ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

オリンピックを見て

2010年02月14日 | Weblog


オリンピックが始まると、興味がなくても
否応なしにという感じで目に触れる機会が
多くなる。そのパターンで、スピードスケ
ートの男子5000をちょっと見たのだが、こ
の日本ではほとんど注目されない競技が、
ヨーロッパでは人気だと言っていた。額面
通りに受け取って良いのか、はたまた、オ
ランダ中心に言ってるだけのことなのか、
今ひとつ判然としないが、まあ地味である
ことは確かである。しかし、きつそうな競
技であることは、ゴールの時のヘトヘト振
りで想像がつく。そんな5000で、韓国選手
が銀を取った。最後までスピードが落ちず
結構すごいなと思って見ていたが、これは
かなりの快挙なのではないだろうか。韓国
では大騒ぎだろう。これをきっかけに韓国
の快進撃が始まるか。多分始まるのではな
いか。

かたや日本。ジャンプが失速して暗雲立ち
込める、などとスポーツ新聞が書きたてそ
うな出だしだが、これは順当とも言えるわ
けだから特別騒ぎ立てることではない。韓
国と比べると情けないという感情は、一般
的日本人は持ちがちで(当然日本が上であ
るべき、という意識がある故)、何とかしな
くてはということになるのだが、何も社会
主義国でメダルの数を競うという嘗てのよ
うな世界にいるわけではないのだから、こ
れを機会にメダル獲得プロジェクトなどを
する必要もない。出場するなら、上位を目
指すのは当たり前だが、それだったら可能
性の低い選手を派遣することはないし、そ
もそも出場しなければ言い訳だ。要するに
同じ土俵に上がる必要はない。出なければ
がっかりすることもないし、出るのは自由
だが、出るからにはそれなりのレベルと、
何が何でもオリンピックという意識を変え
てもらいたいと、大して興味がない人間か
らすると思う。
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