノルルの景色を見られるのかな?」と期待したけれど、羽田を出発して途中で機材トラブルで羽田に引き返したので、羽田空港内と機内のみだった。

出発前から小さな問題が発生、最後は畳みかけるように問題が頻発し、私もドキドキしながら見てとても楽しかった。
緊急時、コックピットでは意外に人が判断することが多いんだな、と思った(トラブルの原因がそれぞれ違うので当然か)。

グランドスタッフを演じた田畑智子さんが飛行機が出発する際に『戻って来るなよ~』とつぶやいていたけれど、これ、とてもよく理解できる。

私は会社員時代、チャーター便運航に関わっていたことがある。チャーター便は使用機材に対して滑走路が十分長ければどの空港でも許可を得たうえで離発着できたので、日本全国の空港を利用した(入管・税関・検疫が常駐していない空港も、管轄の港湾事務所が出張対応してくれる)。ヨーロッパ系の航空会社だったので、空港での実際のハンドリングは日系航空会社に委託したけれど、責任者として誰かが当日空港に行く必要があった。
が、

沖縄は遠すぎて誰も行きたがらない(日曜日+日帰り)

ので、私が毎回行った(行かされた)。

その日も那覇空港で無事チャーター便を見送り、後は私が帰るだけ、と、空港内をうろうろしていたらハンドリング会社のディスパッチから電話がかかってきた。『

飛行機、引き返している

ので、事務所に来てください』と。

事務所に行って話を聞いたら、『中国上空通過の許可が取れていなかったようで、今那覇空港に引き返しています。飛行しながら北朝鮮上空通過の許可を取るつもりらしいです』と言われた。「北朝鮮上空は無理じゃない?」と思ったら、やっぱり無理だったので結局

シベリア上空

にルート変更した。どこまで行ってどのくらい引き返したのかは不明だったけれど、燃料が不安だったので、一応ハンドリング会社のモスクワ事務所にも『給油のため着陸の可能性あり』とメッセージを打ってもらったけれど、

ノンストップで無事目的地に到着

した。
実際には那覇空港に戻ってくることなく、私がしたことも特にはなく、ただ私の帰宅が遅くなっただけだったけれど、仕事にこういうドキドキは本当不要。その後はチャーター便を見送るたびに「問題なく飛んでいってね」と心から願うようになったので、田畑さんの『戻って来るなよ~』はよくわかる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画-オズランド 笑顔の魔法おしえます。~OZLAND

2022-03-06 17:42:00 | DVD・本
国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」から8本目は、波多野貴文監督の2018年公開の『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』。

熊本県の遊園地が舞台で、主人公が仕事を通して成長する様子が描かれる。上司、同僚などいい人ばかりで嫌味な人・意地悪な人が登場しない(アイドルグループのエピソードは、わがままではあるけれど、意地悪ではないと思う)ので、安心してみられる作品だった。主人公の遠距離恋愛中の彼氏ですら、私の「浮気して終わるんじゃない?」の予想に反して割といい人だった。

遊園地でのイベント、出来事としてはコミカルに誇張されていてあまり現実的ではなさそうだけれど、面白かった。
が、「ここが特によかった!」、「ここがいまいちだった」とすぐには浮かんでこないので、多くの点で私が思う「王道ストーリー」から大きく外れていないのだと思う。

鑑賞後はほのぼのと穏やかになれる作品。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画-サマーフィルムにのって~It's a Summer Film!

2022-03-04 16:47:51 | DVD・本
国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」から7本目は、松本壮史監督の2021年公開の『サマーフィルムにのって』(英語字幕付き)。この映画だけ、私とソクチくんで感想が割れた。2人とも、『主演女優さんの演技が大げさすぎる』というのは一致したけれど、私は『嫌味はないし、そういう演出ということでアリ』、ソクチくんは『わざとらしくて現実にあり得なさすぎるのでダメ』だった。

100分弱の短めの映画で、「友情も恋愛もSFもアクションも」ということだったので、あれこれ忙しくてバタバタする映画かな、と思ったけれど、起承転結があり、まとまっていてよかった。短めの映画だけあって、読んでいる本や映画撮影を手伝ってくれる同級生の登場場面なども少し後に『なるほど』とつながり、面白かった。

