退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「圧倒的な『知性の迸り』とダメな映画の確認作業」について

2022-07-22 03:00:01 | Weblog
くもり。少しだけ降る。

「柳田国男 南方熊楠 往復書簡集」を読み進める。

明治四十四年十月二十五日午後の熊楠の手紙が圧巻。
まさに「迸る知性」といった趣きで素晴らしいというよりなく。

その前の十月十七日夜の手紙も含めて。
さすがに柳田も「精読仕り候」と答えて。

このところいささか睡眠が不規則で本書を読みながらウトウトすることも少なからず。
とはいえ「肝心な部分」を読み落とすことがなかったのは我ながら「エラい」。

「ご縁がある」とはこういうことだろう。
それにしても互いに「批判」を受け止めつつのこの様は何とも素敵。

「人という生きもの」を知るためには「それ以外の生きもの」を知ることが肝要。
そのこともあらためて思った次第。

フェリックス・フックシュタイナー&カタリーナ・シェード
「サファイア・ブルー タイムトラベラーの系譜」(’14)を観る。

前作で「慣れてしまった」ので多少はマシのように思えるものの。
「隠居の身」としては主人公ふたりの恋愛模様がむしろ煩わしい。

シェークスピアまで登場させて「ロミオとジュリエット」を思い出させるのも何だか。
かの劇作家に「謝れ」と言いたくなるところ(それもドイツ語で喋るのだから)。

残念ながらやはり「圧倒的にユルい」のみ。
ルビーが歌って踊るのは「バック・トゥー・ザ・フューチャー」(’85)の匂いが。

マイケル・J・フォックスによる「johnny be good」を載せておく。
「レーガンが大統領だって?」というネタもあったか。

「毒を喰らわば皿まで」ということで三部作最終編を明日観るつもり。
「気分はfilm wissenschaftler=映画科学者」とでも言っておこう。
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