徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

お茶会に参加する

2010-10-19 00:34:27 | Weblog
夏前にあったお茶会夏祭りの時のお茶席に続いて、3回目のお茶を楽しんだ。今回は、街中の博物館の中。

どんな所でするんだろう、と思っていたら、その博物館には『東アジア』セクションがあり、お茶室(にじり口付き)や、ちゃぶ台の置いてある居間などが展示されていて、そこの一角にお茶に使える場所があった。

今回は、博物館の入場料を払えばだれでも参加・見学できる、というもので、30名を超える人が集まった。日本人ももう1人来ていた。

前回と同じように、先生が解説しながらのデモンストレーションがあり、次に、私たちがお茶をいただく、というものだった。お茶菓子はやっぱり

カステラ

あんことかはダメな人が多いようだから、カステラは無難なお菓子なのでしょう。
今回はお茶会への参加費がゼロということで、お干菓子はなく、カステラと薄茶だけだった。ちょっと残念。薄茶は、今回のが一番おいしかった気がする。

お茶会終了後、ソクチくんがタンデムパートナーと話していたら、先生に、『良かったらお昼を一緒にどうぞ』と誘われた。先生はおにぎりとたくあん、卵焼きを持ってきていた。人数分くらいしかないだろうから、飛び入り参加はどうだろう、ここは遠慮するべきなのだろうか、と考えたけれど、結局

およばれ

してしまった。良かったのか悪かったのかは全く不明。
でも、おにぎりも卵焼きもとてもおいしく頂いた。


お茶会終了後、博物館をぐるっと一周した。閉鎖になっているセクションもあったけれど、『東アジア』のほか、『南アジア』『オリエンタル』『北アメリカ』『オセアニア』など、展示物(服やアクセサリー、食器など)は世界中をカバーしていた。

私が特に面白い、と思ったのは、日本の展示のほか、

オリエンタルのバザール

匂いもそれっぽかったし、いろいろなお店が展示されていてとてもよかった。

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任意の年金の加入トラブル

2010-10-11 00:51:14 | Weblog
6月から契約が変わったことに伴い、任意の年金をかけられることになった。ソクチくんにドイツ語の書類を読んでもらったところ、

加入期間が5年以内だと年金は支給されない

らしいので、加入しないことにした。

秘書さんのところに行き、加入しないことを伝え、

秘書さんと一緒に書類を記入

した。

6月は契約変更の手続きが間に合わなかったので5月までの給料と同じ金額が支給され、天引きされた。
7月下旬、聞きなれない会社から郵便が届いたので、ソクチくんに訳してもらった。『これは、

年金にご加入ありがとう

っていう書類だね』という。
え?加入しないって伝えたのに。
7月の給与明細を見てみると、20ユーロほど引かれていた。あわてて秘書さんのところに行き、書類を見せてみると、『大丈夫よ、これは

単なる広告

だから』というので、給与明細も見せ、任意の年金の掛け金も天引きされていることを伝えた。秘書さんは、ちょっと顔色が変わり、『あおさん、

あなた、申し込んじゃったんじゃないの?

』と言った。
え?私のせいですか?一緒に書類に記入したじゃない。本当、この人と話をするときはICレコーダが必要かもしれない…

とりあえず、秘書さんが大学の関係者に確認の電話を入れてくれたけれど、その日は金曜だったので、担当者は捕まらなかった。月曜にやっと捕まり秘書さんが話をしたところ、どうやら、その担当者のミスだったようで、任意の年金のキャンセルの手続きをしてもらえることになった。

