長女にさそわれてヒグチユウコさんの原画展「BABEL」へ。4月18日から東京都美術館でブリューゲル「バベルの塔」展が開かれていますが、こちらはその「BABEL」にインスパイアされたヒグチユウコさんの描き下ろし新作画集『BABEL Higuchi Yuko Artwoks』の原画展です。
TOBICHIというのは、糸井重里さん主宰「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」の店舗でありギャラリーでありイベント会場。ほぼ日とコラボレーションする作家やグループにとっての飛び地でもあるんだそうです。建設デザインはあえてハングリーになれる場となるよう、“30歳くらいの特にお金もコネもない人が、一所懸命になにかやりたくてつくった場所”というコンセプトで作られたというところが糸井さんらしいかもね。3枚目の写真、窓ガラスに大きな猫の絵が張られていますが、その向こうに見えるのは本物のお墓裏側は墓地なんですね
TOBICHIは本当に小さなギャラリーですが、すでに人でいっぱいで、身動きができないほどです。会場は2つに分かれ、ショップのあるブースには、自由にかぶりものをしてヒグチユウコさんの絵をbackに写真が撮れます。一枚目のワニはわたしです
独特の画風のヒグチ氏ですが、作品はものすごく緻密でおどろくほど。
この「ひとつめ一族の野望」(部分)という作品なんて、ヒグチさんの作りだしたキャラクター、モンスターの「ひとつめちゃん」たちが人間にバベルの塔を作らせるという野望を秘めたものなのだそうです。模写にしたって、ものすごい精緻。よ~く見ると、ちっちゃい人間とひとつめちゃんたちがたくさん描かれています。ヒグチユウコ恐るべし。このほかにも、ブリューゲルの版画作品などをモチーフにした描き下ろし作品が多数展示されていました。
本当はこの「BABEL」の画集が欲しかったのですが、既にここでは完売とのことで、素敵な手帳付きに惹かれて『ギュスターヴくん』購入。ヒグチユウコさんのサインいりです
青山劇場が閉鎖してからというもの、この界隈に来ることもなくなったので、長女と一緒に骨董通りをぶらぶら。途中で美味しそうなアップルパイのお店を見つけました。
30分待ちでしたが、おしゃべりしたりお互いに撮った写真を見せ合ったりしているうちにあっという間に過ぎました。
長女はストロベリーチーズ味のアップルパイにラズベリーソース添え、私はラムレーズン入り。ちょっと美味しそうだったので、サーモンとクリームチーズのキッシュも。アップルパイ目当てでしたが、このキッシュがすごく美味しかったです。テイクアウトにも行列ができていました。
突然の天気雨にあったり突風や雷に驚いたり、いろいろとハプニングはあれど、G.W.初日としては、なかなか充実したひと時。
閉鎖されたこどもの城の前に出ると高いバリケードができていて、ちょっと悲しくなりました。