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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

B級映画

2008年08月30日 | 映画


ネパールカレー屋で、バドワイザーの小瓶も飲み、昼間
からいいご機嫌で自転車を漕ぎ家に帰るのだが、その
途中、T君のとこでビデオなど見たせいか(しかもしょ
ぼい)、久しぶりにレンタルビデオが見たくなった。
実に、四ヶ月ぶりのレンタルビデオ屋だ。
これだけ間が空けば、見たいものもあるだろうという
読みもあってのことだ。

娯楽作品しか見る気がないので(他の興味のあるもの
は大方観てしまっている)、準新作コーナーを探す。
ところが、今ひとつ最近の映画情報に詳しくないので、
知らないタイトルのものばかりでどれを借りようかと
いう手がかりもない。
唯一あったら借りようと思っていた、タランティーノの
「デスプルーフ」も見当たらない。
まだビデオ化されてないのか。
こういうところでも、最新事情に疎いことが判る。
しかも正式には「デス.プルーフ in グラインドハウス」
であった。

結局借りたのは「ファンタスティックフォー銀河の危機」
(ジェシカ.アルバが好きなので)「プラネットテラー」
(監督がロバート.ロドリゲスだったので)、そして「バ
ンズラビリンス」の計三本。
最初の二本は、B級色の濃い作品だ。
マンガみたいな内容であることは、想像がついた。
三本目はファンタジーなのか。

で現在、そのB級的二本を見たのだが、「ファンタスティ
ックフォー...」は、第一作の方がテンポがよく面
白かった(めちゃくちゃ評判は悪いらしいが)。
せめてジェシカ.アルバのお色気シーンがもう少しあ
れば、などと思うのは、この手の映画(B級娯楽作品
の)を見たときの正しい反応であろう。
問題は「プラネットテラー」である。
B級ホラー映画、所謂ゾンビ系になるのだと思うが、
どうもこの映画と先に触れた「デス.プルーフ」が何
らかの関連があるらしいのだ。
確かに、ロドリゲスとタランティーノは仲がよく、ロ
ドリゲスの「フロムダスクティルドーン」(これもホ
ラーだった)などにタランティーノ本人も出演してい
るし(今回のにも出てた)、B級テイストを好むとい
う嗜好も共通している。
で、結局「デス.プルーフ」との関連は?

映画は、グロ描写に容赦がない。
内臓がえぐられ、脳みそも飛び散る。
昔に比べると、突き抜けたえげつない表現が普通に出
てくるのだが、こういうところがロドリゲスやタラン
ティーノに共通するところでもある。
嫌いな人にとっては耐えられない表現スタイルである。
しかし、飽くまでも映画の世界だ。
グロ、エロ、アクションそして恋愛は、娯楽映画では
欠かせない要素である(不思議なことに恋愛だけはB
級とは言わない)。
ただ、グロに関しては、他の三つに比べるとぐっと少
数派になる。
しかも、変態的要素も強くなる。
しかし、連綿と続くのもまた事実である。
結局、この「プラネットテラー」という映画は、あえ
てB級色を前面に出したものであるが、残念ながら面
白さから言うと「フロムダスク...」の方である。
同じようなテイストで「シンシティー」というのがあっ
たが、これも「シンシティー」の方が個人的には好み
であった。
理由としては、ちょっとグロ表現が多すぎて、かえっ
て単調になったということ、かな?
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