Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

駐車は停車の一形態ではない

2016-05-10 17:39:21 | Weblog

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学科の知識になりますが、
「駐車」と「停車」とは“別物”として覚える必要があります。

「駐車 ⊆ 停車」(停車が駐車を含む概念)だと思っている人も多いですが、
道路交通法第2条第19号には、
「停車」の定義として、
「車両等が停止することで駐車以外のものをいう」と書かれていて、
「駐車とは違うのですよ」と明言されているのです。

この点、
「車線変更 ⊆ 進路変更」(これは正しい)とは異なりますね。
実は、「車線変更」という用語は、
道路交通法や関係法令に登場しません。
「進路変更」という用語で包括できる概念だからということで頷けます。

ちなみに、「駐車」は、
道路交通法第2条第18号(なぜか「停車」よりも先)に、
「車両等が客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由により継続的に停止すること
(貨物の積卸しのための停止で5分を超えない時間内のもの及び人の乗降のための停止を除く。)、
又は
車両等が停止し、かつ、運転者がその車両等を離れて直ちに運転することができない状態にあること」
と定義されています。
やっぱり「車両等が停止する」ことの一形態には違いないように読めてしまいますが、
法規上は別の概念ということになりますので、
誤解しないようにしておいてください。

混乱する人は、
「駐停車禁止」(駐車と停車とを禁じる)という言い方をすることを考えれば、
この2つが区別されていると理解できるんじゃないでしょうか。


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送迎を活用しましょう

2016-05-08 17:19:02 | Weblog

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パイロットアカデミーもそうですが、
多くの教習所が、近隣の駅へ送迎車を出していると思います。
教習生の皆さんは、
できるだけこれを利用した方が良いですよ。

まれに、
車を待っている間には歩いて行った方が早いのか、
それとも、送迎してもらうのを申し訳ないと思ってか、
送迎車を使わない教習生もいらっしゃいますが、
せっかく「運転の見本」を見せてくれているのに、
それを活用しないなんて、もったいないと思いませんか。

もしかしたら送迎車がマイクロバスやワゴンタイプの車だったりして、
教習車とは勝手が違い、運転技能の参考にならないと思うのかも知れません。
でも、
他の車や歩行者への目配り・気配りや、
自分が先に行くか、相手に譲るかの判断など、
学び取るべき動作は山ほどあるはずです。

まして、教習車で送迎してくれる場合は、
間違いなく運転技能そのものの参考になります。
「このぐらいのカーブならハンドルを持ち替えないで良い」とか、
「ここの左折はハンドルを全部回さないんだな」とかいった具合に。

もちろん、教習生の便宜を図るために送迎しているので、
本当に必要ないのでしたら無理に使うこともありませんが、
もし遠慮しているのなら、その遠慮はまったく無用ですよ。
そして、せっかく乗ったら、
教習の参考になることを、1つでも2つでも見つけてください。
送迎車の中で居眠りなんて、実にもったいないですからね。


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渋滞と「合成の誤謬」

2016-05-06 14:19:04 | Weblog

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GWで高速道路の渋滞が
ニュースに取り上げられていますが、
「急ぐと却って渋滞を起こす」という説を聞いて、
納得したところです。

ドライバーが急ごうとしていると、
空いている車線(例えば右車線)への移動を繰り返しがちですが、
その車線(右車線)を元々走っていた車は、
左車線の車が自分の前に入ってくるのを見て、
ブレーキを掛けるか、最低でもアクセルを緩め、減速するでしょう。
そうすると、そのまた後ろの車も減速することになり、
今度は右車線の方に車が並んでしまいます。
そして、それを避けて左車線に移ろうとする車がいると、
今度はまた左車線が込んでしまう、
という悪循環なのだそうです。

1台1台の車は自分が早く進もうとして
ある意味、合理的な行動をとっているように見えますが、
全体としては非効率的になってしまう、
という現象が起きてしまうことにつながります。
これを「合成の誤謬」と呼ぶのだそうです。

駅のエスカレータ前に乗降客が渋滞を作るのも
似たような話かも知れません。

話は変わりますが、この4月から、
ロンドンの地下鉄では、エスカレータの両側での歩行禁止が
試験的に導入されたそうです。
シミュレーションでは立ち止まって乗った方が混雑が緩和するとのこと、
実際にどういう結果が出るのか、興味があります。
ただ、日本では「片側あけ」の習慣が根付いているので、
導入は難しいのかな、とも思っていますが。


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地図は“図形”で覚える

2016-05-04 14:48:38 | Weblog

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昨今はカーナビが普及し、
地図なんか見なくても目的地まで行けるようになりましたが、
それでも、
出発に際して、自分がどの道をどのように走るのか、
地図で確認しておくことは意味があります。

「地図を覚えるのが苦手」という人は、
“図形”をイメージすると良いですよ。

例えば、
「概観すれば“細長いヒシャク型”に走るんだな」
というような感じです。
そして、その図形を、
運転席から見える“景色”に重ね合わせてみてください。
そうすると、
「あそこの交差点を右折してすぐに左折したら、しばらくは“ヒシャクの底”だな」
というようなのが実感でき、
地図と現実とがリンクしてくると思います。

言ってみれば、
地図を“目”で見て覚えるのでなく“体”で覚える、
といったところでしょうか。

このように自分がどう走るのか把握したうえでナビを使えば、
万が一(というほど珍しくないですけど)ナビが間違っても、
「あれ? 間違ってるんじゃないか?」と
気付きやすいはずです。

…と、
まだまだカーナビを信頼しきれないオッサンの所感でした。


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「平常心」=「忍耐力」=「度量」=「心臓が強い」

2016-05-02 17:59:02 | Weblog

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GWで思わぬ渋滞に巻き込まれても、
逆に、ガラ空きの道路でスピードを出したくなっても、
あるいは、何か不測の事態に直面したとしても、
常に「平常心を保つ」ことが安全運転の秘訣と言えます。

そして、そのためには、
英語の「Tolerance」(直訳すれば「許容」)が必要です。
これを「忍耐力」と訳す人もいますが、
「ただ耐え忍ぶ」という後ろ向きの意味ではなく、
「他の人の言動を認めたうえで、自分自身は動じない」
という態度のことです。
意訳するなら、「度量」とか「根気」とでも言ったところでしょうか。
「真の武道家のイメージ」と言えば、ピンとくるかも知れませんね。

同じような意味で、
車の運転には「心臓の強さ」も求められます。
「心臓が強い」と言っても、
もちろん「自分勝手な運転」のことではなく、
「どんな場面にも立ち向かえる心がまえ」と考えてください。

つまりは、「平常心」に帰結するわけですけど。


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