晴れ。秋風の冷たさが身に沁みる。
見田宗介「現代日本の感覚と思想」を読む。
「第一部 現代日本の感覚変容―夢の時代と虚構の時代」が面白い。
1945年から1960年までが「『理想』の時代」で
1960年から1975年までが「『夢』の時代」、
1970年から1985年までが「『虚構』の時代」という見立て。
短くまとめてある割りにインパクトがあるように見えるのは
「証拠」としての「サブカルチャー」の使い方が印象的だからか。
「第二部 現代日本の思想の全景―夢よりも深い覚醒へ」は
「論壇時評」だと思えばよく、こちらも「行き届いた感じ」がする。
ビリー・ワイルダー「地獄の英雄」をようやく観る。
さまざまなスキャンダルでNYの新聞社を追われたやり手の記者カーク・ダグラスは
アルバカーキの小さな新聞社で記者になる。
スクープをものにしてNYへの返り咲きを狙うこと1年、
偶然出会った落盤事故を仕切って一大スクープに仕立てあげるのだが、という話。
「新聞記者」のいかがわしさを存分に描いた作品。
現代の目からするとかえって「勧善懲悪」な話にも思えるのだけれど。
カーク・ダグラスの「ゴロツキぶり」を楽しもう。
「マスコミと大衆の臆面のなさ」は今も変わらずということで。
見田宗介「現代日本の感覚と思想」を読む。
「第一部 現代日本の感覚変容―夢の時代と虚構の時代」が面白い。
1945年から1960年までが「『理想』の時代」で
1960年から1975年までが「『夢』の時代」、
1970年から1985年までが「『虚構』の時代」という見立て。
短くまとめてある割りにインパクトがあるように見えるのは
「証拠」としての「サブカルチャー」の使い方が印象的だからか。
「第二部 現代日本の思想の全景―夢よりも深い覚醒へ」は
「論壇時評」だと思えばよく、こちらも「行き届いた感じ」がする。
ビリー・ワイルダー「地獄の英雄」をようやく観る。
さまざまなスキャンダルでNYの新聞社を追われたやり手の記者カーク・ダグラスは
アルバカーキの小さな新聞社で記者になる。
スクープをものにしてNYへの返り咲きを狙うこと1年、
偶然出会った落盤事故を仕切って一大スクープに仕立てあげるのだが、という話。
「新聞記者」のいかがわしさを存分に描いた作品。
現代の目からするとかえって「勧善懲悪」な話にも思えるのだけれど。
カーク・ダグラスの「ゴロツキぶり」を楽しもう。
「マスコミと大衆の臆面のなさ」は今も変わらずということで。