pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ブラック・スワン

2011-05-21 23:27:25 | 映画/DVD

出演:ナタリー・ポートマン  ヴァン・サン・カッセル  ミラ・キュニス ウィノナ・ライダー ほか

<あらすじ>
NYのバレエ団に所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、バレリーナだった母(バーバラ・ハーシー)と二人暮らし。現在のプリマであるべス(ウィノナ・ライダー)引退の噂がたち、今度の公演「白鳥の湖」ではなんとしてでも主役の座を得たいと、文字通り血の滲むような練習に励んでいたが、選考会で筆頭振付師のトマ(ヴァンサン・カッセル)から、「白鳥だけなら絶対に君を選ぶが、君には黒鳥は無理だ。」と言われ絶望のふちに立たされる。いつもなら泣き寝入りするニナが、捨て身でトマを説得しに行くものの、更に屈辱を味わうこととなる。しかし、発表された主役はなんとニナだった…。

予告編をみた時からやけに気になっていたこの映画。長女と一緒に観に行ってきました。
ナタリー・ポートマン。きれい!「レオン」の美少女あんなにすごい女優になるとは。(あの時から主演のジャン・レノを食う存在感でした。。)

母親からのプレッシャー、主役としてのプレッシャー、いろんな抑圧に押しつぶされそうになり、幻覚と狂気の世界にずぶずぶと沈んでいきそうになるヒロイン。。。まあ、ネタバレになりますけど、最初から最後まで観ていて緊張しまくりのサイコ・スリラーでした。純真で臆病で神経質なニナが、奔放さと官能を要求される黒鳥を踊るために・・・

なんというか、黒板を爪でひっかくような、ささくれをむきすぎて出血してるのにまだむきたくなった時の顛末のような、文字通り「鳥肌もの」の映画です。一時騒がれた『アダルト・チルドレン』の悲劇でもあるのかな。私も成人した娘たちにうるさく干渉しすぎるのはやめようかな、と思わされるました。

あまりに怖かったせいか、娘は『韓流ドラマをみたくなっちゃった』と言っていました。それを聞きながら、しきりに指先のささくれを撫でておちつかせている自分。。。この映画、怖すぎて2度はみませんが、バレエ「白鳥の湖」をちゃんとみてみたいと思いました。

「キルトに綴る愛」などで、多感でまっすぐな女子大生を演じていたウィノナ・ライダーさんがエキセントリックな引退プリマを演じていて、ちょっと驚きました。(エンドロールではじめて気付きました。え~あれがそうだったのという感じ。)


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