pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ホロヴィッツとの対話@PARCO劇場G列上手

2013-03-09 23:04:18 | 観劇/コンサート

作・演出:三谷幸喜
出演:渡辺謙 段田安則 和久井映見 高泉淳子
音楽・演奏:荻野清子(ピアノ)

<あらすじ>
天才とは「神に選ばれし者」。その選ばれし者に従事する者は、「神に雇われた者」となる。代々、ピアノに従事してきた家庭に生まれ育ち、ピアニストの演奏を支え続ける調律師のフランツ・モア。物語は彼が支えたピアニストの1人、20世紀のピアノの巨匠・ウラディミール・ホロヴィッツとのある一夜の会話を中心に展開する。

 


このキャストで三谷さん演出では、観ないわけにはいかないでしょ!というすごい舞台でした。天才ピアニスト・ホロヴィッツは演劇界の至宝・段田安則だし、調律師モアは世界のケン・ワタナベだし、ホロヴィッツの妻ワンダは、あのア・ラ・カルトで芸達者ぶりをたっぷり見せてくれた高泉淳子さんですから。モアの妻エリザベス和久井さんはかなりプレッシャーだったと思いますが、今日は前楽、そんな心配ふっとぶほど頑張ってました。強烈な個性のホロヴィッツ夫妻に翻弄されながらも、夫妻のあまりの言動、行動、非道の数々にさらされ、だんだん我慢できなくなって感情を爆発させるさまが可愛らしかったです。

天才だからこそ許されている()ホロヴィッツの変人っぷり、その上を行く妻ワンダの怪人っぷりはもう、段田さん高泉さんの真骨頂!って感じで、世界のケン・ワタナベも霞むほど・・・でしたが、エリザベスがワンダに子育てまで批判され、我慢しきれずに発した一言から、ホロヴィッツ夫妻の深い悲しみや、モアの背負う戦争の傷跡などが浮かび上がり、モアが独白を始めるシーンは胸に迫りました。ワンダの苦しみ、それを見守るホロヴィッツのまなざしも、それまでのコミカルな芝居との対比が鮮やかで鳥肌でした。全編流れる生ピアノもとても素敵

ワンダがモア夫妻の家にお土産に持っていくチョコはゴディバのグランプラスでした!ホワイト・デーに買ってくれないかな夫。。。無理か

昨日の気温上昇で花粉症がますます悪化し、涙とくしゃみと鼻水鼻づまりで顔面壊滅状態になり、今日は渋谷までゴーグルみたいな花粉メガネと工事現場みたいな防塵マスクして行きました。もちろん目薬と鼻炎スプレーと保水ティッシュ持参。上演中にくしゃみが止まらなかったらどうしよう・・・と不安でしたが、セーフでした。

今年は昨年の7倍強の花粉が飛んでいる上に黄砂だのPM2.5だのいろんなものが飛んでくるので、アレルギーな私には地獄です。。。4月は観劇予定満載なので、しばらくは怪しいおばさんスタイルで劇場に出没となりそうです

コメント
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