もふもふランド♪

たくさんのわんこと もふもふしてます。
    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

とても贅沢な一杯です(価値と価格) ~JUWEL №25~

2021-05-01 09:24:01 | ぷ♂の日記
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「もうすっかり夏だな~♪」

というわけで、この日木陰の草むらに潜り込み一服していた私ですが、
やはりというか、当然というか、この日もストーブ持参でコーヒーを淹れておりました。

で、その一杯のコーヒーは、今までと何ら変わらぬものの、
とある事情で、ものすごく高価で贅沢な一杯になっていたのです。

さて、今回のストーブは…

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JUWEL №25 

1930年代のドイツのガソリンストーブで、
飯盒(はんごう)をスライスしたようなケースを開けるとこんな感じ。

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かなり古いモデルで、バルブは常にひらっきぱなし。
つまり、火力調整機能どころか、ガスのON/OFFがもままならない。
でも一応、消火のためのバルブは備えておるので、
顔を真っ赤にして吹き消す必要はありません。
詳しくはこちらをどうぞ。(機種紹介過去動画

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とはいえ、火力は普通に十分あるので、こういう感じにセットすれば、
数分横で鼻歌でも歌っている間に…

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ほら、もう沸いた!

というわけえ、いつものようにコーヒーのパックを開けて…

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いただきます♪(*^人^*)


さてさて、このいつも通りの一杯が、なぜに高価で贅沢なのかといいますと…
お水?
イヤイヤ、家から持ってきた水道水。
豆?
イヤイヤ、賞味未期限切れの見切り品。

じゃあ、残りは火?つまりストーブ?
ピンポ~ン♪

そう、実は今回使用したこのストーブこそが高級な贅沢品!

といいますのも…


先日ストーブ仲間の方とメールでやり取りをして居りましたらば、
末尾にこのような一文が。

「そそ、以前ヒスさんが紹介していたストーブ
ebay で見つけましたが、すごい値段になっていましたよ。」


そこで教えてもらったリンク先を覗いて見ると、今回のこのJUWELが、しかも高値で!
そこでびっくりしながらオークション終了まで見守っていたのですが、
その最終落札価格がこんな感じ。

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十五まんえぇ~ん?!

いや、税関で課税されるから17万円を越えてしまう…

しかし、ほんとに何とまあ…

国内のみならず海外でもコロナ禍のあおりでアウトドア用品がよく売れているとは聞いておりましたが、
ついに、こういうビンテージストーブにもブームが来たのかな?
そういやたしかに、知り合いの古道具屋さんも、最近どれもこれも値上がりしてきてるって言っていた。

実は以前、私が持っている国産ギターがオークションに出ていたことがありました。
それはが学生時代2万8千円で買ってずっと弾いていたもの。
それが今回同様オークションに出て、落札価格が65万円。
その時もびっくりしたもんですが、今回も相当にびっくり!
とはいえ、その時は好きで手にしたギターなので、
周囲の、「売っちゃえ!売っちゃえ!」という声を無視。
その結果、「この機種は高値で売れるぞ!」を知った人々が多数出品しだして、
今では価格もかなり下の方に落ち着きました。
(とはいえ、それでも普通に15万円くらいついておりますが。)

だからきっと、このJUWELも、今回のこの価格が異常すぎる!
と、そう思うのですよ。

さてさてさて…

そんなわけで、こういう旨を奥さんに伝えると、

「じぶんこれを持って河原へ行ってお茶してるんやろ?
こんな高いストーブでコーヒー淹れて、
めちゃくちゃお金持ちやな~!(笑」


と言われました。

わはは、確かにそうかも?


**今回思ったことあれこれ*

今回のようなことがあると、良く物の価値について考えます。
一般的に「高価格」なものほど「高価値」とされ、確かにそれにも一理あるのですが、
本来「価格」は「需要」と「供給」により決定された「入手しやすさの指標」でしかありません。
「価値」はそういうものとは別の所に存在します。

例えば、ある事柄を見て「美しい」と感じたとします。
そしてその対象は、誰も欲しがる人がない。
つまり「価格」が設定できない。
この場合「美しいと感じたそのもの」は無価値でしょうか?
いえ、決してそうではないはず。
つまり、「価値」は個人個人の価値観によって決定されるものだから、
「価格」=「価値」であるはずがない。

でも昨今の風潮は、「価格」そのものが「価値」であるかのように取り扱うので、
その様子を見ていると、対象そのものではなく、
その対象に張られたレッテルを評価しているように見えて仕方がない。
例えば…
これは、あそこの店の品物だからスバラシイ。
この店はみんなの評価が高いから美味しい。
この作品は今流行っているから面白い。
などなど…

たしかにそれにも一理はあるけれども、なんかおかしくないかい?

でもまあ、逆に考えるならば…
世間に左右されず、確固たる自分の価値観さえあれば、
自分自身の楽しみごとは、ハードルがそう上ることもなくなり、
それを享受するのが比較的容易になるため、
日々楽しく過ごせてよい。
と、そういうことも言えるかな?

だって、競争相手がが減るものね。
でも、それも言いかえると、
悦び楽しみを分かち合える仲間がいないってことにもなりかねないから、
やはり物事はほどほどが良いのかな?

とは言ったものの…

やはり、自分の持物と同じものが高額で取引されていたと知ると、
それはそれで悪い気はしないわけで、
というか、やはりうれしくも感じるわけで…

う~む、正直かなり複雑な気分です。

超贅沢な一杯(ドイツ製ストーブJUWEL25 & Monkey z50z)
コメント
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