徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

振袖を着る

2013-11-29 16:01:16 | 日本
日本滞在中、母に『振袖、ドイツに持って行くなり処分するなりしてほしいんだけど』と言われた。成人式のときに買ってもらったのもので、結構気に入っていた。もう着ることはないな、と思うとさみしくなり、

もう一度着ることにした

ちなみに、20代後半くらいのときに友達の結婚式、お茶会(立礼式)と振袖を着る機会が続いたので、成人式のときから帯と小物は変更した。

着物を購入した呉服屋さんが今は写真館も併設しているので、

ついでに写真も…

という運びになった。


当日、私以外のお客さんがいなかったので、長襦袢を着たところでソクチくんにも着付けを見せてもらえた。着付けを見られたことは良かったかな、と思う。

さて、撮影。

着付けしてくれた人が写真撮影もした

そうか、プロのカメラマンが撮ってくれるわけではないんだ。
さらに、スーツを着たソクチくんと一緒に写真を撮ってもらう時、

背景の紙がソクチくんよりも若干低い

これはどう処理するんだろう、と考えていたけれど、もちろん

修正

が入っていた。背景だけでなく人物にも。写真で見るとあまり分からないけれど、データでみるとはっきりとわかる。だから納品までに2カ月かかったんだ。

写真は、ポーズがどう見ても20代のお嬢さん用で、これはどうしたものかしら、と思ったけれど、修正が入ったおかげか、それほど見苦しくない(と自分で思う)写真が出来上がった。
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日本-ウェディングフォト撮影-その2

2013-11-12 00:18:27 | 日本
ウェディングフォト撮影当日。

ヘアメイクさんは3人付いて手際よくセットしてくれた。相変わらず、『メイクはどんな感じにしますか?』と聞かれても

…どんな感じがいいですかね?

ヘアカタログを渡されて、『エクステンションできるので、髪の毛の長さは関係なくお好きな髪形を選んでください』と言われても

…どんな感じがいいですかね?

としか答えられなかったけれど、ヘアメイクさんたち、『これだとこういう感じになって、これだとこういう感じになりますが、どちらのほうがいいですか?』という感じで聞いてくれて、自分で『これ』と思うものはそれを選び、よくわからないものはお任せにしたけれど、

とても満足

した。ドイツでの結婚式の時は美容院でヘアメイクをしてもらい、そこそこ満足していたけれど、

日本でのヘアメイクは完ぺき

だった。5歳くらい若くなった感じがした。

カメラマンの人も、とても感じがよく、日本語がそれほどできないソクチくんに対しても、『はい、ビッグスマイル!』などと分かりやすく指示を出してくれた。
その後、ソクチくんはこのカメラマンの人がよく言った『オッケーです』と『ビッグスマイル』を覚えた。

撮影が終了し、セットに含まれる六切り台紙の写真などを選んだ。
どこのスタジオもそうだけれど、基本のプランは安いけれど、

データを購入すると高い

私たちは、最初は『データは買っても20枚くらいだね』と話していたけれど、写真を選んでいる途中、ソクチくんが、

データさ、全部買おうか

と言い出した。いや、あんた、気にいってくれたのはうれしいけれど、ウェディングフォトに乗り気じゃなかったのに。

ということで、データを全部購入し、アルバムも1冊作った。高かったけれど、スタッフの人はみなさんものすごく感じが良かったし、何一つ後悔はない。

さらに、打ち合わせ時や撮影後にドリンクを出してくれたけれど、一緒に出してくれたお茶菓子がとても美味しく、思わずどこのなんていうお菓子なのか聞き、後日ネットで

購入

した。

ワタベウェディング、本当に良かった。

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日本-ウェディングフォト撮影-その1

2013-11-11 00:43:19 | 日本
ドイツでの結婚式のためにウェディングドレスを買ったけれど、『結婚式当日、何を着ようか』と本格的に話し始めたのは

結婚式の1ヵ月半前

、購入日は式の1か月前、お直しが仕上がったのは式10日前ほどというギリギリ具合。日本でウェディングフォトを撮影する予定だったので、ドイツで何を着るか、は大した問題ではなかった。ソクチくんはウェディングフォトに

乗り気ではなかった

けれど、いくつかのスタジオを比較・検討した結果、ワタベウェディングに申し込んだ。ドイツではウェディングドレスを着るつもりはなかったので、

洋装+和装+さらにもう1着

というプランに申し込んだ。ウェディングドレスと白無垢と色打ち掛けにしようと思って。
でも、ドイツでウェディングドレスを着ることになったので、洋装はキャンセルしようかとも思ったけれど、せっかくなので

カラードレス

を着ようと思い、そのまま変更なしで撮影した。

ソクチくんの和装が心配だな、と思い、事前にスタッフの人に『サイズ、大丈夫でしょうか』とメールしたら、『和装は大丈夫だと思うけれど、西洋人は足が長い人が多いので洋装のスーツが若干

腰履き

になるかもしれません』と返事が返ってきた。結局は、なんの問題もなかったけれど。

さて、衣装選び。
洋装+和装+もう1着、という欲張りなプランにしたけれど、特にこれと言って希望のない私。スタッフの人に『どんな感じがいいですか?』と聞かれても、『どういうのが

似合うと思いますか?