秘書さんが3週間の夏期休暇に入った後、8月分の給与明細が届いた。

また天引き予定

その後、再びその年金の機関から、郵便が届いた。『キャンセルしました』という手紙か?と思ったけれど、

このように登録しました。間違いがある場合は1ヶ月以内に連絡をしてください

というものだった。秘書さんが休暇から戻ってくるのを待つか、自分でキャンセルの連絡をするか、どうしたらいいんだろう、と迷っていたら今度は、大学から手紙が届いた。

キャンセルしました

と。
そして、9月分の給与明細が届き、確認したところ、

6月から支払っていた任意の年金の掛け金が返金

されることになっていた。たった60ユーロほどだけれど、無事戻ってきてよかった。

その後、年金の機関からも『雇用者が年金をキャンセルしました』という手紙が届き、すべて解決して良かったんだけれど、誰からも『ごめんなさいね』という言葉は出てこなかった。だれの責任でもない、単なるミス、ということなのでしょうか。

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goとgo back

2010-10-10 00:15:47 | 英語・ドイツ語
最近、久しぶりに一時帰国したいな、しちゃおうかな、と思っているので、友達に『クリスマス休暇に日本に帰国しようかな(go back to Japan)』と言ったら、

え?戻って来ないの?

と言われた。私は日本人で、帰る場所が日本だと思っているので『go back』を使った。
が、どうやら、その友達によると、

goは『行って戻ってくる』感じがして、『go back』はもう戻ってこない感じがする

とのことだった。
へぇ、と思いつつも、癖はそんなにすぐには治らないので、goとgo backの両方を使う日々が続いていた。

が、同じことをソクチくんにも言われた。
友達もソクチくんも、英語ネイティブではないので、正しいのかどうかは分からないけれど、今後はもっと気をつけようと思う。

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日独サービスの違い

2010-10-09 00:13:32 | Weblog
ソクチくんと私は、日本食レストランでランチを食べた翌日、友達とカフェへ行った。

日本食レストランでは、ドイツ人と日本人、合わせて15人くらいで行った。ウェイトレスさんが注文を取り、注文に合わせてドリンクを運び、サラダを運び(メニューによってサラダは付いたり付かなかったり)…としていた。15人も人がいるのに、ウェイトレスさんは、『ウーロン茶を頼んだ方は?』などと聞くことなく、ちゃんと正しくサーブした。

それを見ていたソクチくんは、『すごいね、聞かなくてもちゃんと正しくサーブできるなんて。ドイツでは絶対、

サラダの人~

とか、聞いてるよ』とつぶやいた。

お客さんに聞かずに正しくサーブできる秘訣は、注文を取る時にどこに座っている人が何を頼んだか、を

図に書き込むこと

ウェイトレスさんはそれを見ながらサーブした。

お会計の時はもっと感動的だった。個別にテーブルチェックだったから、15人がそれぞれお財布を出し、それぞれのトレイの上に置き、ウェイトレスさんはそれを重ね、レジへ持って行き、おつりのある人にはおつりを持ってきた。

誰ひとりとして間違っていなかった


翌日。
行ったカフェは、外は混んでいたものの、中は空いていた。私たちは全部で7人。

なのに、

注文と違うものは来る

し、

ドリンクのサーブに10分以上かかる

し、その割に、『お待たせしました』もないし、どちらかというと、

サーブしてあげているのよ

といった感じがする。

普段は気にならないけれど、前日にサービス抜群の日本食レストランへ行ったせいで、ドイツのサービスがとても気になった。ソクチくんも、日独のサービスの違いがとても印象深かったようだった。

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丸6年

2010-10-08 03:10:54 | Weblog
ドイツに来て早くも丸6年がたった。2年の留学のつもりで来て、しかも、当初は『馴染めなかったら3ヶ月とかで帰国するのかしら』なんて思っていたのに、いつの間にか予定の3倍の時間が流れた。

6年間の間で日本に一時帰国をしたのは

1ヶ月と2週間くらい

我ながら帰国の少なさにびっくりする。結局、私はドイツと相性がいい、ということなんだと思う。また、ずっとドイツに住むわけではないから、そんなに帰国しなくても平気なのでしょう。