凛太郎は、ハダシ監督の最初の作品を見たいだけなら、もっと文化祭近くになってから来ればよかったのに、とか、最後のチャンバラは突発的だったにもかかわらずみんな統制取れてるな、とか、思うところはいくつもあったけれど、私はこういう映画も悪くないね、と思った。こちらの高校生活は前に見た「ReLIFE」よりもなかなか熱かった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画-ツナグ~Until the Break of Dawn

2022-03-03 13:07:00 | DVD・本
国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」から6本目は2012年公開の平川雄一朗監督の『ツナグ』。映画祭には20作品がエントリーされていたけれど、ドイツで見られるのはそのうち15作品。『絶対に見たい』作品は鑑賞済みになったので、『次は何見る?』とソクチくんと未鑑賞の作品のあらすじをチェックし始めた。

『ツナグ』は、『Until the Break of Dawn』でエントリーされていたので『「夜が明けるまで」?聞いたことない映画』と思っていたけれど、サムネイルに樹木希林さんが写っていたので「これは見るべきじゃない?」と思って詳細を調べたら『ツナグ』だった。

『ツナグ』は小説を読んで面白かったので、早速映画を見た。
ほとんど小説通りだったのではないかと思う。私は小説を読んで「親友の心得」が心にちくっとして一番好きなのだけれど、映画では橋本愛さんと大野いとさんが熱演していてとてもよかった。

小説を読んだときは、ホテルはビジネスホテルからシティホテルの間のややビジネスホテルよりを勝手に想像していたけれど、映画のホテルは部屋は広く、調度品は豪華でびっくりした。高級ホテルの1室だったのか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エチオピアコーヒーを飲む

2022-03-02 15:02:03 | Weblog


ソクチくんが職場からエチオピアコーヒーをもらってきた。パッケージがかわいい。写真真ん中の列のイラストは、パッケージの裏側に描かれていたもので、このコーヒーは森林保全、手摘み、ゆっくり乾燥&焙煎だそう。写真の一番右は、パッケージ裏側の右下に小さく書かれていたもので、最初はイラストだけ見て

危険物?

と思ったけれど、「ご注意ください!このコーヒーを飲むと、本物のコーヒーの軽くて上品でフルーティーな風味を初めて味わうことになるでしょう。それはあなたが慣れていないものでしょう。」と書かれていた。


あお家はコーヒー豆を買ってきて全自動のコーヒーマシンでコーヒーを淹れているけれど、このエチオピアコーヒーはすでに挽いてあるものなので、粉を投入する場所に入れて早速コーヒーを淹れた。

粉の挽きが細かかったようで、フィルターに詰まり

コーヒーが抽出されない

。というわけで、しばらく使っていなかったフィルターを取り出した。捨てなくてよかった。

味は、というと、エチオピアコーヒーの特徴らしいけれど、

酸味

がとても強かったので、2回目からは少し薄めに入れた。そうしたら、本当にフルーティな風味があり、お菓子やケーキなどの甘いものと一緒に飲むととてもおいしかった。

本当、パッケージの「ご注意ください」の注意書き通りだった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画-ReLIFE

2022-03-01 12:39:13 | DVD・本
国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」から5本目は2017年公開の古澤健監督の『ReLIFE』(英語字幕付き)。

27歳のフリーター・海崎(演:中川大志)が1年間10歳若返って高校生3年生になり、高校卒業後、その経験を就職につなげる、というプログラムに参加する。
中川さん、27歳と高校生で印象がかなり違い、びっくり。

『私が思い出す高校生活は全体的には楽しかった記憶だけれど、よくよく考えてみると受験勉強がきつかったから、今更再び高校生活はしたくないわ』と、思ったけれど、「自分の過去の高校生活に戻る」わけではなく、「現在の高校生にまざる」1年間で、新しい友人と新しい高校生活でさわやかな映画だった。

結末は「まぁ、その職業しかないよね」と思ったけれど、悪くない。
が、映画の締めくくりとしてみれば当然だけれど、それまでの話の流れから、日代さんの職業選択はかなり意外だった。

卒業式に撮った写真がその後出てこなかったのはちょっと残念。他の高校生の記憶から海崎が消えるので、海崎がどのように写っているのか、あるいは写っていないのか気になる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする