調子が狂いつつ

晴れ。だったと思う。

連日早起きが続きペースが狂う。
日曜日に仕事だなんて。

ノーマン・Z・マクロード「虹を掴む男」をようやく観る。

小心な出版社の校正係は気に入ったネタを見つけると
知らず知らずのうちに自分がヒーローになった白昼夢を見てしまう男。

婚約者もいるというのに夢の中で見たのと同じ顔をした美女に出会うと
殺し屋に追われながらも彼女の言うことを聞く。

黒い手帳をめぐる騒動に巻き込まれた彼は必死で自分が殺されかけたと訴える。
ところが日頃「夢見る坊や」と呼ばれているせいで誰も信じない。

果たして彼の運命やいかに、というお話。

ダニー・ケイの「ゆるんだ舌のための交響曲」は見もの。
ヴァージニア・メイヨのファッション・ショー楽しめる。

主人公が白昼夢を見るという設定なので
「ポケタ、ポケタ、ポケタ、ポケタ」という音とともにあれこれ楽しめる贅沢。

口やかましい母と、彼のアイデアを盗む社長が脇をがっちり固めている。
原作はジェイムズ・サーバー「ウォルター・ミティの秘密の生活」。

1947年（昭和22年）の豊かな作品を是非。