ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

Yとポスター

2010年02月08日 | Weblog


ゲロゲロ少年Yが、T君のcafe(これからは
tacと表記)の帰りに寄った。当然初めて行っ
たのだが、どうだったと聞くと、「ええちゃ
んとカフェじゃないですか」と気に入った
様子で答えた。改装中からはちょっと想像
できない完成形だったので、Yもその点に
は軽い驚きを覚えているようだった。好き
そうなマン・レイのポスターだって貼って
あるし、アルコール類は置いてあるしYにとっ
て居心地が悪いはずはないのだ。キッシュ
などをサービスしてもらったらしく、すっ
かりご機嫌なYであった。

で、その「tac」に映画のポスターでも飾ろ
うと思ったとき、いろいろ検索していてゴダ
ールの「勝手にしやがれ」のポスターを発見
した旨をYに言うと、是非欲しいということ
になった。実は、マン・レイのポスターにな
る前にブレッソンの「たぶん悪魔が」のポス
ターが候補になっていたのだ。ゴダールも良
いがこちらのほうが稀少性はあるかと思う。
が、知名度で言えば間違いなくゴダール、果
たして「tac」に飾ってあって気付く人はい
るかという興味もあり、入手はしたのである。
そしていざ現物を目の前にすると、何だか惜
しくなって私用にしてしまったのだ。そんなこ
ともありの「勝手にしやがれ」、「クリヨー
ド ヴァン」にあったのとは違うタイプの横
長で、ジーン・セバーグの白黒写真に黄色の
文字が印刷してあるものだが、早速注文して
欲しいと言う。Yには孤独に耐えている田舎司
祭のイラストの「田舎司祭の日記」のポスター
の方が、まるでYの自画像のようで似合ってる
と言ったのだが、流石にそれは勘弁して欲し
いということであった。
コメント