Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

「右折の方が左折よりも簡単」?

2017-09-02 16:59:01 | Weblog

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教習で「左折」を「右折」より先に練習するのは、
左折よりも右折の方が難しいからではありません。
むしろ、右折の動作そのものは、
「左折よりも簡単」と言ってしまっても良いくらいです。

では、なぜ、
“簡単”な右折よりも先に“難しい”左折を練習するのでしょうか。

それは、「左折」で、
ハンドルの取り回しや加減速の“基本”を練習するためです。
すなわち、
(1) ハンドルを切り始める前(概ね5m手前)までに減速しておく、
(2) ハンドルを正しく持ち替えていっぱい回す、
(3) 曲がっている途中からアクセルオンしてハンドルをまっすぐに戻す、
という、カーブを曲がる時と同じ動作を“復習”しているわけです。

一方で、「右折」は、
ハンドルを切る量が少なくて良く、
減速不充分でも(つまり“簡単”に)曲がれてしまうため、
基本が出来ていない状態でこの癖を付けてしまうと、
左折の動作(=基本)までおかしくなりかねません。

本来、「右折」の難しさは、
ハンドルを回す量を加減しなければならない、
対向車や後続車に気遣いながら曲がらなければならない等の、
「例外事項への対処」にあります。
そのためにも、基本動作はきちんと身に付けておくべきで、
だからこそ、「左折」を、下手をすると「右折」よりも回数を掛けて、
きっちり練習しておく必要があるのです。

「右左折」とは言うけれども「左折」を先に練習するのには、
こういった理由があるのを理解してください。


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