』としか返せなかったけれど、スタッフの人は嫌な顔をせずに選ぶのを手伝ってくれた。

カラードレスは『これは

20代の人用?

』という感じのドレスがずらっと並んでいた。果たして私に似合うドレスがあるのだろうか、と不安になった。スタッフの人に、『これは間違いなくあおさんにお似合いですよ』と言われたドレスを手に取った後、スタッフの人に、『もう1着、試着しませんか?着ると意外に似合うので、好きな色を選ぶといいですよ』と言われたので、オレンジ色のドレスを見てみた。

フリルとリボンいっぱい

で、思わずスタッフの人に『これは、20代前半の人用ですよね?』と聞いてしまった。スタッフの人は、『そういうわけではないですよ。先日は、母娘で写真を撮りに来て、お母さんのほうがこのドレスを着ましたよ』と教えてくれた。

着てみたら、自分では意外にオレンジのドレスもOKかな、と思ったけれど、ソクチくんにダメ出しをされたので、スタッフの人が薦めてくれたドレスを選んだ。

ソクチくんの衣装は和装は選択の余地なく、洋装は色とサイズだけでぱぱぱっと決定。

後は当日撮影するのみ。

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ウェディングドレス購入

2013-11-10 02:18:28 | Weblog
ドイツで結婚式を挙げるとき、クリスチャンの人は役所と教会で挙式をし、ウェディングドレスは

教会

で着る。役所ではスーツだったり、意外に普通の格好をする人が多い。

が、私みたいに役所のみで挙式、と言う人は役所でウェディングドレスを着る人が多い(というか、私の知る限り全員)。

私にはこれと言って希望がなく、ウェディングドレスだったら、1回しか着ないからレンタルがいいかな、と思っていた。ソクチくんは、イブニングドレスとかだったら今後も着られるよね、と言い、ある日、デパートのドレス売り場を見に行った。

私のサイズがない

普段は36位を着ているけれど、胸がないせいか36でも大きい。でも、

36が一番小さい

サイズだった…
一応、丈も切ってくれる、ということだったけれど、上半身にボリュームがないのでどれを着てもいまいち。

ということで、ウェディングドレスのお店にも行った。

やっぱり高い

もちろん、日本で購入するよりははるかに安いけれど、それほど気に入ったわけではない、1回しか着ないウェディングドレスとしては高い。

友達がウェディングドレスを購入したお店を目指して歩いている途中、ビルの2階の窓にウェディングドレスがディスプレイされているのが目に入ったので、ちょっとのぞいてみた。

感じのいいオーナーで、ぱぱぱっと『ウェディングドレスならこれとこれ、カラードレスならこれがお薦め』と、いくつか見立ててくれ、試着させてくれた。

ウェディングドレスで良さ気なのがあったけれど、ストラップのないタイプなので、ドレスと胸が合わない。

店長さんに、『どうですか?』と聞かれ、ソクチくんが『うん、いいんだけど、

胸がずり落ちる

んですよね』と言ったら、店長さんは、『あら、お直ししてパッドを入れればいいのよ~。みんなパッドを入れているわよ』ということであっさり解決。

そこのお店は、オーナーがウェディングドレスのアウトレットショップでドレスを仕入れ、オーナーがお直しをするため、どのドレスも格安で、1000ユーロ以上するドレスもすべて500ユーロ以下だった(お直し代は別)。

というわけで、結局

ウェディングドレスをお買い上げ

してしまった。今はソクチくんの実家のクローゼットに治まっている…

そして、そのお店の前を最近通ったら

別のお店

が入っていた。私たち、運が良かったかも。

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ドイツ語-「おいしい」の表現

2013-11-07 18:19:49 | 英語・ドイツ語
私は料理はするけれど、デザートやお菓子は作らない。ソクチくんはデザートやケーキが普通にある環境で育ったため、今は

デザート・ケーキ担当

になっている。

先日、元同僚の家に遊びに行ったときに、ソクチくんはケーキを焼いて持って行った。その元同僚はあまりケーキを食べないけれど。

夕食が終わり、ケーキの時間になった。元同僚が一口ケーキを食べて『あ、これおいしい』と言った。そして、

2つ目に手を出した

いつもは食べても1つなのに、2つ目を食べたので、私は『本当においしいんだな』と思ってみていたら、元同僚がソクチくんに

何とか食べられるケーキだよね

というようなことをごくごく普通の口調で言った。

解説してもらったら、私が住んでいるあたりの人は、仲のいい人に対してはおいしくても『まぁまぁだよね』と言うらしい。そして、それは『すごくおいしい』という意味らしい…

