退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

適当にいいかげんであることの重要さについて

2009-12-14 01:08:02 | Weblog
晴れ。冷え込む。

案の定昼から野暮用。
結局夜まで付き合うことになる。

田山絵里「飯島愛 孤独死の真相」を読む。

親の一方的な思いに耐えて臨んだ中学受験に失敗して以来、
彼女はどうやら「帰る場所」を失ったらしい。

恋人のDJとの楽しい時も束の間、
彼のために始めた仕事がふたりを遠ざけることになった。

「恋」という支えを頼りに生きたものの、
その悲しい結末と自らの不幸が追い討ちをかけて。

おそらく彼女は真面目すぎたのだろう。
精神的な弱さがもたらす強がりも手伝ったのかもしれない。

十分に甘えられなかったという過去が
「劣等感」と「自己責任」の意識を常に抱えさせるのだとするなら。

「めぐる因果」の大きさをあらためて感じながら
その種の「呪縛」から解き放たれることの重要さに気付きたいもの。

たとえそれが「ないものねだり」だとしても
せめて「飼い馴らす」ことが出来れば上出来なはずだから。
コメント
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