ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

cafe Tac

2010年02月16日 | Weblog


それにしてもなかなか暖かくならない。い
ろんなところに不調をきたすのは、単に年
のせいなのだろうか。

T君の「cafe Tac」は、下諏訪町の御田町商
店街というところにあるが、ご多分に漏れ
ず、地方の嘗ては賑やかだった寂れた商店
街の典型みたいなところで、人通りは少な
く静かなところである。しかし、地元の人
の中にはまだやる気がある人もいて、他と
比べると大分ましである。諏訪大社も近い
し、観光客が決してこないというロケーショ
ンでもない。それに、車があまり通らない
というのも良い点である。地方の最悪な商
店街は、変に国道に面した通りで、車ばっ
かりが通り、人が通らない所だ。よく道を
広くして車の通りを多くさえすれば賑わい
を取り戻せるかのような考え方をして、実
際そんな再開発をするが、これは大体裏目
にでる。再開発した時点で街の雰囲気風情
はなくなり、どこにでもあるような街がで
きあがる。日本全国高速インター周辺で見
受けられるあの風景だ。要するに個性がな
く、歩くための街ではない死んだ街の誕生
だ。似たような店ばかりで、駄目になると
さっさと引き上げ、結果廃墟が残るだけの。

で、「cafe Tac」だが、プレオープンの期
間の今と公式オープン後の違いは結局何も
ないようで、ボチボチやるしかないという
のが現状のようだ。派手にオープン記念を
して、開店直後一週間ほど賑わっても、そ
の後プッツリというのが多くの店のパター
ンなので、徐々に浸透させるのが、結局、
一番現実的で有効なやり方なのである。
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