確かに、最初に『おいしい』と言い、私たちは彼が普段はケーキを食べない人、と知っているから、そのケーキを気にいったんだろうとは分かっていたものの、かなりびっくりした。
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散歩とブドウ畑

2013-11-03 04:03:49 | Weblog


研究室の元同僚に誘われて近くの森へ散歩に行った。歩いたのは2時間くらい。最初の目的地は写真の塔。見た目はそれほど高くなかったけれど、展望台は木よりも高いところにあり、近くの町がよく見えた。天気がもう少し良ければもっと眺めがよかったと思う。

太陽は出ていなかったし、少し寒いくらいだったけれど、長時間散歩する最後のチャンス、とばかりに

大勢集まっていた

この塔の近くにはBBQをする場所があり、賑わっていたし、売店もそこそこ込んでいた。ベンチに置くクッションも売店で貸してもらえた。

その後、別のビューポイントに行き(こちらはそれほど大したことなかった)、散歩は終了。

駐車場のそばに広場があり、大勢の家族連れが

凧揚げ

をしていた。



駐車場へ戻る途中、ブドウ畑があり、私は大興奮した。写真では見難いけれど、ブドウの種類によって葉っぱの色が違い、とてもきれいだった。別のブドウ畑にはまだ収穫前のブドウが残っていた。帰り道、わざわざ車を止めてもらって近くで見てきた。

一緒に行ったインド人夫妻もブドウ畑には喜んでいたけれど、元同僚は

何がそんなに特別なの?

と聞いてきた。
何って、日本ではなかなかこういう景色は見られないから。

たぶんこれが今年最後の長時間散歩になるだろうな。

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傘を買う

2013-11-02 00:01:13 | ソクチくん
ドイツに来たときは2年で帰国する予定だったので、当時持っていたものを必要最小限持ってきた。傘は折り畳み傘2本。1本は普段使いで、もう1本は軽量の小さい傘。

普段使いの傘は、出国の数年前になんとなく購入した

福袋

に入っていたものだった。
日本での使用頻度は低かったとはいえ、

15年前後

使用してきて、そろそろガタがきているので買い替えようと思った。日本にいたら、数年前に買い換えていたと思う。

ソクチくんからは毎月お小遣いをもらっているので、自分でも購入できるけれど、それほど頻繁に購入するものでもないから『買ってもらおうかな』と思い立った。

ソクチくんに、『この傘、15年くらい使用しているから、そろそろ買い換えたいんだけど、買ってくれる?』と聞いたら、『僕のお父さんは

20年以上

同じ傘を使っているよ。どのくらいの期間使ったかは関係ないよ』と返された。正論だけど、さすがドイツ人、と思った。
というわけで、どのくらい私の傘が傷んでいるかを

プレゼン

した。もちろん、まだ使用できるレベルだけれど、骨が2本くらい曲がり、柄はぐらぐらし、というのを見せたら、やっと『あぁ、買ってもいいレベルだね』と納得してくれた。

それから

1ヶ月後

やっと購入することになった。
ドイツの傘は、日本の傘ほどバリエーションがなく、『うーん、じゃあ、これかなぁ』という感じで選んだ。
2本候補があり、1本はしっかりとした作りのメーカーで50ユーロくらい。もう1本はお手頃なメーカーで15ユーロくらい。どちらかと言えばしっかりした作りのメーカーのほうが好みだったけれど、ソクチくんが、『このメーカーはいいよ。

20年は使える

』というので、安いほうにした。

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ドイツ語講座-各国の文化

2013-11-01 02:06:06 | 英語・ドイツ語
授業中、練習問題の中に『食事をするときは右手のみを使用し、左手は使用しない』というテキストが載っていた。そのテキストを読んだ後、先生が、『同じような文化の人はいますか?』と聞き、インドの女性とスリランカの男性が手を挙げた。

その練習問題には、『なぜ左手を使用しないのか』ということは書かれていなかったので、先生がその2人に質問した。スリランカの男性は

トイレに行った後、左手で拭くから

と答えた。先生は即座に『私は右手で拭くわよ』と答えた。
まだ教室内がざわついているときに先生がインドの女性にも理由を聞いた。彼女は、

不幸は左手から入ってくるから

と答えた。そしてその先生はスリランカの男性に向かって『彼女が

正しい

理由を教えてくれたわよ』と言った。
正しいって…

そのスリランカの男性は、『でも、僕が言っているのも正しいんだけど』と言っても先生は聞く耳を持たなかった。

スリランカとインドは、地理的に近く、『食事の際には左手を使わない』という同じ習慣があるけれど、そこには異なる背景があるかもしれない、ということにどうして考えが及ばないんだろう、と思う。他国の習慣・文化の理由を『自分が受け入れられないから、理解できないから』といって『それは間違っている』と言い切ってしまうなんて、なんて傲慢な人だろうと思う。

この先生、たびたびそういうことを言うので、外国人に接する仕事に向いていないのではないかと思う。
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