『私は日本社会に復帰できるのだろうか』と、よく考える。6年間日本を不在にし、今日本に帰国したとして、なじめるのだろうか。仕事は見つかるだろうか、といった、漠然とした不安から、

携帯を使いこなせるのだろうか

という、小さい心配まで。


良く巷で言われるように、私のドイツ滞在も、最初の2年は『楽しい』と過ぎて行った。次に来たのは、『ドイツはもういや、日本に帰りたい』だった。そして今、『苦しいことも多いけれど、楽しいことも多い』時期になったように思う。

また1年、悔いのないように過ごして行こうと思う。
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日本食レストランでランチ

2010-10-07 02:51:05 | Weblog



ソクチくんが1週間の日本語集中講座を受講し、『最終日に有志でランチを食べに行くんだけど、あおも行かない?』と誘ってくれたので、行ってきた。当日、ランチに行く店が日本食レストラン、と分かり、私は大興奮。このお店は、夜は高いけれど、ランチにはお得なメニューがある、と聞いていたので、『参加してよかった』と心から思った。

メニューは、から揚げ弁当や刺身定食、かつ丼など、10種類ほどあった。私が選んだのは、焼き魚定食(11ユーロ)。ドイツでは

お茶も有料(1.5ユーロ)

でも、合計で12.5ユーロ(チップを入れても13ユーロ)なのは、決して安くはないけれど、納得のいく価格だと思う。

焼き魚弁当が運ばれてきたとき、食欲旺盛な私は『足りるかしら?』と思ったけれど、意外にもお腹がいっぱいになったし、その後の腹持ちも良かった。

このお店は、経営者はよく知らないけれど、板前さんも、ウェイトレスさんもみんな日本人。ランチタイムの営業時間は14時までだったけれど、

15時近くまで私たちに『そろそろ…』と言わなかった

ドイツでは、

閉店10分くらい前に『そろそろ…』

と言われることが多いのに。

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花火と寿司

2010-10-06 02:34:08 | Weblog



去年行った花火大会に、今年も研究室の人と行くことになった。今年は最初から、

入場しない

と決め、食事をしてから花火を見に出かけることにした。

以前から『日本食を食べたい』と言われていたけれど、私の部屋に招くことは無理だったので、この機会に研究室の人のフラットを借りてみんなを招くことにした。

最初は、『みんなで餃子を包んだら楽しいかな』と思っていたけれど、花火2週間前に中国人ポスドク夫妻が夕食に呼んでくれ、そこで用意されていたものが

水餃子

かぶっちゃったなー、どうしよう、と思っていたら、ドイツ人の同僚が、『寿司がいい』と言い出したので、寿司を作った。

10人分

作ったのは、スモークサーモンの押し寿司、いなり寿司、沢庵の細巻き、サラダ巻き。見栄えはあまり良くなかったけれど、結構好評だった。意外だったのが、

いなり寿司の売れ行きが良かった

こと。和食は砂糖と醤油を使うけれど、外国人には苦手な人が多い(料理が甘いのがだめらしい)ので、いなり寿司は少なめに作ったけれど、中国人も、ドイツ人も『いなり寿司が一番おいしかった』と言っていた。

まぁ、

油揚げは缶詰、中身はちらし寿司の素

という、私は詰めただけ、というものなので、当然と言えば当然。

サラダ巻きに使ったマヨネーズは、日本のものをアジアンショップで購入した。

500gで8ユーロ

高い。
が、ロシア人に、『このサラダ巻きの具、市販のツナペーストの味と同じだ』とほめられたので、買って良かったと思う。

食後は花火見物。去年と同じ場所へ行ったけれど、花火の打ち上げ場所が若干フェンスから遠くなっていた。打ち上げ開始時間は去年よりも30分早い

22:30

30分のプログラムで、前半は低めに打ち上がり、会場内の人のみが楽しめるようになっていて、後半は、高く打ち上がり、外の人も十分楽しめた。

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