pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

髑髏城の七人@青山劇場1階I列センター

2011-10-04 20:51:29 | 観劇/コンサート

【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり
【出演】
小栗 旬/ 森山未來 / 早乙女太一 / 小池栄子/  勝地 涼/  仲 里依紗 / 高田聖子/  粟根まこと / 河野まさと / 千葉哲也ほか

【あらすじ】
戦国時代、豊臣秀吉が天下統一を成しとげようとした頃の関東が舞台。関東髑髏党の首領、天魔王(森山未来)は、秀吉を倒し関東制覇をもくろんでいた。再び乱世を起こそうと暴虐の限りを尽くす髑髏党に敵対するのは、飄々と乱世を泳ぐ男・捨之介(小栗旬)。ここに、関東一の色里「無界」を束ねる無界屋蘭兵衛(早乙女太一)や、女主人として「無界」を取り仕切る極楽太夫(小池栄子)、素性を隠して働く沙霧(仲里依紗)、荒武者たちを従えて隊を率いる兵庫(勝地涼)、調子よく戦場を渡り歩く三五(河野まさと)、孤高の刀鍛治、贋鉄斎(高田聖子)の6人の仲間が加わり、天魔王と対決する。


みてきました!「ワカドクロ」古田新太さん主演の「アカドクロ」、市川染五郎さん主演の「アオドクロ」はゲキシネで観ましたが、やっぱり生ですね~めちゃくちゃ面白かったです。いのうえ歌舞伎の魅力であるチャンバラ満載!ダンスの森山くんと大衆演劇の早乙女太一くんの殺陣はためいきが出るほど美しく、まるで舞を見ているよう。このふたりと比べると・・・と言われていた小栗くんも、なんのなんの、楽も近いせいかとってもかっこいい立ち回りでした。ただ、どうしても浮かんでくるのよ~堤真一さんの「天晴」@蜉蝣峠が・・・ビジュアル似すぎだと感じるのは私だけでしょうか・・・あの、刀をかついでぐぐっと腰を落とすスタイルが・・・

ともあれ、この3人の殺陣を見るだけでも、十分にチケット代は元とった感がありました。

そして、勝地くん。「犬神家の一族の陰謀」「蜉蝣峠」と頑張ってきて、今回はあの橋本じゅんさんのあたり役、荒武者隊の「兵庫」を勝地くんテイストに作りあげ、自分の役にしていることにおばさんはものすごく感動しました。板の上の役者さんの成長を目の当たりにできる幸せ・・・もう、こうなると親心です兵庫、実は本名「兵六」・・・「ひょうご」と「ひょうろく」って、受ける感じがぜんぜんちがうのもおかしい。(ひょうろくだまとか。。)そのお兄さんの磯平さんが、お笑い担当のドン百姓なのにカマを持って戦ったら誰よりもかっこよく、その立ち回りには客席から温かい拍手がわき上がっていました。バレエも踊ってたな・・・いのうえ歌舞伎のこういうお遊びタイムが大好き小池栄子さんも、花魁から雑賀衆のスナイパーまでかっこいいアクション。天魔王にあやつられていたとはいえ信じていた仲間を裏切り、殺戮した蘭兵衛に100%の怒りをぶつけるシーンでは、思わずうるっときてしまいました。小池姐さん、華があってかっこいい!狸穴二郎衛門(実は家康)の千葉哲也さんの大人の男の色気にもぐっときました。この方と高田聖子さんがいると舞台の雰囲気がぐっとしまるのはさすがです。必殺手の平返しの河野さんも、何気においしい役でしたね。劇団員の方々にはちゃんとそれぞれ見せ場もあって安定感があり、さすが新感線です。だからこそ、客演の若手ものびのびやれるんでしょうね。仲 里依紗ちゃんも重要な役で頑張ってましたが、喉が潰れガラガラ声で大変そうでした。もうちょっとだ!がんばれ~

かなり傾斜のあるいわゆる八百屋舞台であの激しい殺陣。本当に大変だと思います。メタルさんのお怪我も心配。新感線はこのところそういう事故が多いですが、楽までどうぞお怪我がありませんように。

ぎりぎりで劇場に入ると、朝のはなまるマーケットにご出演だった城田優さんが、たぶんはなまるの時そのままのスタイルに大きなマスクでロビーにいらっしゃいました。ロミオのままの金髪で、また半端なく大柄なので目立つ目立つ。カーテンコールでも、客席のみんなと一緒にちゃんとスタンディングしていました。

劇場を出ると4時。まだちょっと時間があるので、前々から行ってみたかった「京はやし」で抹茶あんみつ・ほうじ茶付きをいただきました。

上品なお味で、大変おいしゅうございました。

コメント
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