「ご予約された図書がご用意できました。」と、図書館からのメール。え??記憶にない。・・・と思ったら、2月に予約しておいたこの本でした。なんと半年も待ってしまった。メールには書名はなかったので、図書館のカウンターに行くまで本当にドキドキでした。
手にとってみて納得。朝日の書評だったか、王様のブランチだったかわかりませんが、少年誘拐事件のあまりに衝撃的な始まりに、すぐに読まなくっちゃ!と思ったわけです。本を捨てられない性分のせいで最近は本棚に余裕もなく、もっぱら近くの図書館のお得意さんになってます。
その誘拐の衝撃的な始まりとは・・・・
母親が幼稚園から「お子さんが蜂にさされたので、すぐに病院に行ってください。」と連絡を受け、病院へ。ところが、途中で園に確認の電話を入れると「そんな連絡はしていない。」驚いて園に直行して母親がその子の所在をたずねると、担任が言うのです。
「いいえ、お母さんと一緒なんでしょう?だって、さっき、お母さんが車で迎えに来て連れていかれたじゃないですか・・」と。。。。
これは、親にとっても園にとっても、ものすごーーい恐怖。怪談です。しかも、犯人が指定してきた身代金と子どもの受け渡し場所は、渋谷のスクランブル交差点のど真ん中。まー・・一気に読んじゃいましたよ。どんでん返しに次ぐどんでん返し。誘拐されたのは、誘拐したのは一体誰????まさかあの人がそんな目的でねえ。。。485p.時間をもてあました夏の午後のイッキ読みには最適の一冊でした。ちょっと最後のおまけが余計だったようにも思いますけどね。