لِيمُون(リムーン)
なんでもエジプト基準だと、驚くことが多い。
日本から「外国へ行く」と思えば、「へ~この国ではこうなんだ」と思うことが、同じアラブなんだから大して違いはないだろうという思い込みを持っていくと、ぜんぜん違うことに驚かされることになる。
エジプトはアフリカ大陸。ヨルダンはアラビア半島。違って当然である。
そういいながら、ぶつぶついろんなことを言いながらヨルダンを旅していた。
一緒にいた友だちは、私のぶつぶつの意味が最初わからなかったが、エジプトに上陸して「これか!」といちいち納得していた。
そのひとつがレモン。
ヨルダンでは日本で見る大きなレモンが一般的。
私がアラブのレモンで思い出す、小さなレモンは見なかった。
そして、スープにレモンを落とす習慣もほとんどないようだった。
とはいえ、庭先にレモンの木のある家も多く見かけ、とても身近なものであると感じた。
ヨルダンからエジプトに出て、外資系の大型スーパーに行ったところ、エジプト御用達の小さなレモンは1キロ200円くらいなのに対し、大きなレモンはなんと15円!
外国人用においてあるのだろうが、とにかく人気がないのが、値段だけ見てもよくわかる。[a]