先日掃除していて発掘したこの米軍用527
(1960~70年製米軍医療用ストーブ)
あ~!5年前からずっと放置していた!
で、せっかくだからメンテすることにしました。
とはいえ、こいつのメンテはけっこうめんどくさいんだよな~。
バルブの引き抜きが面倒なので、できればそのあたりが無事であってほしい!
そういう願いを込めてバルブを見るも…
赤さびでコッテコテ!
こりゃ苦行コースか?
そう覚悟しつつ分解してゆくも…
おや?内部はかなりキレイだぞ!
そう、見た目こそさびでくたびれておりましたが、
以外にも内部の汚れはほとんどなく、可動部の金属パーツも全く痩せていない。
とうことは、この個体は多分ほとんど使用されないまま放置されてしまったため、
外見がやれてしまったけれども、中はきれいなままというパターン?
実際可動部を分解清掃しガスケットを交換したらば、動きはかなりスムーズになりましたし、
タンク内部もさびこそあるものの、それらはフレーク状の大きなものではなく、
非常に細かいほこりのようなさびの粉。
だからタンクは結構しっかりした状態と言えます。
とはいえ、そのままではトラブルの種になるので、
灯油を小さなナットを入れて何度もシェイクしては交換という地味な作業。
で、あらかた奇麗になったので、フィラー部のパッキンも新品と交換しました。
ここは鉛パッキンという変な仕様
だから締めこむのに力がいるので、
必ず工具を兼ねたハンドルを使用し確実に締めこむ必要があります。
そんなこんなであらかた完了!
ただ、気になったのは予備パーツが付属していてはいたものの、
そいつがどうも使用済みで、現在装着されているものが新品っぽい。
しばしその予備パーツを見てみましたが、
ストレナー、ニードルは生きていそうでしたが、ニップルがちょっと怪しい。
ネジ山が馬鹿になっているっぽい…
前オーナーが締めこみ過ぎたのか?
何はともあれ加圧テストも問題なかったのでいざ点火テスト!
おお~♪バッチグ~♪
小ぶりながら勢いの良い元気な炎♪
というわけで、無事作業完了!
ちなみにヘッド下のL字の針金がニードルレバーで、
3時の位置で針が上がり、9時の位置で下に下がります。
で、その下の六角ボルトのようなものにハンドルを挿して操作します。
そうそう、先ほども言ったようにこいつはかなり小さめのヘッドで、
サイズ自体もこのようにかなり小ぶりなのです。
500のペットボトルといい勝負!
ですが、ポンプ部は先代のGIストーブ(M-1940)とほぼ同じ。
まあ、人の手で操作する部分なんで、
こういうとこまでミニサイズにしたら使いにくくて仕方がないですもんね。
てなわけで、無事復活したこの527。
さあ、放出するぞ~!
ヽ(^∀^)ノ
*動画*
米軍医療用ストーブ・コールマン527 ~US Military stove Coleman 527 ~