退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「祭りの終わりと野蛮で残酷な救い」について

2024-06-04 02:32:38 | Weblog
晴れ。今日も風が吹く。

ジェーン・オースティン「ノーサンガー・アベイ」を読む。

「アベイ」とは「アビー=abbey」のこと。
「修道院あるいは邸宅」の意。

昔使っていた辞書で引いてみたのだけれど。
調べていたことがあるのがわかって驚く(印があったので)。

近くはドラマ「ダウントン・アビー」。
古くはビートルズのアルバム「アビー・ロード」でお馴染み。

おそらく当時は後者の意味を知りたかったはず。
中学時代の友人に教えられて聴いたもの。

さて本作はというと。

「賢く謙虚な女子」が「ふたりの男子」のまともな方を選び。
ゴシックロマンな部分もあるのにふむふむ。

ラストはいささか「駆け足」な印象。
若き日の著者は「パロディ」を狙った模様。

これで「祭り」も終了。
「しあわせな時間」を過ごした次第。

ランドール・エメット「ワイルド・リベンジ」(’22)を観る。

ロバート・デ・ニーロとジョン・マルコヴィッチが出ているのでついつい。
主演のジャック・ヒューストンは悪くない。

冒頭の歌の連続はちょいと微妙か。
「クリーン」になるための辛さの描写も。

「ジャンキーの哀しさ」よ。
「束の間のしあわせ」はいともたやすく壊れ。

原題は「savage salvation」で「野蛮で残酷な救い」。
「全浸礼」を行う「バプテスト」がモチーフで。
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